1333GMT 22日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
25日終値 前営業日終値
株 FT100 5925.26(‐ 9.76) 5935.02
クセトラDAX 7344.54(+18.15) 7326.39
金 現物午後値決め 1613.50 1602.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 98.335 (+0.015) 1.092(0.925)
独連邦債2年物 1.339(1.392)
独連邦債10年物(9月限) 128.16 (+0.47) 2.770(2.824)
独連邦債30年物 3.517(3.554)
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<為替> ドルが対スイスフランで過去最安値を更新。対円でも4カ月ぶりの安値をつ
けた。米国で債務に関する協議が続く中、8月2日の政府の法定債務上限引き上げ期限を
前に、投資家の間で安全資産への逃避買いが進んでいる。
ドル/スイスフラン
0.80210スイスフランをつけた。
ユーロも対スイスフラン
ドル/円
は0.4%安の78.202円で推移している。
<株式> ロンドン株式市場は反落して終了した。米国がデフォルト(債務不履行)に
陥る可能性をめぐる懸念から、投資家の間で貴金属関連株やディフェンシブ銘柄などへの
シフトが広がっている。
先週、値上がりしていた銀行株<.FTNMX8350>は反落。バークレイズ
、ロイズ
保険株<.SXIP>も下落。保険大手のアヴィヴァ
一方で好調だったのは石油株と貴金属関連株。BP
に第2・四半期の決算発表を控え、共に1.1%値上がりした。
安全資産への逃避買いで貴金属に資産がシフトしていることから、メキシコのフレスニ
ロ
金価格
0.5%上昇した。
欧州株式市場は反落して終了した。先週末まで4営業日続伸していたものの、ユーロ圏
周辺国の債務問題をめぐる懸念が再燃したことに加え、難航している米連邦債務上限引き
上げ協議が重しとなった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は4.16ポイント(0.38%)安
の1104.74。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は29.90ポイント(1.08%)安
の2742.70。
過去4営業日に9.2%上昇していたSTOXX欧州600銀行株指数<.SX7P>は、ユ
ーロ圏周辺国へのエクスポージャーが嫌気され2.8%低下。
イタリアの銀行、インテサ・サンパオロ >は7.1%と、ぞれぞれ大きく値下がりした。デクシア エテ・ジェネラル トムソンロイターユーロ圏周辺国銀行株指数<.TRXFLDPIPUBANK>は4.7%安となった。 格付け機関のムーディーズはこの日、ギリシャのソブリン格付けを「Caa1」から3 ノッチ引き下げ、ギリシャ債は「事実上100%」の確率でデフォルトになるとの見通し を示した。 投資家のリスク警戒感を示すユーロSTOXX50ボラティリティ指数<.V2TX>は9. 4%上昇し、投資家のリスク選好後退を示した。 リーガル・アンド・ゼネラルのファンドマネジャー、ギャビン・ラウンダー氏は、「米 議会は期限前に法廷債務の上限を引き上げるとみられている。欧州株式市場にとっては、 ユーロ圏の債務問題の方がより重要だ。先週は楽観的な見通しが追い風となり、銀行株の 値上がりが目立ったが、その傾向は長続きしなかった」としたうえで、「ギリシャの切迫 した問題は切り抜けたものの、成長支援にはつながっておらず、経済は依然として停滞し たままだ」と述べた。 一方で値上がりしたのはイタリアのトラックメーカー、フィアット・インダストリアル ズ 好感され5.4%高となった。 ドイツの高級車大手BMW 同社の目標株価を引き上げたことが好感された。 <ユーロ圏債券> 独連邦債価格が上昇した。対ギリシャ第2次支援の危機波及阻止効 果に対して懐疑的な見方が出たことが追い風となった。 また米国のデフォルト(債務不履行)懸念を背景に、独連邦債が米国債をアウトパフォ ームした。米10年債の対独連邦債利回り格差US10YT=RR> ら7ベーシスポイント(bp)拡大し22bpとなった。 独連邦債先物9月限 ブロクサム・ストックブローカーズのチーフエコノミスト、アラン・マクエイド氏は 「米債務問題は土壇場で解決されるとみているが、この(米国債に対する独連邦債の)ア ウトパフォームは、それが明確になるまで続く可能性がある」と述べた。 一方で「デフォルト回避後に米国債が上昇するとの見方を引き続き変えていない。投資 家は(合意に達するのは)時間の問題で、いずれ合意するとみている。(米国債の対独連 邦債利回り格差が)30(bp)に達したら、投資家はまた戻ってくるだろう」と指摘し た。 周辺国国債の対独連邦債利回り格差は、前週合意したギリシャ追加支援の実施リスクか ら引き続き拡大した。 スロバキア連立与党の1つである自由と連帯党は同日、2013年以降に常設する欧州 の金融安全網「欧州安定メカニズム(ESM)」への参加、および欧州金融安定化ファシ リティー(EFSF)の能力強化に反対する意向を表明した。 イタリア10年債 回り格差は20bp拡大の280bpとなった。 スペイン10年債利回り 利回り格差は18bp拡大の314bpとなった。 [東京 26日 ロイター]