1423GGMT 10日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
11日終値 前営業日終値
株 FT100 5163.68(+31.18) 5132.50
クセトラDAX 6047.83(‐ 8.76) 6056.59
金 現物午後値決め 1220.00 1217.50
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 99.170 (‐0.005) 0.207(0.200)
独連邦債2年物 0.463(0.516)
独連邦債10年物(9月限) 129.22 (+0.54) 2.563(2.627)
独連邦債30年物 3.289(3.350)
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<為替> ドルが対円で上昇。6月の米ミシガン大消費者信頼感指数速報値がほぼ2年
半ぶりの高水準となったことで米経済状況をめぐり一部安心感が広がり、5月の米小売売
上高が予想外に落ち込んだことの影響を相殺した。
<株式> ロンドン株式市場は3日続伸。BP
判断引き上げを手がかりに医薬品株が値上がりした。
BPは7.2%高。英政府が同社を支援する意向を示したことが支えとなった。
競合のBGグループ
医薬品株では、グラクソ・スミスクライン
バークレイズ・キャピタルが両社の投資判断を「イコール・ウエート」から「オーバー
ウエート」に引き上げたことを好感した。
欧州株式市場は3日続伸。堅調な米経済指標を手掛かりに金融株を中心に買いが入
った。また、英国政府の前向きなコメントを材料に石油大手BP
ロイター/ミシガン大学が調査した6月の米消費者調査・速報値は、ほぼ2年半ぶりの
高水準となり、景気回復が順調に進んでいることを示唆した。
ドイツ銀行
スペインの債務問題をめぐる懸念からこれまで売りられていたバンコ・サンタンデール
米消費者調査より前に発表された米小売売上高が予想外に減少したことを受け、相場が
一時マイナス圏に落ち込む場面もあった。
5月の米小売売上高は、8カ月ぶりにマイナスに転じ、減少幅も同月以来の大きさとな
った。
ルランド・リサーチのストラテジスト、ハイノ・ルランド氏は「実体経済は前進してお
り、今週は多くの指標がかなり堅調だった」と指摘した。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は4.73ポイント(0.47%)高
の1018.87と、1週間ぶり高値で引けた。週足では2%高。ただ、4月中旬につけ
た高値からはまだ8.4%安となっている。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は29.57ポイント(1.13%)高
の2638.31。
前日に13年ぶり安値をつけていたBPは7.2%高。キャメロン首相をはじめとする
英国の政治家が原油流出事故をめぐりBP支援の考えを表明したことが好感された。ただ、
事故発生以来、同社株は40%近く下落している。
他の石油メジャーも買われた。ロイヤル・ダッチ・シェル
ル
イタリアの国債入札が底堅い結果となったことも市場心理を上向かせた。
<ユーロ圏債券> 独連邦債が3日ぶりに反発した。米株式相場が下落に転じたことや
5月の米小売売上高が予想外に減少したことが支援材料となった。
小売売上高の発表前から独連邦債は堅調に推移していた。今週は10年物独連邦債と同
イタリア国債の利回り格差は縮小していたが、同指標を受けて安全資産として独連邦債が
買われスプレッドが拡大した。
イタリアが実施した70億ユーロの5年物固定利付債(BTP)入札などが債券相場を
圧迫する場面も見られた。
欧州の債務危機や銀行をめぐる懸念は解消されていないことから、来週は独連邦債と周
辺国債の利回り格差拡大が焦点になる可能性があるとの見方が出ている。
ウニクレディトの債券ストラテジスト、ルカ・カツラーニ氏は「イタリア(国債)は今
週入札があったものの他をアウトパフォームし、スペイン(国債)がこれに続いた」と指
摘した。
その上で「市場の地合いは依然としてぜい弱なことから、短期的に周辺国(国債)のス
プレッドが現在の水準から大幅に縮小するとは予想していない」と述べた。
1552GMT時点で独連邦債先物9月限
昇し129.16となった。一時129.29まで上昇した。
独連邦債2年物
0.477%。同10年物
2年債と10年債の利回り格差は209bp。一時3bp拡大し、1週間ぶりの水準と
なる213bpをつけた。
10年物のスペイン国債
約191bpから拡大した。
また、10年物イタリア国債と独連邦債の利回り格差も148bpと前日の141bp
から拡大した。
[東京 12日 ロイター]