1348GMT 14日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
15日終値 前営業日終値
株 FT100 5555.56(‐11.85) 5567.41
クセトラDAX 6261.87(‐13.54) 6275.41
金 現物午後値決め 1267.00 1265.50
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(12月限) 98.995 (‐0.010) 0.294(0.270)
独連邦債2年物 0.751(0.719)
独連邦債10年物(12月限) 129.91 (‐0.60) 2.414(2.376)
独連邦債30年物 3.058(2.968)
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<為替> ドルが対円
る為替介入を実施したことを受け、円高の流れにひとまず歯止めがかかった。
<株式> ロンドン株式市場は反落。この日発表された8月の米鉱工業生産の伸びが前
月から急速に減速し、商品関連株に売りが出たことなどが圧迫した。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は6営業日ぶりに下落した。
米経済の回復が不安定であるとの懸念から原油価格
調を合わせるように鉱山・エネルギー関連株が下落した。石油大手BP
安。
一方、小売株には買いが入った。好調な上半期決算と通年見通しを発表した衣料小売の
ネクスト
スーパーマーケット銘柄も買われ、テスコ
0.6%高で引けた。
欧州株式市場は値動きの荒い展開となるなか下落。エネルギー株や医薬品株の下げが目
立った。失望を誘う経済指標を背景に投資家は慎重姿勢を崩さなかった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は3.09ポイント(0.28%)安
の1084.54。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は12.11ポイント(0.43%)安
の2794.36。
原油先物が2%超下落し、エネルギー株を圧迫。BP
トイルハイドロ
ブリューイン・ドルフィンの首席ストラテジスト、マイク・レンホフ氏は、主要株価指
数が今週4カ月超ぶりの高値をつけたことに言及し、「相場は現時点でやや買われ過ぎの
ように見え始め、値固めの動きや利食い売りが出ることは予想されていた。しかし、セン
チメントは明らかに、二番底が回避されるという向きに好転している」と述べた。
この日発表された9月の米NY州製造業業況指数が予想外に低下し、1年超ぶりの低水
準になったことを受け、欧州株式相場は当初一段安となった。その後、下落分の一部を取
り戻した。
医薬品株ではアストラゼネカ
いて、米当局の承認が3カ月遅れることを明らかにした。同業のロシュ
半面、衣料品小売のネクスト
したほか、小売業界をめぐる状況は8月初旬以降悪化しておらず、安定しつつあるように
みられる、との見方を示した。
<ユーロ圏債券> 独連邦債が下落した。日本当局による円高抑制に向けた為替介入は、
株などの高リスク資産にとり若干好材料になると受け取られた。
10年物の独連邦債利回りが上昇する中、アイルランド国債利回り
6.11%付近と7ベーシスポイント(bp)上昇。独連邦債との利回り格差は5日ぶり
水準に拡大した。
アナリストからは、来週予定されている国債入札がアイルランド国債を圧迫し、利回り
格差拡大につながったとの声が聞かれた。また、フィッチ・レーティングスが同日、アン
グロ・アイリッシュ銀行の長期発行体デフォルト格付け(IDR)を「BBB+」に引き
下げたことも背景にある。
アイルランドを除き、ユーロ圏周辺国債と独連邦債の利回り格差は安定的に推移した。
ポルトガルは12カ月物の短期証券(Tビル)入札を実施し、7億5000万ユーロを
調達。平均落札利回りは2週間前の前回入札の水準(2.756%)を大幅に上回る3.
369%となったものの、10年物のポルトガル国債と独連邦債の利回り格差は約341
bpと横ばいだった。
独連邦債の下げは限定的となった。この日実施された独連邦債10年物入札で底堅い需
要が示されたことが下支えた。44億ユーロ規模の入札では、平均落札利回りが2.39
%と流通市場の水準を下回った。
独連邦債先物12月限
準からは約20ティック下落した。
ロイズTSBの市場エコノミスト、ケネス・ブロー氏は「債券市場の傾向を特定するの
は難しいが、いかなる金融緩和も、独連邦債よりはリスク資産にとって好材料となる。た
だ、日銀が今後米国債を一段と買い進めるとの見方から、(為替介入は)目先、少なくと
も米国債にとっては支援材料となる」と述べた。
独連邦債2年物
[東京 16日 ロイター]