⏳ 後数時間!最大60%引きでお得 InvestingPro特別セールを請求する

欧州市場サマリー(23日)

発行済 2010-03-24 04:48

              1318GMT        22日

ユーロ/ドル    1.3514      1.3555

ドル/円      90.340      90.090

ユーロ/円 122.09      122.14

 

              23日終値   前営業日終値

株 FT100 5673.63(+29.09) 5644.54

  クセトラDAX     6017.27(+29.77) 5987.50

金 現物午後値決め 1101.50   1097.25

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(6月限)  99.295 (+0.020)  0.294(0.294)

独連邦債2年物 0.866(0.877)

独連邦債10年物(6月限) 123.66 (+0.08) 3.062(3.070)

独連邦債30年物   3.840(3.859)

------------------------------------------------------------------------------

 <為替> ユーロが対ドルで下落。今週開催される欧州連合(EU)首脳会議でギリシ

ャ救済が決定される可能性は低いとの見方が広がっている。

 ギリシャの自律的債務と金融支援を確保する能力に対する懸念から、ユーロが3週間ぶ

り安値付近で推移する一方、ドルは一部逃避買いに支援されている。

 

 <株式> ロンドン株式市場は反発。指数は終値ベースで1年9カ月ぶり高値を更新し

た。資源株や金融株に買いが入った。

 FT100種総合株価指数<.FTSE>は29.09ポイント(0.52%)高の

5673.63。2008年6月19日以来の高値。

 金属価格が反発するなか、鉱山株が上昇し相場全体を押し上げた。

 CMCマーケッツの株式部長、ジミー・イエーツ氏は「金融引き締めに対する懸念がい

ったん和らぎ、前日の下げから戻した。企業関連データが強かったことも好材料になった」

と述べた。

 ユーラシアン・ナチュラル・リソーシズ、ロンミン、リオ・ティント

、ベダンタ・リソーシズが2.4─3.8%高。

 エネルギー株ではケアン・エナジーが8%高。インドおよびグリーンランドで

の事業に関して前向きな見方を示したことや、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチが

同社の純資産価値を引き上げたことが材料視された。

 原油価格 が約82ドルに上昇するなか、他のエネルギー株もしっかり。BP

は0.8%高。ロイヤル・ダッチ・シェルは0.5%高。

 金融株も前日の下げから値を戻した。バークレイズ、スタンダード・チャータ

ード(スタンチャート)、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド

ロイズ・バンキング・グループが0.6─3.1%高。

 関係筋によると、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ首長国の政府系持ち株会社ドバイ・

ワールド[DBWLD.UL]は、260億ドルの債務再編計画を週内に債権者へ提示する。24

日にも詳細が明らかになるもよう。

 また、アナリスト予想を上回る利益を上げた生保のリーガル&ゼネラル

4.7%上昇した。

 欧州株式市場は上昇し、終値がほぼ1年5カ月ぶり高水準となった。ケアン・エナジー

が強気な業績見通しを好感して上昇したほか、予想を上回る決算を手がかりにリ

ーガル・アンド・ゼネラルに買いが入った。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は7.28ポイント(0.68%)高

の1072.44。これは2008年10年初旬以来の高値となる。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は19.77ポイント(0.68%)高

の2910.52。

 石油探査のケアン・エナジーは8%高と急伸。通期決算を発表した際、インドでの操業

について埋蔵量予想を引き上げ、当初の見通しを上回る生産が見込める可能性があるとの

強気な見方を示した。

 金融株が選好され、リーガル・アンド・ゼネラルが4.7%上昇した。09年

通期が予想を上回る増益となり、33%の増配に自信を示した。同社は1年前、50%の

減配を実施した。

 フォルクスワーゲンは6%超下落した。6500万株の新規優先株発行に

より約40億ユーロ(54億ドル)を調達する方針を示したことが嫌気された。

 防衛大手BAEシステムズも2.2%安。バーンスタイン・リサーチの投資判

断引き下げなどが影響した。

 <ユーロ圏債券> ギリシャ国債の利回りが低下し、独連邦債との利回り格差が縮小し

た。25―26日に欧州連合(EU)首脳会議を控え、対ギリシャ支援の資金の出処をめ

ぐる憶測がこの日も続いた。

 ギリシャのパパコンスタンティヌ財務相は、同国の債務問題について欧州による解決を

望んでいるとし、EU首脳会議で前向きな結果が得られることに期待感を示した。

 一方ドイツは、最後の手段として欧州による対ギリシャ金融支援を受け入れる可能性が

あることを初めて示唆するとともに、ユーロ圏加盟国に対し財政規律の厳格化に向けた協

議に応じるよう求めた。

 ドイツ政府高官は、ギリシャに対する金融支援の条件として、同国による市場での資金

調達が不可能であることや国際通貨基金(IMF)の一部負担などを挙げた。

 RIAキャピタル・マーケッツの金利ストラテジスト、ニック・スタメンコビッチ氏は

「現在市場には、(ギリシャ支援で)ドイツの協力を得られず、EU全体による解決をみ

る可能性は低いとの懸念がある。それだけに解決が近いとなれば好ましいニュースになる

だろう」と話した。

 ギリシャ国債利回りは6.36%と、前日終了時点の6.48%から

低下。独連邦債との利回り格差は、前日の清算値である344ベーシスポイント(bp)

付近から330bpに縮小した。

 CMAデータビジョンによると、ギリシャの5年物クレジット・デフォルト・スワップ

(CDS)スプレッドは前日のニューヨーク市場終値の343.1bpから330.8

bpに縮小した。CDSスプレッド1bpは、債務1000万ユーロに対する保証料

1000ユーロに相当する。

 ギリシャ国債以外の域内周辺国債も独連邦債をアウトパフォームしたが、ギリシャ救済

をめぐる不透明性が独連邦債を下支えた。

 独連邦債先物6月限は9ティック高の123.67。

 独連邦債10年物利回りは前日比ほぼ1bp低下し3.063%。同2年

利回りは2bp低下し0.857%となった。

                        [東京 24日 ロイター]

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます