1308GMT 6日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
7日終値 前営業日終値
株 FT100 5864.65(+1.49) 5863.16
クセトラDAX 7103.25(+18.68) 7084.57
金 現物午後値決め 1545.00 1549.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限) 98.520 (‐0.010) 0.960(0.922)
独連邦債2年物 1.708(1.662)
独連邦債10年物(6月限) 124.95 (‐0.49) 3.083(3.023)
独連邦債30年物 3.634(3.568)
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<為替> ドルが対スイスフランで最安値を更新、他の主要通貨に対しても下落した。
中国国家外為管理局(SAFE)国際収支司の管濤・司長が、中国のシンクタンク「中
国金融四十人論壇」のウェブサイトに掲載されたコメントで、米政府はドル安政策を進め
る可能性があるため、中国は米ドル建て資産の「過剰」保有のリスクに対して警戒する必
要があるとの認識を示したことが背景。同サイトによると、掲載されたコメントは本人の
要請を受けて削除された。
電子取引システムEBSで、ドル/スイスフラン
最安値を更新。年初からの下落率は約11%に達した。
ユーロ/ドル
ことを受け、ドルはユーロに対し1カ月ぶりの安値に下落した。
ドル/円
<株式> ロンドン株式市場は小幅続伸して終了した。保険のレゾリューション
レゾリューションは2.8%上昇。同業のリーガル・アンド・ゼネラル
1.8%、自動車保険のアドミラル・グループ
た。
あるトレーダーは「FT100種総合株価指数が心理的節目の5800ポイントの水準
を保てば、ここ数週間で値を下げた株式に対し、投資家の買いが呼び込めるかもしれない」
と話した。
鉱山株<.FTNMX1770>も堅調で、リオ・ティント
た。
欧州株式市場は続落。景気回復鈍化やユーロ圏周辺国の債務危機をめぐる懸念に圧迫さ
れた。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は0.92ポイント(0.08%)安
の1104.05。5営業日続落し、3月半ば以来の安値で引けた。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は9.17ポイント(0.33%)高の
2774.50。
アテネ株式市場の主要株価指数<.ATG>は2%下落。ギリシャ銀行株指数<.FTATBNK>は
3.7%安となった。
国際通貨基金(IMF)のギリシャ担当シニア代表はこの日、IMFが次回融資を実施
する前に、欧州連合(EU)は今月のサミットで対ギリシャ追加支援をめぐり断固とした
決定をすべきとの見解を表明。独ハンデルスブラット紙は、ギリシャ国債を保有する民間
債権者が、自発的債権ロールオーバーの一環として償還を迎えた国債を再投資することを
拒否していると報じた。また、ムーディーズ幹部は、ギリシャ国債のロールオーバーにつ
いて、信用事由になる可能性が高いとの見方を示した。
鉱山株が下値を支えた。最近の弱い指標で米連邦準備理事会(FRB)が当面、政策金
利を低水準に据え置くとの観測からドルが1カ月ぶり安値に下落し、金属相場が上昇した
ことが追い風となった。
STOXX欧州600資源株指数<.SXPP>は0.7%上昇。リオ・ティント
ダンタ・リソーシズ
公益事業株も堅調。独エーオン
「キーコール」リストに加えた。
一部投資家の間では、最近の相場調整でとりわけ欧州株式は割安感があるとの見方が出
ている。
クレディ・スイスのストラテジストはノートで、最近の景気足踏みは景気循環サイクル
半ばでの一時的な鈍化にすぎず、景気回復の勢いが増すにつれて国債利回りは上昇すると
の見方を示し、生保株を選好するとした。
<ユーロ圏債券> 独連邦債先物が下落。節目となる水準を割り込み、売りが加速した。
欧州中央銀行(ECB)が今週の理事会で利上げを示唆すると予想される中、値を戻す見
込みは小さいとみられている。
9日のECB理事会を控えて独連邦債の利回りは軒並み上昇し、10年物
8日が最終売買日となる独連邦債先物6月限
124.77まで売られた。9月限は66ティック安の124.48で清算。
UBSのテクニカルアナリスト、リチャード・アドック氏は、9月限が前週の安値であ
る124.63を下回って引けたことについて、一段と深刻な売りの始まりを意味してい
るとの見方を示した。
ギリシャの債務危機への対処をめぐる不透明感から、一部の投資家は歴史的な高値水準
でも独連邦債を積極的に保有し、価格を下支えしてきた。
ただ、ECBが9日の理事会で7月の追加利上げを示唆すると予想される中、独連邦債
がこの日の安値から戻す可能性は限定的とみられている。
クレディ・アグリコルの金利ストラテジスト、ピーター・チャットウェル氏は「ECB
(理事会)を2日後に控え、流れに逆らって独連邦債のロングポジションを抱えたい投資
家はいない」と語った。
金融市場は7月の利上げを織り込み済みだが、それでもギリシャをめぐる懸念拡大を背
景とした最近の安全資産の価格上昇を受け、短期の独連邦債利回りには上昇余地が残され
ている。
独連邦債2年物の利回りは4ベーシスポイント(bp)上昇の1.70%。5月下旬の
低水準からは13bp上昇している。
ギリシャ国債
格差は9bpタイトな1300bpとなった。
[東京 8日 ロイター]