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欧州市場サマリー(21日)

発行済 2010-04-22 04:08

               1330GMT     20日終盤

ユーロ/ドル    1.3404     1.3436

ドル/円      93.150     93.230

ユーロ/円 124.87     125.28

              21日終値     前営業日終値

株 FT100 5723.43(‐60.26) 5783.69

  クセトラDAX     6230.38(‐33.85) 6264.23

金 現物午後値決め 1143.00  1144.75

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(6月限)  99.295 (+0.000)  0.267(0.279)

独連邦債2年物 0.890(0.919)

独連邦債10年物(6月限) 123.77 (+0.27) 3.081(3.106)

独連邦債30年物   3.847(3.853)

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 <為替> ユーロが広範な通貨に対して下落。ギリシャ国債と独連邦債との利回り格差

が12年ぶりの水準に拡大したことを受け、ギリシャの財政危機解決に向けた不透明感が

増大。ユーロの下落要因となった。

 <株式> ロンドン株式市場は反落。ギリシャ財政危機をめぐる懸念から銀行株が売ら

れた。商品価格の下落を受け、鉱山・石油株などにも売りが出た。

 コメルツバンクのエコノミスト、ピーター・ディクソン氏は「株式市場における市場心

理は依然として不安定だ」とし、目新しい材料がないため市場の動意が薄いと指摘。「向

こう数週間はこのような状態が続く」と予想した。

 鉱山株は金属価格が下落したことで売られた。BHPビリトンが四半期の生産

量が減少したと発表したことも響いた。BHPビリトンは2.8%下落。ベダンタ・リソ

ーシズ、リオ・ティント、アングロ・アメリカンは2─2.8%

安。

 前日大きく上げたエネルギー関連株も、この日は原油価格の下落に伴い売りにさ

らされた。BGグループ、BP、ロイヤル・ダッチ・シェル

0.8─2.6%安で引けた。

 ギリシャ財政問題への懸念から銀行株も下げた。バークレイズ、HSBC

、ロイズ・バンキング・グループ、スタンダード・チャータード

は0.1─1.9%安。ただ、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド

(RBS)は2.6%上げて終了した。

 個別銘柄では、衛星放送のBスカイBが0.6%安。RBSが同社の投資判断

を「買い」から「ホールド」に引き下げたことが響いた。

 配当落ちのカザキミス、エクストラータなども下げた。

 この日上昇したセクターは食品小売のみ。ゴールドマン・サックスが欧州の同セクター

の投資判断を「コーシャス」から「ニュートラル」に引き上げたことで買いが入った。ス

ーパーマーケットのモリソンは1.2%上昇。小売大手テスコは1.6

%高で終了した。

 

 欧州株式市場は反落。ギリシャが支援計画の詳細を詰めるため欧州連合(EU)・

国際通貨基金(IMF)との協議を始めるなか、同国の資金調達方法をめぐる懸念が高ま

り銀行株に売りが出た。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は7.36ポイント(0.67%)安

の1096.10。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は36.27ポイント(1.22%)安

の2947.64。

 前日上昇していた銀行株が一転下げを主導。HSBC、サンタンデール

、BNPパリバ、UBSが1.4―3.4%下落した。ギリ

シャ銀行株指数<.FTATBNK>は3%近く値を下げた。

 ラング・アンド・シュワルツ(フランクフルト)のストラテジスト、 ジュゼッペグイ

ド・アマト氏は「(軟調だった)株式市場の問題はソブリンリスクに対する懸念とそれを

取り巻く政治的議論だ。先行き不透明感が払しょくしきれていない」とし、「米企業決算

が好調だが、投資家は依然様子見姿勢をとっている」と述べた。

 米アップルの予想を上回る決算に一部支援され、テクノロジー株が買われた。

通信機器大手エリクソンとアルカテル・ルーセントがそれぞれ

1.6%値を上げた。

 決算絡みでは、フォルクスワーゲン(VW)が3.5%高。第1・四半期

の営業利益が約3倍増となった。

 <ユーロ圏債券> 10年物のギリシャ国債利回りが8%を超え、独連邦債との利回り

格差が12年ぶり高水準を更新した。ギリシャの債務問題をめぐる取り組みに対し、市場

にいら立ちが広がっている。

 ギリシャは21日、欧州連合(EU)および国際通貨基金(IMF)との協議を開始し

たものの、具体的な内容は5月中旬までは発表されない見通し。ギリシャのパパコンスタ

ンティヌ財務相は、5月15日までに共同文書で合意する予定と述べた。

 10年物のギリシャ国債利回りは8.4%に上昇。年初から250ベーシスポイント

(bp)超上昇している。独連邦債との利回り格差は一時532bpに拡大した。

 CMAデータビジョンによると、ギリシャの5年物CDSスプレッドは一時、過去最高

の490bpをつけた。CDSスプレッド1bpは、債務1000万ユーロに対する保証

料1000ユーロに相当する。

 ポルトガル国債も売り優勢。10年物利回りは23bp上昇し4.90%

と2カ月ぶり高水準をつけた。 独連邦債との利回り格差は180bp付近と、約1年ぶ

りの水準に拡大した。

 スレッドニードルのファンドマネジャーは顧客向けノートで「仮に状況が制御不能とな

り、ギリシャのデフォルト(債務不履行)が起こり得るような場合、市場は次のターゲッ

ト探し始め、周辺国国債は独連邦債に対し大幅にアンダーパフォームすると予想する」と

述べた。

 ポルトガルの5年物CDSスプレッドは233.3bpに上昇し、過去最高の

244.7bpに迫った。

 ユーロ圏周辺国の債務問題に対する懸念を受け、比較的安全とされる独連邦債が支援さ

れた。

 独連邦債先物6月限は、26ティック高の123.76。一時123.87に

上昇した。

 独連邦債2年物利回りは1.5bp低下し0.876%。同10年物

利回りは0.2bp低下し3.073%。

 一方、同30年物利回りは同債券入札後に3.87%に上昇。応札額が

27億5200万ユーロと発行予定額の30億ユーロに届かず需要の弱さが示された。

                           [東京 22日 ロイター]

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