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欧州市場サマリー(29日)

発行済 2010-04-30 03:56

               1316GMT      28日終盤

ユーロ/ドル    1.3255     1.3211

ドル/円      94.030     94.020

ユーロ/円 124.66     124.26

              29日終値     前営業日終値

株 FT100 5617.84(+31.23) 5586.61

  クセトラDAX     6144.91(+60.57) 6084.34

金 現物午後値決め 1166.75 1161.00

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(6月限)  99.210 (+0.030)  0.248(0.246)

独連邦債2年物 0.813(0.807)

独連邦債10年物(6月限) 124.44 (‐0.16) 3.008(2.992)

独連邦債30年物   3.713(3.692)

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 <為替> ユーロが上昇している。ギリシャへの支援計画実施が近く債務再編リスクが

後退するとの期待が背景。

 ただ、支援パッケージの詳細をめぐる情報が乏しく、実施時期などが依然として不透明

なことから上値は抑えられている。

 ユーロ/ドルは一時1.3280ドルをつけた。

 <株式> ロンドン株式市場は反発。一部の英国企業の業績が予想を上回ったことや、

ギリシャの債務危機をめぐる懸念が緩和したことが支援材料となった。

 衛星放送のBスカイBは4.9%高。高精細度テレビ放送(HDTV)への強

い需要を背景に四半期決算が予想を上回る結果となった。

 ユニリーバも売り上げ増を受けて利益が予想を上回り、株価が3.3%上昇し

た。

 酒類大手ディアジオは2.5%高。フランスの同業ペルノ・リカール

の第3・四半期売上高が予想を上回り、通年の利益目標を引き上げたことが材料視された。

 銀行株の上昇が目立った。ギリシャ向け融資の規模が当初の予定を上回る見込みとなり、

同国は支援を受けるために厳しい財政健全化策を打ち出す用意があることを明らかにした

ことで市場の懸念が後退した。

 バークレイズ、スタンダード・チャータード、HSBC、ロ

イヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)、ロイズ・バンキング・グル

ープが1.5―2.6%高となった。

 一方BPは6.5%安。メキシコ湾で起きた石油掘削基地の爆発事故による原油

流出量は当初予測の5倍に達したことを明らかにした。

 

 欧州株式市場は反発。堅調な決算、予想を上回るユーロ圏景況感指数、ギリシャ救済が

近いとの期待感などで株式への買いが戻った。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は13.17ポイント(1.25%)

高の1070.06。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は39.58ポイント(1.42%)高

の2828.12。

 金融株の上げが目立った。スタンダード・チャータード(スタンチャート)銀行

、HSBC、バークレイズ、ロイヤル・バンク・オブ・スコッ

トランド(RBS)、BNPパリバ、ソシエテ・ジェネラル

クレディ・アグリコル、ナティクシスが0.5―2.6%高。

 ギリシャ、ポルトガル、スペイン格下げを受けた株価急落で、欧州株式のバリュエーシ

ョンは2月15日以来の水準へ低下した。FTSEユーロファースト300種指数構成銘

柄の平均株価収益率(PER)は14.15と米株価指数S&P総合500種<.SPX>の

17.2を下回っている。

 欧州委員会のレーン委員(経済・通貨問題担当)は29日、ギリシャ支援策をめぐる協

議が「数日以内に」終了するとの見方を示した。ギリシャは支援条件として付加価値税引

き上げなど厳しい緊縮財政措置の実施を求められている。

 ギリシャ、スペイン、ポルトガルのソブリン懸念が幾分後退したことを背景に、アテネ

株式市場の主要株価指数<.ATG>は7.1%上昇し、ポルトガルの主要株価指数<.PSI20>も

4.6%高となった。

 堅調な企業決算も投資家心理の改善につながった。サンタンデールは第1・四

半期が予想を上回る増益となり4%高。

 4月のユーロ圏の景況感指数が前月から上昇し、エコノミスト予想を上回ったことも支

援材料となった。

 景気見通しの改善で鉱山株が買われた。BHPビリトン、アングロ・アメリカ

、アントファガスタ、エクストラータ、ユーラシアン・ナチュ

ラル・リソーシズが0.4―4.6%値上がりした。

 個別銘柄では石油株のBPが6.5%急落。メキシコ湾岸の油田で発生した事故

による原油漏れが、当初の予想よりも深刻化している状況が懸念されている。

 <ユーロ圏債券> ギリシャ国債利回りは高止まりしたものの、他の欧州周辺国の国債

への圧力は和らいだ。ギリシャ支援協議がまもなく決着するとの期待から、ギリシャ問題

が他の国へ波及するとの懸念が後退したことが背景。

 最大450億ユーロのギリシャ支援に関する協議が進展の兆しを見せるなか、この日は

独野党が独政府のギリシャ支援への参加承認に向け迅速に対応する用意があると表明。こ

れまで市場に重くのしかかっていたギリシャ支援の規模と実施時期に関する懸念が緩和し

た。

 野村証券の金利ストラテジスト、ショーン・マロニー氏は「支援策に対するコミットメ

ントは日を追って大きくなっており、最終合意に少し近づいている。さまざまな要素が渦

巻いて、市場は安定らしきものに向かっている」と述べた。 

 10年物ギリシャ国債と独連邦債の利回り格差は約750

ベーシスポイント(bp)と、前日の欧州取引の清算値の800bpから若干縮小した。

縮小幅はわずかだったものの、今週これまで見られた不安定な取引はこの日は影をひそめ

た。

 格付け会社スタンダード&プアーズ(S&P)がギリシャに続いてポルトガルとスペイ

ンを格下げしたことで、ギリシャ問題が他の国に波及するとの懸念が増大し、前日の取引

ではギリシャ国債と独連邦債の利回り格差が1000bpを超えて拡大していた。

 スペイン・ポルトガル国債の利回り格差も縮小。10年物ポルトガル国債

と独連邦債の利回り格差は267bpと、前日のピークの328bp近辺

から縮小した。 

 独連邦債先物6月限の清算値は17ティック低下の124.43。前日の逃避

買いの巻き戻しが見られた。

 独連邦債10年物と2年物は、利回りがそれぞれ3.012%、

0.827%となった。

                           [東京 30日 ロイター]

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