*この記事は10日に配信しました。
(カッコ内は前営業日比、%は利回り)
ドル/円 終値 77.55/61
始値 77.71/72
前営業日終値 77.51/55
ユーロ/ドル 終値 1.3651/55
始値 1.3838/39
前営業日終値 1.3881/86
30年債
(2105GMT) 109*20.00(+1*07.00) =3.2448%
前営業日終盤 108*13.00(+1*02.00) =3.3054%
10年債
(2105GMT) 101*28.50(+0*18.00) =1.9148%
前営業日終盤 101*10.50(+0*18.50) =1.9770%
2年債
(2105GMT) 99*29.00(+0*01.25) =0.1728%
前営業日終盤 99*27.75(+0*00.75) =0.1924%
ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>
終値 10992.13(‐303.68)
前営業日終値 11295.81(‐119.05)
ナスダック総合<.IXIC>
終値 2467.99(‐61.15)
前営業日終値 2529.14(‐19.80)
S&P総合500種<.SPX>
終値 1154.23(‐31.67)
前営業日終値 1185.90(‐12.72)
COMEX金(12月限)(ドル/オンス)<2GCZ1>
終値 1859.50(+ 2.00)
前営業日終値 1857.50(+39.90)
原油先物(10月限)(ドル/バレル)<2CLV1>
終値 87.24(‐1.81)
前営業日終値 89.05(‐0.29)
CRB商品指数(ポイント)<.CRB>
終値 334.24(‐5.66)
前営業日終値 339.90(+0.09)
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<為替> ユーロが下落し、対ドルで約6カ月ぶりの安値をつけた。シュタルク欧州中
央銀行(ECB)専務理事の辞任発表などに反応した。来週もユーロが売られやすい地合
いが続くとみられる。
ECBは前日の理事会で政策バイアスを中立へ修正した。これを受けて市場では、
ECBが年末までに利下げに踏み切ると予想している。
ギリシャが週末にデフォルト(債務不履行)に陥る可能性があるとのうわさもユーロを
圧迫した。ギリシャのベニゼロス財務相はこのうわさを否定した。
オバマ米大統領が8日夜に発表した4470億ドルの雇用対策は、演説後こそアジア市
場で一時的に動意が見られたものの、欧州関連のニュースの影に隠れる形となった。雇用
対策が議会を無難に通過できるか懐疑的な見方が一部で出ている。
NY外為市場:[USD/J]
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<債券> 国債価格が続伸。シュタルク欧州中央銀行(ECB)専務理事が退任すると
の発表を受け、欧州債務危機をめぐる懸念が高まった。
またこの日、米株価が急落したことも追い風となった。
指標10年債
大戦以来の最低水準をつけた。
また10年物インフレ指数連動債(TIPS)
マイナス圏で取引を終了した。一部では今後10年間の米実質成長率がほぼゼロと見込ん
でいることを示している。
長期債はこのところ、米連邦準備理事会(FRB)が追加策として短期債を売却し長期
債を買い入れる「ツイストオペ」に踏み切るとの見方に支えられている。
米金融・債券市場:[US/BJ]
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<株式> 大幅続落。主要株価指数は軒並み2%を超える値下がりとなった。欧州中央
銀行(ECB)が進める国債買い入れに抗議する形でシュタルク専務理事は辞任を表明し
たとみられ、欧州債務問題に対する市場の不安が強まった。
株式投資家の不安心理の度合いを示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラテ
ィリティー・インデックス(VIX指数)<.VIX>は急上昇。12.24%高の38.52
となった。一時40ポイント台に乗せる場面もみられた。
オバマ大統領が前日夜に発表した4470億ドルの雇用対策について、市場では、政権
に本当に景気を浮揚させることができるか確信が持てないとの声が聞かれた。
また提案のなかに、本国送金法(HIA)が盛り込まれなかったことから、一部大手企
業株が売られたという。
米国株式市場:[.NJP]
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<金先物> 欧州債務問題に対する不安の高まりを背景にリスク回避の買いが膨らみ、
続伸。中心限月12月物は前日終値比2.00ドル高の1オンス=1859.50ドルで
取引を終了した。立会取引のレンジは1850.00─1867.70ドルだった。
オバマ米大統領は前日夜の議会演説で4470億ドルの景気・雇用対策を示したが、法
案の議会通過への懐疑的な見方が強く、安全資産としての金を買う動きが継続した。
その後、欧州中央銀行(ECB)がシュタルク専任理事の辞任を発表。一部メディアで
はECBのユーロ圏の国債買い取りをめぐる対立が原因と報じられ、欧州のギリシャ支援
をめぐる不透明感が色濃くなった。これを受けて金融市場のリスク回避姿勢が強まり、株
式や原油といったリスク商品の売りが加速する一方、安全資産とされる金塊の買いが膨ら
んだ。
NY貴金属:[GOL/XJ]
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<原油先物> 欧州債務問題に対する懸念や対ユーロでのドル高に伴う割高感を圧迫材
料に売り込まれ、続落。米国産標準油種WTIの中心限月10月物は、前日終値比
1.81ドル(2.03%)安の1バレル=87.24ドルで終了。11月物は1.82
ドル(2.04%)安の87.41ドルで引けた。
この日は、ギリシャが週末にもデフォルト(債務不履行)を宣言するとの観測が浮上す
る中、ユーロ圏諸国の国債買い取りに反対していたシュタルク欧州中央銀行(ECB)専
務理事が辞任。ギリシャ支援をめぐる先行き不透明感が強まったことからドル買いが膨ら
み、対ユーロで急伸した。
加えて、オバマ米大統領が前日発表した景気・雇用対策の実現性をめぐり懐疑的な見方
が台頭したことも相場の重しとなった。
NYMEXエネルギー:[CR/USJ]
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[東京 10日 ロイター]