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欧州市場サマリー(2日)

発行済 2010-09-03 05:00

               1335GMT     1日終盤

ユーロ/ドル    1.2811     1.2811

ドル/円      84.220     84.420

ユーロ/円 107.93     108.14

 

              2日終値   前営業日終値

株 FT100 5371.04(+4.63) 5366.41

  クセトラDAX     6083.85(‐0.05) 6083.90

金 現物午後値決め 1248.50       1246.50

              先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(9月限)  99.130 (+0.005)  0.271(0.275)

独連邦債2年物 0.614(0.611)

独連邦債10年物(9月限) 132.61 (‐0.62) 2.285(2.218)

独連邦債30年物   2.885(2.783)

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 <為替> ユーロが対ドルで小幅高。スペインやフランスの国債入札が底堅い結果とな

り、株価も世界的に安定して推移していることが背景となっている。

 ただ、翌日の米雇用統計発表を控え、投資家の間では警戒感が根強い。

 

 <株式> ロンドン株式市場は小幅続伸。3日に8月米雇用統計の発表を控え様子見ム

ードが強く、商いは薄かった。

 FT100種総合株価指数<.FTSE>は4.63ポイント(0.09%)高の

5371.04。出来高は90日平均の73%だった。

 ソフトウエア会社オートノミーが5.2%高と急伸。トレーダーによると、同

社をめぐり米マイクロソフトとオラクルが買収合戦を始める可能性があ

るとのニュースが背景にある。

 防衛機器大手BAEシステムズも3.7%上昇。装甲車両カイマンMRAPに

ついて6億2900万ドル規模の受注契約を結んだ。

 前日買い進まれた鉱山セクター<.FTNMX1770>は軟調。ロンミンが1.9%、ア

フリカン・バリック・ゴールドが1%それぞれ下落した。シティが2社の投資判

断を「バイ」から「ホールド」に引き下げた。

 

 欧州株式市場は、前日に大きく上げた後の一服感から、ほぼ横ばいで終了した。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>終値は0.84ポイント(0.08%)

安の1054.85。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は0.08ポイント(0.00%)安 の

2715.19で引けた。 

 この日に発表された米経済指標では、7月の住宅販売保留指数が予想外に上昇。7月の

製造業新規受注は増加し、新規失業保険週間申請件数は減少した。ただ8月の米雇用統計

の発表を明日に控え、市場では警戒感が高まっている。

 グローバル・エクイティーズの経済調査部門を統括するマーク・トウアティ氏は「景気

が二番底に陥るとの懸念にかられた売りが行き過ぎだったことが、前日に反発したことで

裏付けられた。ふたを開けてみれば、経済指標はそれほど悪くなかった」と述べた。

 「明日の米雇用統計の中身はまちまちになる」予想しながらも「先を見ると、これから

出てくるニュースは改善するとみられる。企業合併・買収(M&A)活動を見てもわかる

とおり、株式相場の現在の水準は買いを入れる格好の機会を提供している」とした。

 前日に2.9%上昇したFTSEユーロファースト300種指数は、8月上旬の高値か

らは依然として2.1%低い水準にある。

 この日は建設関連株が上昇。CRHとサンゴバンが共に1%高。ラフ

ァルジュは0.7%、ハイデルベルクセメントは2.3%上昇した。

 

 <ユーロ圏債券> 期間が長めの独連邦債利回りが上昇し、イールドカーブがスティー

プ化した。スペインの国債入札が順調に消化されたことやユーロ圏と米国の経済指標を背

景に、景気の二番底懸念が一部後退した。

 欧州中央銀行(ECB)は、主要政策金利を過去最低の1%に据え置くと発表。流動性

供給措置の延長も決定した。

 クレディ・アグリコルの金利ストラテジスト、デビッド・キーブル氏は「ECBはなす

べきことをした」と述べ、「(ECBは)流動性の反転にかじを切っているがそれほど厳

格ではない。(今回の決定は)特にアイルランドの銀行をめぐる問題など、一部の懸念を

取り除いた」と述べた。

 同日発表されたユーロ圏経済に関するECBスタッフ予想で2010年・11年の成長

率予想が上方修正されたことも、独連邦債を圧迫した。

 トリシェECB総裁は、景気の二番底の可能性はないとの認識を示した。

 あるトレーダーは「これを受けてユーロ圏周辺国への関心が高まった」と述べた。

 独連邦債先物9月限は一時132.44と8月20日以来の水準に下げた。清

算値は51ティック安の132.72。

 8月の利回り低下を主導した独連邦債30年物は、利回りが10ベーシスポイント

(bp)近く上昇し2.873%。これを受け10・30年物の利回り格差は59bpと、

8月24日以来の水準に拡大した。

 シティのストラテジスト、ジェイミー・サール氏は、利回り格差は調整の時期に来てい

ると指摘。9月に入り市場に流動性が戻るなか、10・30年物の「スティープナー」と

呼ばれるポジションの魅力が増すとの見方を示した。

 30年物ユーロスワップ金利は13bp上昇し2.81%。

 10年物のスペイン国債と独連邦債の利回り格差は、順調な入札に支援され7bp縮小。

フランスと独連邦債の利回り格差は、フランス国債10年物利回りが若干

上昇したにもかかわらず、約5bp縮小した。

 独連邦債2年物利回りはほぼ変わらずの0.617%。同10年物

利回りは6.2bp上昇し2.276%。

                         [東京 3日 ロイター]

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