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欧州市場サマリー(15日)

発行済 2011-08-16 04:08

             1328GMT     12日終盤

ユーロ/ドル    1.4404 1.4248

ドル/円    76.610 76.670

ユーロ/円 110.37 109.25

            15日終値    前営業日終値

株 FT100 5350.58(+30.55) 5320.03

  クセトラDAX    6022.24(+24.50) 5997.74

金 現物午後値決め 1739.00 1736.00

              先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(9月限)  98.515 (‐0.060)  0.431(0.613)

独連邦債2年物 0.729(0.685)

独連邦債10年物(9月限) 132.83 (‐0.13) 2.340(2.321)

独連邦債30年物   3.206(3.156)

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 <為替> スイスフランがユーロとドルに対して2週間ぶり安値に下落。

 スイス国立銀行(中央銀行、SNB)が、ユーロ/スイスフラン相場について下限の設

定を検討しており、あらゆる手段を通じてその水準を守る方針だと伝えられたことが背景。

 電子取引EBSによると、ユーロ/スイスフランは1.6%高の1.12

732スイスフラン。一時1.14584スイスフランに上昇し、7月末以来の高値をつ

けた。ドル/スイスフランは0.9%高の0.78461スイスフランで推移

している。ドル/円は、ほぼ横ばいの76.630円。

 <株式> ロンドン株式市場は続伸して引けた。需要をめぐる明るい見通しから商品株

が株高をけん引する一方、銀行株の値下がりが上値を抑えた。

 FT100種総合株価指数<.FTSE>は3営業日続伸となった。

 値上がりが目立ったのはエネルギー株と鉱山株。日本の第2・四半期の国内総生産(G

DP)が予想より小幅な落ち込みにとどまったことが好感された。

 石油株はBPが2.9%高。

 鉱山株<.FTNMX1770>ではカザキミスが3.5%、ロンミンが2.9%そ

れぞれ上昇し、フレスニロは4.1%高となった。

 スタンダード・ライフは、JPモルガン・カザノブが投資判断を「オーバーウエ

ート」に引き上げたことが好感され2.1%高。上半期の業績発表を翌日に控え、保険の

レゾリューションは3.1%値上がりした。

 一方で、銀行株<.FTNMX8350>は値下がりし、バークレイズは2.1%安となっ

た。

 欧州株式市場は続伸して取引を終えた。米グーグルが通信機器大手モトローラ・

モビリティ・ホールディングスを買収すると発表したことを受け、フィンラン

ドの携帯電話大手メーカー、ノキアが大きく値上がりした。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は1.04ポイント(0.11%)高

の969.25。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は17.15ポイント(0.74%)高

の2324.48。

 ノキアの株価は9.1%値上がりした。

 アシュバートンのファンドマネジャー、Veronika Pechlaner氏は「M&A(企業の合併・

買収)のニュースは市場にとっても信頼感にとってもポジティブだ」としながらも、「

ノキアには依然として構造圧力があるため好ましい銘柄ではない。M&Aの憶測だけで買

うことはない」と話す。

 投資家の間では、長引くユーロ圏の債務危機への警戒感がいまだに根強い。

 Pechlaner氏は「欧州市場は根本的には何も変わっていない。前週の大変不安定な値動

きが安定したことから株価が値上がりしただけだ。ユーロ圏の債務危機への当局の対応と

米国の経済に対する懸念はいまだに払拭されていない」との見解を示した。

 フランスのサルコジ大統領とドイツのメルケル首相による首脳会談が16日に開催され

るのものの、市場関係者からは大きな成果は得られないのではないかとの声が聞かれた。

 前週末に大幅に上昇した銀行株は反落し、STOXX欧州600銀行株指数<.SX7P>は

0.1%安で取引を終えた。

 バークレイズは2.1%、ロイズは1.7%それぞれ値下がりした。

 

 <ユーロ圏債券> 期間が短めのイタリア・スペイン国債利回りが引き続き低下した。

 欧州中央銀行(ECB)がこの日発表した証券市場プログラム(SMP)に関するデー

タによると、ECBは8月12日までの週に220億ユーロの債券を買い入れた。これは

昨年5月のSMP開始以来、最大規模となる。

 市場では、今後数週間ECBが買い入れを継続するかがカギになるとみられている。

 ロイズの金利ストラテジスト、チャールズ・ディーベル氏は「ECBの行動が成功する

かどうかは、前週の買い入れではなく、相場の維持に向け今後数週間、買い入れを続ける

かにかかっている」と述べた。

 スペインの2年国債利回りは9ベーシスポイント(bp)低下の3.21

%。イタリアの2年国債利回りは約4bp低下の3.40%。

 10年物のイタリア・スペイン国債利回りは約5%の水準で安定的に推移。前週は、E

CBが国債買い入れを行うなか、6.5%近辺から低下していた。

 ウニクレディトのストラテジスト、キアラ・クレモネーシ氏は「ECBによる前週の国

債買い入れ額は220億ユーロと(昨年5月のSMP開始以来で)最大規模になったもの

の、イタリア・スペイン国債双方の発行総額と比較すると、1.2%と非常に限られてい

る」と指摘。「8月の低い流動性に加え、ECBがスペイン・イタリア国債市場を下支え

る用意があるとの重要なメッセージが送られたという意味で、買い入れの効果は大きかっ

たと考える」と述べた。

 独連邦債先物の清算値は132.93で前週末からほぼ変わらず。

 10年物の独連邦債利回りは2.33%と横ばい。2年物の独連邦債利

回りは2bp上昇の0.72%。2・10年物の独連邦債利回り格差は

161bpに小幅縮小した。

 

 

                           [東京 16日 ロイター]

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