1323GMT 27日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
30日終値 前営業日終値
株 FT100 休場 5201.56
クセトラDAX 5912.41(‐38.76) 5951.17
金 現物午後値決め 休場 1235.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 99.110 (‐0.005) 0.262(0.259)
独連邦債2年物 0.598(0.644)
独連邦債10年物(9月限) 134.36 (+0.70) 2.134(2.208)
独連邦債30年物 2.649(2.712)
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<為替> 円が幅広い通貨に対して上昇している。日銀の追加緩和策は、円高抑制に向
けてより強力な措置を期待していた市場参加者を失望させる結果となった。
<株式> ロンドン株式市場はバンクホリデーのため休場。
欧州株式市場は小反落して終了した。世界経済に対する懸念が投資家心理を圧迫し、企
業の合併・買収(M&A)ニュースによる押し上げ分を打ち消した。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>終値は0.77ポイント(0.08%)
安の1025.48。英国市場が休場で商いが薄く、出来高は90日平均の約半分にと
どまった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は13.78ポイント(0.52%)安
の2616.57。
ETXキャピタルのセールストレーダー、マシュー・ブラウン氏は「英市場がバンクホ
リデーのため商いが非常に薄い」と述べた。同氏はM&Aが主な焦点となっているとし、
仏サノフィによる米ジェンザイムへの買収提案を受け、医薬品セクターに動きがあると指
摘した。
米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長が前週27日、FRBは必要に応じて一
段の景気刺激策を講じる用意があるとの認識を示したことも序盤の取引を支援した。ただ、
暗いセンチメントに圧迫され上げ幅は限られた。
医薬品株の上げが目立った。仏医薬品大手サノフィ・アベンティス
%高。ジェンザイム
M&A関連では他に、仏航空機器メーカーのゾディアック
急伸。仏経済紙トリビューヌによると、仏航空宇宙大手サフラン
に対し、株価に大幅に上乗せした金額で買収案を提示する計画。サフランは報道内容を否
定しており、ゾディアックはコメントを控えている。
複合企業オルクラ
ケムに対し、韓国の鉄鋼大手ポスコ<005490.KS>が買収を検討していることが明らかにな
った。
アイルランドの銀行はまちまち。アライド・アイリッシュ・バンクス
%値を上げる一方、バンク・オブ・アイルランド
アイルランド政府はこの日、政治的な圧力が強まるなか、救済したアングロ・アイリッ
シュ銀行[ANGIB.UL]を段階的に縮小する可能性があることを示唆した。
ドイツの半導体大手インフィニオン
14億ドルで米インテル
<ユーロ圏債券> 独連邦債先物が上昇。ロンドン市場がバンクホリデーのため休場で、
全般的に薄商いのなか、世界経済の健全性が再び材料視された。
独連邦10年債先物
134.19だった。
独連邦2年債
(bp)低下。独連邦10年債
ノルデア(コペンハーゲン)のストラテジスト、ニルス・フロム氏は「独連邦10年債
利回りは2%を試す可能性がある。経済指標や9月2日の欧州中央銀行(ECB)理事会
の内容次第だが、利回りについては明らかに下振れリスクが存在する」と述べた。
週内に発表される米国の経済指標では、8月の雇用統計や同月の米供給管理協会(IS
M)統計などが注目されている。
イタリアがこの日行った103億ユーロ規模の国債入札には底堅い需要がみられ、
「新発10年債の入札も良好だった」(ウニクレディトのエリア・ラトゥーガ氏)という。
スペイン国債と独連邦債の利回り格差は約7bp拡大し186bpと7月中旬以来の水
準。9月2日に予定されている30─40億ユーロ規模の入札を前に価格を下押しする動
きが広がったという。
[東京 31日 ロイター]