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欧州市場サマリー(1日)

発行済 2010-09-02 04:24

               1308GMT     31日終盤

ユーロ/ドル    1.2843     1.2685

ドル/円      83.910     84.160

ユーロ/円 107.80     106.77

 

              1日終値   前営業日終値

株 FT100 5366.41(+141.19) 5225.22

  クセトラDAX     6083.90(+158.68) 5925.22

金 現物午後値決め 1246.50       1246.00

              先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(9月限)  99.125 (+0.005)  0.275(0.261)

独連邦債2年物 0.611(0.583)

独連邦債10年物(9月限) 133.29 (‐1.14) 2.218(2.110)

独連邦債30年物   2.783(2.656)

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 <為替> ドルが主要通貨に対して幅広く下落する一方で、豪ドルが大幅に上昇。

 8月の中国購買担当者指数(PMI)やオーストラリアの第2・四半期実質国内総生産

(GDP)が堅調な内容となったことで、世界経済をめぐる懸念が後退しリスク選好度が

高まった。

 

 <株式> ロンドン株式市場は旅行・通信・鉱山セクターでのM&A(企業の合併・

買収)観測が支援し、1日としては約2カ月ぶりの大幅な伸びとなった。強い米・中国の

製造業指標もセンチメントを押し上げた。

 TUIトラベルは7.5%高。フィナンシャル・タイムズ(FT)ドイツ語版は、

すでに同社の過半数株式を保有している独TUIが全株取得を検討していると

報じた。

 ケーブル&ワイヤレス(C&W)ワールドワイドは7.7%高。トレーダーは、

競合の米AT&Tが同社の買収に関心を寄せているとの市場でのうわさを指摘した。

C&Wからのコメントは得られていない。

 鉱山株も高い。フレスニロは2.7%高。メキシコの富豪カルロス・スリム氏

が同社の買収に関心を示している、とデーリー・メールがあらためて報じた。

 8月の中国購買担当者指数(PMI)が前月から上昇したほか、8月の米供給管理協会

(ISM)製造業景気指数は予想外に改善。これを受け、金属相場が上昇し、鉱山セク

ター<.FTNMX1770>全体を押し上げた。

 

 欧州株式市場は大幅続伸。米中の強い製造業データを受け、FTSEユーロファースト

300種指数は1日として5月27日以来3カ月ぶりの大幅な伸びを示した。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>終値は29.35ポイント(2.86

%)高の1055.69。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は92.32ポイント(3.52%)高

の2715.27で取引を終えた。

 ルランド・リサーチ(フランクフルト)のストラテジスト、ヘイノ・ ルランド氏は

「(上昇の)主要因は中国のデータだ」とし、「株式は割高ではない。強い成長再開を示

す兆候が示されれば市場参加者は株式購入に向かう」と述べた。

 鉱山株の上げが目立った。ドル安のほか見通し改善を背景に銅などの金属価格が上昇し

た。

 アントファガスタ、カザキミス、リオ・ティント、エクスト

ラータが6─6.9%高。

 米原油先物が堅調となるなか、エネルギー株も買われた。トタル

BP、ロイヤル・ダッチ・シェルが2.1─3.5%値を上げた。

 HSBCが発表した8月の中国購買担当者景気指数 (PMI、季節調整済み)は

51.9と3カ月ぶり高水準に上昇。米供給管理協会(ISM)が発表した8月の製造業

景気指数も56.3と前月から上昇し、13カ月連続で分岐点となる50を上回った。

 銀行株も高い。BNPパリバが5.9%、ソシエテ・ジェネラル

5.6%、スタンダード・チャータードが4.1%それぞれ上昇した。

 企業の合併・買収(M&A)観測も相場を支援した。通信大手ケーブル・アンド・ワイ

ヤレス(C&W)・ワールドワイドが7.7%高と急伸。トレーダーによると、

同業の米AT&Tが同社の買収に関心を寄せているとのうわさが背景となっている。

C&Wワールドワイドからはコメントを得られていない。

 TUIトラベルは7.5%高。フィナンシャル・タイムズ(FT)ドイツ語版は、

すでに同社の過半数株式を保有している独TUIが全株取得を検討している

と報じた。独TUIは5.1%高。

 

 <ユーロ圏債券> 独連邦債10年物の利回りが上昇した。米国と中国の経済指標が堅

調だったことで、世界経済の減速懸念が和らいだことが背景。

 このところ市場では、ぜい弱な米経済回復、およびこれが欧州経済に及ぼす影響に対す

る懸念に注目が集まっていたが、この日発表の8月の米供給管理協会(ISM)製造業景

気指数は56.3に上昇し、市場予想の53.0を上回った。

 RIAキャピタルマーケッツの債券ストラテジスト、ニック・スタメンコビッチ氏は、

「米ISM製造業景気指数は、3日発表の8月の米雇用統計を占う上で重要だった。米景

気が二番底に直面するリスクが軽減されたため、このところの独連邦債の上昇に歯止めが

かかった」と述べた。 

 独連邦債10年物利回りは1600GMTまでに12ベーシスポイント

(bp)上昇して2.23%となった。1日の上昇幅としては、欧州中央銀行(ECB)

が国債買い入れを開始した5月10日以来となる。

 同2年物利回りは3.1bp上昇の0.622%。

 独連邦債先物9月限は一時133.02まで下げた。清算値は133.23。

その後110ティック安の133.33で推移している。

 独連邦債は周辺国国債をアンダーパフォームした。イタリア国債10年物

利回りは3.76%と0.5bp低下したことで、独連邦債10年物との

利回り格差は12bp縮小して154bpとなった。

 スペイン国債10年物と独連邦債との利回り格差も12bp縮小し

174bpとなった。

 周辺国国債のなかで最も利回りが低下したのがギリシャ国債。同10年物

利回りは約13bp低下し11.45%となった。

                         [東京 2日 ロイター]

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