*これは11日に配信した記事です。
1242GMT 9日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
10日終値 前営業日終値
株 FT100 5501.64(+7.48) 5494.16
クセトラDAX 6214.77(‐6.75) 6221.52
金 現物午後値決め 1246.50 1255.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(12月限) 99.010 (‐0.010) 0.272(0.273)
独連邦債2年物 0.729(0.700)
独連邦債10年物(12月限) 130.18 (‐0.60) 2.396(2.331)
独連邦債30年物 2.974(2.912)
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<為替> ドルとユーロが対円で上昇。資源国通貨にも買いが入った。中国の8月の輸
入が予想以上に急増したことを受けて世界経済成長に対する楽観的な見方が強まり、リス
ク許容度が高まった。
アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ首相国の政府系持ち株会社ドバイ・ワールドが債務
再編について債権者と合意したことも、リスク選好の動きを支援した。
円は対ドルで下落したものの、引き続き15年ぶり高値付近で推移。スイスフランも値
を下げた。
<株式> ロンドン株式市場は小幅続伸。FT総合指数は終値ベースで前日に続き4カ
月ぶり高値をつけた。ディフェンシブ株などが買われた。
原油価格の上昇や底堅い卸売在庫指標を手掛かりに、米国市場もエネルギー株主導で全
般的に値上がりした。
ロンドン市場ではディフェンシブ株が上昇し、インペリアル・タバコ
%高、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ
医薬品株では、シャイア
銀行株は新資本規制の発表を週末に控えまちまち。バークレイズ
ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド
ークレイズの投資判断を「ホールド」に引き下げる一方、ロイヤル・バンク・オブ・スコ
ットランドを「バイ」に引き上げた。
欧州株式市場は小反落して終了した。バーゼル銀行監督委員会の新たな銀行自己資本比
率規制「バーゼルIII」の詳細発表を前に銀行株に売りが出た。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>終値は1.24ポイント(0.11%)
安の1081.02。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は2.03ポイント(0.07%)安の
2780.40で終了した。
ただ、独自動車メーカーの上半期の輸出が好調だったことを受け、BMW
ダイムラー
したため、相場の下値は限られた。
銀行株が売られ、STOXX欧州600銀行株指数<.SX7P>は0.5%下落。ただ、週
末発表予定のバーゼルIIIの内容に対する懸念は行き過ぎている可能性があるとの見方を
アナリストが示したことを受け、下げ幅を縮小した。
ドイツ銀行
ーロ(114億3000万ドル)の増資を検討しているとのニュースが嫌気された。
エボリューション証券の株式ストラテジスト、フィリップ・アイシャーウッド氏は「ド
イツ銀は(財務基盤が)最も強い銀行であるにもかかわらず、真っ先に(増資に)動く。
この後にどの銀行が続くのだろうか」と述べた。
IGインデックスの首席市場ストラテジスト、デビッド・ジョーンズ氏は「バーゼル
IIIの内容が予想ほど厳しくならないとの見方が出ている。資本増強の必要性はむしろ
中期的な課題で、現時点で市場で大きく懸念されているわけではない」と述べた。
コメルツ銀行
した。一方、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド
この日は銅をはじめとする金属価格が下落したことを受け、鉱山株も売られた。BHP
ビリトン
ータ
した。
一方、製薬大手ノバルティス
ニア」がロシアで認可されたことを受け、米食品医薬品局(FDA)も今月中に同薬を認
可するとの期待が高まった。
<ユーロ圏債券> 独連邦債が下落した。週末を控えたポジション調整が見られたほか、
独連邦債先物はテクニカル的な支持線を下抜けたことがストップロスの売りを招き、大き
く値を下げた。
アナリストによると、最近の米経済指標改善を受け、投資家はこれまで市場に織り込ま
れていた極端に弱気な見方を一部見直している。
BNPパリバのストラテジスト、パトリック・ジャック氏は「強い指標を受けた売りは
見られたが、弱い指標に対する反応はない。これは(債券)相場の上昇が勢いを失ってい
ることを意味している」と述べた。
独連邦債先物12月限
ィック下落し、129.97と日中安値をつけた。トレーダーによると、前日安値の
130.46および節目の130.20を割り込んだことがストップロスの売りにつなが
った。
こうしたなか、アイルランド国債は独連邦債よりも底堅い動きとなった。国有化された
アングロ・アイリッシュ銀行の事業縮小が今週決定されたことを受け、銀行セクター救済
費用をめぐる不透明さが一部払しょくされた。
また、あるトレーダーによると、欧州中央銀行(ECB)は国債買い入れ後に期間が長
めのアイルランド国債の価格動向を確認していたもよう。
10年物のアイルランド国債
低下し5.858%。一方、独連邦債10年物
し2.406%となった。
10年物のアイルランド国債と独連邦債の利回り格差は16bp前後縮小し、345
bp。
独連邦債2年物
同30年物
[東京 11日 ロイター]