📈 2025年は投資に真剣になりますか?50%引きのInvestingProで最初の一歩を割引のご利用

欧州市場サマリー(6日)

発行済 2010-07-07 04:40

               1255GMT      5日終盤

ユーロ/ドル    1.2574      1.2539

ドル/円      87.800       87.740

ユーロ/円 110.42       110.02

              6日終値      前営業日終値

株 FT100 4965.00(+141.47) 4823.53

  クセトラDAX     5940.98(+124.78)   5816.20

金 現物午後値決め 1195.00 1208.00

              先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(9月限)  99.040 (‐0.015)  0.294(0.337)

独連邦債2年物 0.650(0.630)

独連邦債10年物(9月限) 129.41 (‐0.29) 2.579(2.549)

独連邦債30年物   3.281(3.257)

------------------------------------------------------------------------------

 <為替> 豪ドルが上昇。オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が声明で世界

経済について楽観的な見通しを示したことで、高利回り通貨への需要が強まった。

 リスク選好の高まりを背景にユーロも上昇している。

 ドルは全般的に売り圧力にさらされ、対スイスフランで3カ月ぶり安値をつけた。 

 <株式> ロンドン株式市場は反発し、主要株価指数は1週間ぶりの高値で取引を終え

た。リスク選好度の回復で鉱山株に買いが入ったほか、欧州の銀行システムに対する懸念

が後退したことで銀行株が買われた。

 FT100種総合株価指数<.FTSE>は6月28日以来の高値で引けた。また1日の上昇

率としては5月27日以来の大きさとなった。

 前日に売り込まれた鉱山株には金属価格の上昇を背景に買いが入り、相場をけん引した。

なかでもアントファガスタ、カザキミス、エクストラータ

6.4%─7.6%と、大きく上げた。

 前日は値を下げた銀行株もこの日は上昇。バークレイズは5.9%、ロイヤル・

バンク・オブ・ スコットランドは5%、それぞれ上昇した。

 石油大手BPも3.7%上昇。自社株式を売却せずに米メキシコ湾の原油流出事

故の対応コスト捻出できるとしたことが好感された。

 

 欧州株式市場は急反発し1週間ぶり高値で引けた。欧州銀行がストレステスト(健

全性審査)を問題なく通過するとの見方が広がった。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は24.71ポイント(2.56%)

高の991.23。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は70.86ポイント(2.83%)高

の2578.69。

 最近売られていた銀行株がこの日は上昇。一部銀行をめぐる、ストレステストを通過し

ないのではとの懸念が和らいだ。ノワイエ仏中銀総裁は、国内銀行のテスト通過について

問題ないとの認識を示した。

 仏銀行株は、ソシエテ・ジェネラル、クレディ・アグリコル、BN

Pパリバが4.2―6.3%高と急伸した。

 チャールズ・スタンレーの調査部門責任者、ジェレミー・バットストーン・カー氏はこ

の日の市況について「弱気なスクイーズが出ているだけだ。ショートポジションがカバー

されている」と語った。投資家は流されるべきではないとの慎重な見方を示し、この日発

表された6月の米供給管理協会(ISM)非製造業総合指数が予想を下回ったことを指摘

した。

 オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が声明で世界経済について楽観的な見通

しを示すなか、鉱山株に買いが入った。アングロ・アメリカン、アントファガス

、BHPビリトン、ユーラシアン・ナチュラル・リソーシズ

リオ・ティント、エクストラータが4.7―7.6%値上がりした。

 英石油大手BPは3.7%高。政府系ファンド(SWF)が同社に関心を示して

いるとのうわさが出るなか、BPは株式を発行する計画はないとの立場を示した。ロイヤ

ル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)による投資判断引き上げも好材料となった。

 <ユーロ圏債券> 独連邦債が下落した。リスク選好が一時的に回復するなか、これま

で下落基調の続いた株式や高利回り通貨に資金が流れた。

 スペイン政府が実施したシンジケート団を通じた約60億ユーロ規模の10年債発行で

強い需要が示されたほか、豪中銀が声明でアジアに対して楽観的な見通しを維持したこと

や、このところ下落していた株式に値ごろ感から買いが入ったことが相まって独連邦債を

圧迫した。

 ロイズTSBの市場エコノミスト、ケネス・ブロー氏は「株式はこれまで大幅に売られ

ており、若干の反動は避けられない。1日の動きだけで相場の流れが決まることはなく、

われわれはまだ困難を脱していない」と述べた。

 この日発表された6月の米ISM非製造業総合指数は前月から低下し、予想を下回った。

 独連邦債先物9月限の清算値は40ティック安の129.30。

 独連邦債2年物利回りは2.5ベーシスポイント(bp)上昇し

0.655%。

 同10年物利回りも約4bp上昇し2.592%。

 独連邦債利回りの上昇を受けて、独連邦債とユーロ圏周辺国債の利回り格差は縮小した。

10年物のオーストリア国債と独連邦債の利回り格差は一時8bp縮小し44bpと、6

月上旬以来の水準をつけた。

 オーストリア国債10年物利回りは3.5bp低下し3.038%。こ

の日の国債入札で強い需要が示されたことが背景にある。

 10年物のスペイン国債と独連邦債の利回り格差は一時207bpに縮小した後、

213bpに拡大した。前日終盤は211bpだった。

 イタリア国債は当初縮小したものの、その後ほぼ横ばいの148bpとなっている。

 マーケット・ニュースは、特にユーロ圏周辺国で多くの銀行に深刻な問題があることが

健全性審査(ストレステスト)によって明らかになることを欧州中央銀行(ECB)当局

者が懸念していると伝えた。トレーダーからは、これを受けてユーロ圏周辺国の債券に対

する懸念が再燃したとの声が聞かれた。

                           [東京 7日 ロイター]

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます