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欧州市場サマリー(17日)

発行済 2010-06-18 04:16

               1323GMT      16日終盤

ユーロ/ドル    1.2392 1.2306

ドル/円      91.080      91.420

ユーロ/円 112.93 112.52

              17日終値     前営業日終値

株 FT100 5253.89(+15.97) 5237.92

  クセトラDAX     6223.54(+32.63) 6190.91

金 現物午後値決め 1245.00   1234.50

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(9月限)  99.105 (‐0.020)  0.310(0.291)

独連邦債2年物 0.511(0.494)

独連邦債10年物(9月限) 128.42 (+0.09) 2.662(2.678)

独連邦債30年物   3.412(3.413)

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 <為替> ユーロが対ドルで3週間ぶりの高値に上昇した。スペインの国債入札に強

い需要が見られたことから、同国の財政をめぐる懸念が後退した。

 一方、スイスフランは対ユーロで1%上昇した。スイス国立銀行(中央銀行=SNB)

は、スイスフランの対ユーロの過度の上昇に断固たる対応を取るとの従来の方針を示さ

ず、デフレリスクはほぼ解消されたとの見方を示した。

 

 <株式> ロンドン株式市場は7営業日続伸。原油流出事故に対する補償基金設立で

合意したBPが買われた。一方、この日発表された米指標がさえない内容となる

なか、上値は重かった。

 FT100種総合株価指数<.FTSE>は終値としては5月18日以来の高値。

 BPは前日、メキシコ湾岸で発生した原油流出事故の補償として200億ドルの資金を

拠出することで合意。さらに株主への配当を見送ることを決定した。BPは6.7%高。

 こうしたなか、週間の米新規失業保険申請件数は予想外に悪化し、他の資源株を圧迫し

た。BGグループは1.9%安、フレスニロは2.8%安、エクストラー

は2.4%安。

 欧州株式市場は続伸して終了した。スペイン国債入札が堅調な需要を集めたことで、ユ

ーロ圏経済の見通しに対する市場心理が好転。英BPが大幅に上昇したことも相場

を押し上げた。

 ただ、この日発表された一連の米経済指標が米経済回復に対する疑念を生じさせる結果

となったことで、上値は抑えられた。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は2.59ポイント(0.25%)上

昇し、終値としては5月13日以来の高値となる1041.84で引けた。同指数は7営

業日連続で上昇し、連騰は過去11カ月で最長となった。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は終値は9.39ポイント(0.35%)

高の2728.12。

 

 チャールズ・スタンレーのストラテジスト、ジェレミー・バットストーン・カー氏は、

この日発表された米経済指標のうち5月の消費者物価指数について「ディスインフレ環境

を示しているため意味がある」とした。また「株式市場で反発ともとれる動きが見られる

と同時に国債にも同程度の需要が見られたことも注目に値する」と指摘。「悲観的な見方

をしている市場参加者は多い。株価はかなり下落して2010年を終える可能性がある」

と述べた。

 

 BPはこの日は6.7%高で終了。同社は前日、米メキシコ湾での原油流出事故の被害

補償として200億ドルを拠出することで合意。また年内の配当金支払いを見送ることも

決定。これまでの不透明感が払しょくされたことが好感された。

 銀行株も相場をけん引した。バークレイズ、ロイズ・バンキング・グループ

、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランドが2.6─3.4%上昇。 

バンコ・サンタンデールは、同行の副会長がスペインの銀行の大部分は健全性審

査(ストレステスト)で問題がみつかることはないと発言したことが好感され、1.6%

高で終了した。

 一方、銅価格の下落を受け鉱山関連株の一角が売られた。 アントファガスタ

ユーラシアン・ナチュラル・リソーシズ、フレスニロカザキミス

、エクストラータは1─2.8%値を下げた。

 <ユーロ圏債券> スペイン国債の利回りが低下した。スペインによる35億ユーロの

国債入札が好調だったことからユーロ加盟国の債券発行をめぐる懸念が和らぎ、独連邦債

が圧迫された。

 入札を受けて欧州の主要株価指数が5週間ぶり高値へ上昇したことも独連邦債の重しと

なった。

 スペインが17日実施した10・30年物国債入札は、落札額が35億ユーロと予想レ

ンジの上限近くとなり、おう盛な需要が示された。

 10年物スペイン国債と独連邦債の利回り格差は入札前に

237ベーシスポイント(bp)まで拡大し、ユーロ導入以来最高水準を更新した。入札

後は縮小に転じ214bpとなった。

 今回の国債入札には需要があったが、今後のスペインの資金調達についてアナリストは

慎重な見方を変えていない。

 ウェストLBのストラテジスト、マイケル・ライスター氏は「入札が失敗に終わるとい

う最悪のシナリオがなくなれば、今度は4.86%となった平均落札利回りを踏まえた疑

問が生じる」とし「2─3週間前に取引されていた債券の水準と比べた場合、持続性に関

する疑問が浮かぶ。中期的にはまだ結論が出ていない」と語った。

 独連邦債先物9月限の清算値は3ティック高の128.38。一時

127.89まで下落し1カ月ぶり安値を更新した。

 独連邦債2年物利回りは2.6bp上昇し0.528%。

 一方、同10年物利回りは1.4bp低下し2.664%となった。

 フランスが行った国債入札も落札総額が約98億ユーロと、予想レンジの上限近くとな

った。

 10年物仏国債と独連邦債の利回り格差は一時45bpとなっていたが43bpへ縮小

した。6月8日時点では60bpだった。

                           [東京 18日 ロイター]

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