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欧州市場サマリー(15日)

発行済 2010-09-16 04:00

               1348GMT     14日終盤

ユーロ/ドル    1.2981 1.2995

ドル/円      85.630 83.050

ユーロ/円 111.20 107.90

 

              15日終値   前営業日終値

株 FT100 5555.56(‐11.85) 5567.41

  クセトラDAX     6261.87(‐13.54) 6275.41

金 現物午後値決め 1267.00      1265.50

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(12月限)  98.995 (‐0.010)  0.294(0.270)

独連邦債2年物 0.751(0.719)

独連邦債10年物(12月限) 129.91 (‐0.60) 2.414(2.376)

独連邦債30年物   3.058(2.968)

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 <為替> ドルが対円で3%強値上がりして推移。政府・日銀が6年半ぶりとな

る為替介入を実施したことを受け、円高の流れにひとまず歯止めがかかった。

 

 <株式> ロンドン株式市場は反落。この日発表された8月の米鉱工業生産の伸びが前

月から急速に減速し、商品関連株に売りが出たことなどが圧迫した。

 FT100種総合株価指数<.FTSE>は6営業日ぶりに下落した。

 米経済の回復が不安定であるとの懸念から原油価格と金属価格が下落。これに歩

調を合わせるように鉱山・エネルギー関連株が下落した。石油大手BPは2.7%

安。

 一方、小売株には買いが入った。好調な上半期決算と通年見通しを発表した衣料小売の

ネクストは6.7%高。マークス&スペンサーとキングフィッシャー

はそれぞれ3.4%上昇した。

 スーパーマーケット銘柄も買われ、テスコは1.7%高、モリソン

0.6%高で引けた。

 

 欧州株式市場は値動きの荒い展開となるなか下落。エネルギー株や医薬品株の下げが目

立った。失望を誘う経済指標を背景に投資家は慎重姿勢を崩さなかった。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は3.09ポイント(0.28%)安

の1084.54。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は12.11ポイント(0.43%)安

の2794.36。

 原油先物が2%超下落し、エネルギー株を圧迫。BP、トタル、スタ

トイルハイドロは1─2.7%下落した。

 ブリューイン・ドルフィンの首席ストラテジスト、マイク・レンホフ氏は、主要株価指

数が今週4カ月超ぶりの高値をつけたことに言及し、「相場は現時点でやや買われ過ぎの

ように見え始め、値固めの動きや利食い売りが出ることは予想されていた。しかし、セン

チメントは明らかに、二番底が回避されるという向きに好転している」と述べた。

 

 この日発表された9月の米NY州製造業業況指数が予想外に低下し、1年超ぶりの低水

準になったことを受け、欧州株式相場は当初一段安となった。その後、下落分の一部を取

り戻した。

 医薬品株ではアストラゼネカが1.1%安。同社の新抗血栓薬ブリリンタにつ

いて、米当局の承認が3カ月遅れることを明らかにした。同業のロシュ、メルク

、ノボ・ノルディスクは0.1─1.8%安。

 半面、衣料品小売のネクストは逆行高し、6.7%高。上期利益が予想と一致

したほか、小売業界をめぐる状況は8月初旬以降悪化しておらず、安定しつつあるように

みられる、との見方を示した。

  

 <ユーロ圏債券> 独連邦債が下落した。日本当局による円高抑制に向けた為替介入は、

株などの高リスク資産にとり若干好材料になると受け取られた。

 10年物の独連邦債利回りが上昇する中、アイルランド国債利回り

6.11%付近と7ベーシスポイント(bp)上昇。独連邦債との利回り格差は5日ぶり

水準に拡大した。

 アナリストからは、来週予定されている国債入札がアイルランド国債を圧迫し、利回り

格差拡大につながったとの声が聞かれた。また、フィッチ・レーティングスが同日、アン

グロ・アイリッシュ銀行の長期発行体デフォルト格付け(IDR)を「BBB+」に引き

下げたことも背景にある。

 アイルランドを除き、ユーロ圏周辺国債と独連邦債の利回り格差は安定的に推移した。

 ポルトガルは12カ月物の短期証券(Tビル)入札を実施し、7億5000万ユーロを

調達。平均落札利回りは2週間前の前回入札の水準(2.756%)を大幅に上回る3.

369%となったものの、10年物のポルトガル国債と独連邦債の利回り格差は約341

bpと横ばいだった。

 独連邦債の下げは限定的となった。この日実施された独連邦債10年物入札で底堅い需

要が示されたことが下支えた。44億ユーロ規模の入札では、平均落札利回りが2.39

%と流通市場の水準を下回った。

 独連邦債先物12月限の清算値は40ティック安の130.11。入札後の水

準からは約20ティック下落した。

 ロイズTSBの市場エコノミスト、ケネス・ブロー氏は「債券市場の傾向を特定するの

は難しいが、いかなる金融緩和も、独連邦債よりはリスク資産にとって好材料となる。た

だ、日銀が今後米国債を一段と買い進めるとの見方から、(為替介入は)目先、少なくと

も米国債にとっては支援材料となる」と述べた。

 独連邦債2年物利回りは3.2bp上昇し0.756%。同10年物

は4.1bp上昇の2.408%だった。

 

                         [東京 16日 ロイター]

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