1400GMT 29日
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
1日終値 前営業日終値
株 FT100 5247.41(+58.89) 5188.52
クセトラDAX 5654.48(+45.69) 5608.79
金 現物午後値決め 1086.50 1078.50
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(3月限) 99.300 (‐0.015) 0.294(0.290)
独連邦債2年物 1.138(1.121)
独連邦債10年物(3月限) 123.46 (+0.08) 3.186(3.180)
独連邦債30年物 3.919(3.903)
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<為替> ユーロ/ドルが5日ぶりに反発。1月のユーロ圏の製造業購買担当者景気指
数(PMI、季節調整済み改定値)が前月から上昇し2年ぶりの高水準となったことなど
に支援された。ただ、一部ユーロ圏諸国の債務問題への懸念から依然7カ月ぶり安値に近
い水準にとどまっている。
ドルは対主要通貨バスケットで6カ月ぶり高値圏内で安定して推移。1月29日に発表
された第4・四半期米国内総生産(GDP)速報値が予想を上回り、米経済の回復が日本
やユーロ圏の回復ペースを上回るとの見方が裏付けられた。
<株式> ロンドン株式市場は続伸。この日発表された1月の米ISM製造業景気指数
が前向きな内容となるなか、銀行株や商品(コモディティ)株に買いが入った。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は一時5163.57の安値をつけた。
専門家からはテクニカル要因が上昇に寄与したとの声も聞かれた。キャピタル・スプレ
ッズのセールス部門を統括するアンガス・キャンベル氏は1月の相場上昇を受けた修正が
一服したとし、「堅調な地合いが引き続き損なわれておらず、強気筋が市場に戻るのに悪
い時期ではないようだ」と述べた。
銀行株が上昇。HSBC
ズ
ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)
GCパートナーズのパートナー、デビッド・ビュイック氏は「RBSは一部資産の売却に
非常に熱心に取り組んでいる。(RBSが出資する商品取引合弁会社)RBSセンプラ・
コモディティーズなどの売却が上手くいけば、バランスシート強化に向けた同行の強いイ
ニシアチブが示されるだろう」と述べた。
当初軟調だった商品株は金属・原油価格の上昇を背景に上げに転じた。ベダンタ・リソ
ーシズ
5.2%上昇。ロイヤル・ダッチ・シェル
0.2―1.3%値を上げた。
公共株も堅調。ノーザンブリアン・ウォーター
ンデータイムズ紙によると、ノーザンブリアンは同社株を27%保有するカナダのオンタ
リオ教員年
金基金から17億ポンドの買収案を提示される可能性がある。
水処理サービスのセバーン・トレント
ーズ
欧州株式市場は続伸して終了した。米供給管理協会(ISM)が発表した1月の製造業
景気指数が堅調だったことで景気が回復しているとの見方が強まるなか、銀行株に買いが
入った。金属価格の上昇を背景に鉱山関連株も買われた。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は6.11ポイント(0.60%)高
の1018.00。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は16.46ポイント(0.59%)高
の2793.29。
銀行株の上げが目立った。ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)
バークレイズ
ツ銀行
エクサーヌBNPパリバの株式ストラテジスト、ラルス・クレッケル氏は「この日の統
計に市場が好意的に反応したのは、株価水準が高かった数週間前と比べて今は期待の水準
が違ってきているためだ」と指摘。「期待が低く市場心理がより弱気であるため、市場は
ポジティブなニュースに若干大きく反応した。こうした状況は今後も続くと思われる」と
述べた。
鉱山関連株も買われた。アングロ・アメリカン
ラシアン・ナチュラル・リソーシズ
アイルランドの格安航空会社のライアンエア
損失が予想より少なく、通年の業績見通しを引き上げたことが材料視された。
一方、ビベンディ
たとして米国で有罪判決が下されたことが嫌気された。ビベンディは判決を不服として控
訴する方針。
<ユーロ圏債券> ギリシャ国債が上昇し、独連邦債を除く一部国債の上げを主導した。
アルムニア欧州委員(経済・通貨問題担当)が、ギリシャの財政赤字削減計画は野心的な
内容だが達成可能との見方を示した。
アルムニア委員はロイターに対し「ギリシャの安定化プログラムは野心的な目標を打ち
出しているが、われわれはそうした野心的目標を完全に支持するということをギリシャ当
局に伝えている」と語った。 さらに「われわれは同目標が2012年末までに達成され
ることが絶対必要と考える。同目標は達成可能ではあるが、リスクを伴っている」とした。
ギリシャの10年債利回り
7.255%をつけていた。ユーロ圏内では依然、最も高利回りの国債となっている。
ICAPのエコノミスト、ドン・スミス氏は「このような水準では長期的な価値がある
が、状況は上向く前に悪化する公算が大きい」と指摘。「市場は状況好転の具体的な裏づ
けを求めている。(ギリシャの)財政見通しは成長回復に大きく依存しており、回復の持
続可能性をめぐる懸念は払しょくされていない」と述べた。
独連邦債利回りは小幅上昇した。独連邦債2年物
ポイント(bp)上昇の1.126%。同10年物
し3.187%。
独連邦債先物3月限
なったが、終値からは下落した。
今週は利払いや償還が460億ユーロ相当あり、260億ユーロ近い発行を大幅に上回
る。
ギリシャ国債と独連邦債の利回り格差は18bp縮小し342bp。
ギリシャ国債スプレッドとユーロ/ドル
http://graphics.thomsonreuters.com/0210/EZ_EURGR0210.gif をご覧ください。
[東京 2日 ロイター]