1338GMT 29日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
30日終値 前営業日終値
株 FT100 5268.66(+138.74) 5129.92
クセトラDAX 5643.92( ‐26.15) 5670.07
金 現物午後値決め 1825.00 1788.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 98.470 (+0.005) 0.433(0.422)
独連邦債2年物 0.665(0.745)
独連邦債10年物(9月限) 135.31 (+0.92) 2.152(2.217)
独連邦債30年物 3.010(3.063)
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<為替> ユーロが幅広い通貨に対し値下がりしている。イタリア国債の入札が軟調だ
ったことに加え、ギリシャに対する追加支援に関し各国の足並みが乱れていることを受け、
弱気な相場展開となっている。
ユーロ/ドル
8%安の110.62円で推移している。
一方、ドル/円
<株式> 連休明け30日のロンドン株式市場は急反発して引けた。このところの株安
を背景に値ごろ感から投資家の買いが入り、鉱山株と銀行株が株高をけん引した。
前日はバンクホリデーのため休場だった。
鉱山セクターの値上がりが目立った。JPモルガンは、同セクターの8月以降の株安を
受け、新興国にエクスポージャーを多く持つ銘柄への買いが好機だと述べた。
同社が投資判断を「オーバーウエート」とするベダンタ・リソーシズ
アングロ・アメリカン
大幅上伸した。
鉱山株<.FTNMX1770>は8月に入り約13%下落している。
こうしたなか、銀行セクターも好調。ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)
値上がりした。
ノムラが投資判断を引き上げた自動車部品メーカーのGKN
欧州株式市場は反発して取引を終えた。薄商いだったものの英国株の上昇がけん引。一
方で他のユーロ圏株式市場は、イタリアの国債入札が軟調だったことに加え、米国の消費
者信頼感指数が2年超ぶりの低水準となったことから圧迫された。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は9.28ポイント(1.00%)高
の940.02。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は0.16ポイント(0.01%)安の
2239.14。
株高をけん引したのは英国の銀行株。ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)
感され8%高。バークレイズ
欧州銀行監督機構(EBA)が欧州連合(EU)域内の銀行は、ソブリン債危機で困難
に直面してはいるものの、大規模な資本増強の必要はないとの見解を示したことも追い風
となった。
一方、ユーロ圏周辺国の銀行は大きく値下がりした。イタリアの国債入札が軟調だった
ことを受け、インテサ・サンパオロ
れぞれ下落した。
ロイヤル・ロンドン・アセットマネジメントのアンドレア・ウィリアムス氏は「問題は
イタリアの国債入札で、その動向が懸念される」としたうえで、「欧州政治家による問題
解決に向けた対応が十分にとられていない現れだ」と述べた。
前日、EFGユーロバンクとアルファバンク合併のニュースで29%と大きく値上がり
したギリシャの銀行株指数<.FTATBNK>は、投資家の利食い売りから6.7%下落した。
<ユーロ圏債券> 軟調なイタリア国債入札を受け、独連邦債先物が上昇した。市場で
は欧州中央銀行(ECB)がイタリア国債買い入れに動いたとの見方が出ている。
この日にイタリア政府が実施した新発10年債入札では、利率が現行の指標10年債よ
りも高く設定されていたにもかかわらず旺盛な需要がみられず、応札倍率は今年に入って
から実施された入札の平均を下回った。
こうしたなか、10年物のイタリア国債と独連邦債との利回り格差は、
ECBが8日にイタリアなどの国債の買い入れに踏み切ってから最大の水準に拡大。市場
関係者は、入札結果の公表後ECBが即座にイタリア国債の買い入れたもようだとしてい
る。
イタリア国債10年物
は前日比3.5ベーシスポイント(bp)上昇の5.13%で推移した。
独連邦債先物9月限
を受け上昇。米コンファレンス・ボード(CB)が発表した8月の消費者信頼感指数が約
2年ぶりの低水準に落ち込んだことも影響し、前日比1ポイント高の135.61まで上
昇した。
市場の注目は、9月1日の総額40億ユーロのスペインの5年債入札、および2日の
8月米雇用統計に集まっている。
[東京 31日 ロイター]