1325GMT 30日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
31日終値 前営業日終値
株 FT100 5225.22(+23.66) 5201.56
クセトラDAX 5925.22(+12.81) 5912.41
金 現物午後値決め 1246.00 休場
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 99.125 (+0.010) 0.261(0.262)
独連邦債2年物 0.583(0.598)
独連邦債10年物(9月限) 134.48 (+0.29) 2.110(2.134)
独連邦債30年物 2.656(2.649)
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<為替> 円が対ドルで上昇し、15年ぶりの高値に迫った。日銀の追加緩和策では円
高に歯止めが掛からず、市場では介入をめぐる日本政府の姿勢を試す展開となっている。
<株式> ロンドン株式市場は続伸。底堅い米経済指標を受け鉱山株が買われた。
買収観測で半導体メーカーのARMホールディングス
FT100種総合株価指数<.FTSE>は23.66ポイント(0.45%)高の
5225.22。
前日はバンクホリデーのため休場だった。
フレスニロ
ARMホールディングス
値をつけた。米インテル
14億ドルで買収したことにより、ARMをめぐる買収観測が再び強まった。
欧州株式市場は米消費者信頼感指数が上昇したことを受け、小反発して終了した。ただ景
気回復への懸念が根強く上値は限定的だった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>終値は0.86ポイント(0.08%)
高の1026.34。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は6.38ポイント(0.24%)高の
2622.95で取引を終えた。
この日は企業の合併・買収(M&A)関連のニュースも相場を支えた。米半導体大手イ
ンテル
と発表。インフィニオンは0.9%安となったものの、半導体メーカーのARM
は8.6%上昇した。
ブレウィン・ドルフィンの首席ストラテジスト、マイク・レンホフ氏は「市場は、予想
を上回った米消費者信頼感指数に反応した。ただ、市場では回復に対する確かな信頼はみ
られず、景気の二番底に対する懸念は払しょくされていない」と述べた。
米大手民間調査機関のコンファレンス・ボード(CB)がこの日発表した8月の消費者
信頼感指数は53.5と前月から上昇し、ロイターがまとめたアナリスト予想の中間値
50.5を上回った。これを受け、株価は下げ幅を縮小した。
肥料メーカーの独K+S
り利益見通しを2010年は11%、2011年は10%それぞれ引き下げたことを嫌気
した。
一方、鉱山関連株は米消費者信頼感指数の上昇に加え、銅価格
とで買われ、アングロ・アメリカン
ン
了した。
<ユーロ圏債券> 独連邦債が上昇した。10年物と30年物利回りは月間ベースで、
少なくとも世界金融危機のピークだった2008年末以来の大幅な低下となる勢い。
カナダ統計局がこの日発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)は年率2.0%増
と、伸び率が第1・四半期から大幅に縮小した。世界経済の回復が足踏みしていることを
あらためて示す格好となった。
独連邦債先物9月限
と最高値を付けた。同限月は7月27日以降、700ティック上昇している。
コメルツ銀(フランクフルト)のストラテジスト、デビッド・シュノーツ氏は、9月2日
の欧州中央銀行(ECB)理事会と9月3日発表の米雇用統計に言及し、「相場の上昇
基調に変わりはないが、今後のイベントを控えて勢いを欠いている」と述べた。
独連邦債10年物
も1.183%とそれぞれ過去最低水準をつけた。
ユーロ圏スワップ金利は、10年物
下した。
低成長・低インフレを背景に、高利回りを求める投資家が長期債を選好している。独連
邦債30年物
10年物利回りも55bp低下した。
ユーロ圏周辺国の国債はおおむね独連邦債と同じ展開となり、10年物の利回り格差は
ほぼ変わらずとなった。
アイルランド国債と独連邦債の利回り格差はユーロ導入以来の高水準となる369bp
付近で推移。アイルランドの銀行セクター救済コストに対する懸念が根強いことが背景に
ある。
国有化されたアイルランドのアングロ・アイリッシュ銀行[ANGIB.UL]はこの日、政府か
らの最終的な支援額が、一部の市場予想を大幅に下回る約250億ユーロにとどまるとの
見通しを示したが、市場の反応は限られた。
[東京 9月1日 ロイター]