1345GMT 18日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
19日終値 前営業日終値
株 FT100 5040.76(‐51.47) 5092.23
クセトラDAX 5480.00(‐122.80) 5602.80
金 現物午後値決め 1848.00 1824.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 98.565 (‐0.020) 0.674(0.397)
独連邦債2年物 0.642(0.608)
独連邦債10年物(9月限) 135.34 (‐0.41) 2.107(2.085)
独連邦債30年物 2.953(2.983)
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<為替> ユーロが対ドルで値上がりした。欧州中央銀行(ECB)がイタリア国債を
買い入れているとの観測などが背景。しかしユーロ圏の銀行に対する懸念に加え、世界経
済の先行き不透明感から不安定な値動きとなった。
電子取引EBSによると、ユーロ/ドル
で値下がりした後、1.44250ドルに上昇した。
ドル/円
76.370円で推移した。
<株式> ロンドン株式市場は続落して引けた。世界経済の先行き不透明感に加え、ユ
ーロ圏の債務危機に対する不安感から株が売られた。
銀行株<.FTNMX8350>は幅広い銘柄が値下がり。
ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)
一方でハイテク企業のM&Aがかろうじて明るい話題を提供し、ソフトウエアのオート
ノミー
収に向け協議に入ったことを受け、一部アナリストの間で買収合戦が展開されるとの観測
が浮上している。
逃避買いによる金相場の上昇を材料にフレスニロ
・リソーシズ
取引を終了した。
欧州株式市場は続落して取引を終えた。世界経済の成長およびソブリン債務問題、銀行
の資金調達に対する懸念が売りを誘った。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は15.40ポイント(1.66%)
安の909.79で引けた。週間では4週連続の値下がり。週間の下落率は6%で、今月
以降では16%下落している。月間の下落率としては1999年以来最大となる勢い。年
初来では19%安となっている。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は47.54ポイント(2.15%)安
の2159.07。
銀行株<.SX7P>は資金調達コストの上昇が嫌気され、取引開始直後から値下がりし、最
安値を更新した。
市場関係者からは、ユーロ圏の債務危機解決に向けた政治的結束が図られない事態に加
え、空売り禁止措置が銀行セクターの株安要因だとの声が聞かれた。
空売り禁止対象に含まれない英国やドイツの銀行株の下げがきつく、英銀大手のロイズ
・バンキング・グループ
スペインのサンタンデール
この日の株安について、シュローダーの最高投資責任者(CIO)、アラン・ブラウン
氏は「世界経済の先行きに対する懸念とユーロ圏の安定性への不安という2つの要因が引
き続き影響している」との見方を示した。
投資家のリスク警戒感を示すユーロSTOXX50ボラティリティ指数<.V2TX>は0.
3%上昇し、約2年半ぶりの高水準となった。
その他の個別銘柄では、ゴールドマン・サックスの投資判断引き下げでフィアット・イ
ンダストリアル
一方、値上がりしたのはSTOXX欧州600ハイテク株指数<.SX8P>で3%高。ソフ
トウエアのオートノミー
に向け協議を行っていると発表したことが好感され、72%急騰した。
<ユーロ圏債券> 独連邦債先物価格が反落。前日に過去最高値を更新しており、この
日は利食い売りが出た。
一方、市場では、今後さらに弱い経済状況を示す兆候が見られれば、独連邦債相場は上
値を追う展開になると予想されている。
あるトレーダーは「ロングポジション絡みで利益確定の動きが見られ、相場は多少後退
したものの、来週にはまた強気基調が復活する可能性がある」と述べた。
前日は米指標が予想を大幅に下回るなか、世界経済が再度リセッション(景気後退)に
陥るとの不安が強まり、株価は大幅安となり、安全資産に資金が流れる格好となった。
独連邦債先物
欧州の債務問題に関しては、フィンランドとギリシャが融資担保差し入れで合意したこ
とを受け、オーストリア、オランダ、スロバキアの3カ国もギリシャに担保の差し入れを
求める意向を明らかにしており、前月合意したギリシャ追加金融支援をめぐり不透明感が
高まっている。
イタリア
5%をやや下回る水準で推移した。市場では欧州中央銀行(ECB)がイタリアの短期国
債を小規模買い入れたとの観測が流れた。
[東京 20日 ロイター]