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再送:欧州市場サマリー(27日)

発行済 2010-08-28 04:48

 *この記事は28日に配信しました。

               1518GMT     26日終盤

ユーロ/ドル    1.2756     1.2719

ドル/円      84.960      84.450

ユーロ/円 108.37     107.43

 

              27日終値   前営業日終値

株 FT100 5201.56(+45.72) 5155.84

  クセトラDAX     5951.17(+38.59) 5912.58

金 現物午後値決め 1235.00  1237.00

              先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(9月限)  99.115 (+0.005)  0.259(0.250)

独連邦債2年物 0.644(0.616)

独連邦債10年物(9月限) 133.45 (‐0.49) 2.208(2.149)

独連邦債30年物   2.712(2.657)

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 <為替> ドルが対円・スイスフランで上昇。バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)

議長はこの日、景気回復の下支えに向け刺激策をとる用意があると表明。ただ具体的な方

法や時期については明言を避けた。

 <株式> ロンドン株式市場は、通信などのディフェンシブ銘柄に買いが入り、続伸し

て終了。ただ米経済が再びリセッション(景気後退)に陥るとの懸念から商いは薄かった。

 米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長はこの日、米ワイオミング州のジャクソ

ンホールで行った講演で、米国の景気回復の勢いは予想よりも弱まったと述べ、FRBは

必要に応じて追加策を導入する準備ができているとの立場を示した。

 また、米商務省は同日、第2・四半期の実質国内総生産(GDP)改定値(季節調整済

み)が年率換算で前期比1.6%増となったと発表、速報値の2.4%増から下方修正し

た。

 この日は通信関連株に買いが入り、携帯電話大手ボーダフォン・グループ

2.8%高、通信大手ケーブル・アンド・ワイヤレス・ワールドワイド(C&WW)

は5.7%高で引けた。

 また金価格上昇を受け、アフリカン・バリック・ゴールドが4.3%上

昇した。

 一方、タロー・オイルは3.8%安。ウガンダでの石油権益の延長を同国政府

が却下したとの報道が嫌気された。

 欧州株式市場は続伸して終了。通信株や他のディフェンシブ銘柄に買いが入った。

 一方、第2・四半期の米実質国内総生産(GDP)改定値(季節調整済み)が下方修正

されたことなどを背景に景気腰折れ懸念が強まり、FTSEユーロファースト300種指

数は週間ベースで上昇する勢いを得られなかった。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>終値は5.98ポイント(0.59%)

高の1026.25。週間ベースでは0.3%安と、3週連続で下落した。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は23.46ポイント(0.9%)高の

2630.35。

 ファンドマネジャーSVM(エディンバラ)のマネジングディレクター、コリン・マク

リーン氏は「大量売り後の反発に過ぎず、(株価上昇の)根拠はない」と述べた。また

「このところ、欧米株式市場で買いがディフェンシブ銘柄に向かう傾向が出ていた」と

指摘した。

 米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長はこの日、ワイオミング州ジャクソンホ

ールでの会合で講演し、景気回復の勢いは予想よりも弱まったと述べ、必要に応じ一段の

景気刺激策を講じる用意があるとの認識を示した。

 通信株が堅調。ボーダフォン・グループ、BTグループ、テレフォニカ

、ドイツテレコム、フランステレコムが1.9─2.8%高。

 公共株も買い優勢。ドラックス・グループ、イベルドローラ、ナショ

ナル・グリッドが2.1─2.7%値上がりした。

 個別銘柄では、液体貨物を扱うヴォパックが7.3%と急伸。上期の営業利

益が21%増加したほか、2010年以降の業績見通しを引き上げた。

 エアバスは3.2%下落。フランスの経済紙レゼコーによると、エアバスは納

入業者に対し、ワイドボディ旅客機「A350」の2013─15年の製造数を削減する

方針を示した。

 

 <ユーロ圏債券> 独連邦10年債が下落。バーナンキ米連邦準備理事

会(FRB)議長の講演で追加刺激策の発表がなかったことが一部投資家の失望を誘い、

安全資産買いが後退した。

 バーナンキ議長は、ジャクソンホールでの講演で、FRBとして必要に応じて一段の景

気刺激策を講じる用意があると述べるにとどめた。

 独連邦10年債は上下に振れる展開となり、一時134.54に上昇する場面もみられ

た。結局清算値は28ティック安の133.66。

 BNPパリバ(パリ)のストラテジスト、パトリック・ジャック氏は「市場はバーナン

キ議長が明確な決定を示す可能性があると期待していたが、議長はただ『行動する用意が

ある』としか述べなかったため、多少失望感が広がった」と述べた。

 期間が短めの債券よりも長めの債券への選好が強まり、独連邦30年債

利回りは一時2.587%に低下。その後は2.674%近辺で推移した。30年物ユー

ロスワップ金利も過去最低の2.504%をつけた。

 10・30年債の利回り格差は2008年12月以来の50ベーシスポイント(bp)

割れとなった。

 こうしたなか、アイルランド国債の動きがさえず、10年物のアイルランド国債と独連

邦債の利回り格差は367bpを上回り、ユーロ導入以降で最も拡大した。

                           [東京 28日 ロイター]

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