訂正:ロンドン株式市場第2段落、欧州株式市場第4段落の米新規失業保険週間申請件数を
「47万300件」から「47万3000件」に訂正します。
1316GMT 25日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
26日終値 前営業日終値
株 FT100 5155.84(+46.44) 5109.40
クセトラDAX 5912.58(+13.08) 5899.50
金 現物午後値決め 1237.00 1237.50
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 99.110 (‐0.005) 0.250(0.250)
独連邦債2年物 0.616(0.591)
独連邦債10年物(9月限) 134.08 (‐0.11) 2.149(2.149)
独連邦債30年物 2.657(2.714)
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<為替> 世界的な株価上昇を受けて安全資産とされる円やスイスフランの上昇が一
服した。ただ、世界経済の減速をめぐる懸念によって引き続き下支えされている。
<株式> ロンドン株式市場は、鉱山関連株に買いが入り、反発して終了した。この日
に発表された米国の経済指標が予想よりも良好な結果となったことも支援材料となった。
米労働省が発表した21日までの週の新規失業保険週間申請件数は前週比3万1000
件減の47万3000件(訂正)となり、予想の49万件を下回った。GTFグローバル
の市場ストラテジスト、デビッド・モリソン氏は「同統計は、若干のテクニカルな買いを
入れるため
の言い訳にすぎない。それ以外の意味があったとは思わない」と述べた。
鉱山関連株では、カザキミス
%増加したと発表した。通年の生産量の目標は達成できるとの見通しを示したことも好感
された。
フレスニロ
欧州株式市場は反発して終了した。好調な企業決算や堅調な経済指標が支援材料となっ
た。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>終値は8.92ポイント(0.88%)
高の1020.27。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は19.49ポイント(0.75%)高
の2606.89。
米労働省がこの日発表した21日までの週の新規失業保険週間申請件数は前週比3万1
000件減の47万3000件(訂正)となり、予想の49万件を下回った。また、ドイ
ツの市場調査グループ、GfKが発表した9月の消費者信頼感指数は4.1となり、予想
の4.0を上回った。
ウニクレディトの株式ストラテジスト、タモ・グリートフェルド氏は「このところの経
済指標の悪化と株価下落を受け、市場は安定する時期に来ていた」と指摘。「米週間新規
失業保険申請件数は一定の支援材料となった」と述べた。
ただ「景気見通しはさらに悪化すると予想している。向こう数週間で株価はさらに下落
するとみている」とした。
この日は鉱山関連株が相場をけん引。アングロ・アメリカン
タ
銀行株も買いを集め、スタンダード・チャータード
ループ
<ユーロ圏債券> 独連邦10年債
表された一連の経済指標は底堅い内容となり、さらなる安全資産買いを誘うには至らなか
った。
同10年債利回りは今週に入り2.1%を下回り過去最低となった。市場では、すでに
かなりの経済の悪材料が織り込み済みで、利回りがさらに低下するには経済の悪化を示す
一段の兆候が必要とみられている。
RIAキャピタル・マーケッツ(エディンバラ)のストラテジスト、ニック・スタメン
コビッチ氏は「政府債は過去1カ月間、非常に力強く上昇しており、投資家は利食いの売
りを出している」と述べた。
一方、高利回りへの選好から、独連邦30年債
イールドカーブはフラット化が進み、2・30年債の利回り格差は205ベーシスポイ
ント(bp)と2008年終盤以来の水準に縮小。10・30年債の利回り格差も51b
pと09年初頭以来の低水準となった。
この日の経済指標は、週間の米新規失業保険申請件数が予想以上に改善し、9月の独G
fK消費者信頼感指数も3カ月連続で改善した。
ある債券トレーダーは「ファンダメンタル的な要因というよりも、ディーラーのポジシ
ョン調整による動きが中心だった」とした。
アイルランド政府はこの日、短期国債入札を実施。落札額は予定額(4億─6億ユーロ)
上限の6億ユーロで、平均落札利回りも前回入札から低下するなど、スタンダード&プ
アーズ(S&P)による格下げの影響はみられなかった。
[東京 27日 ロイター]