*この記事は16日に配信しました。
1334GMT 14日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
15日終値 前営業日終値
株 FT100 5703.37(‐23.84) 5727.21
クセトラDAX 6492.30(+37.03) 6455.27
金 現物午後値決め 1367.50 1373.25
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(12月限) 98.910 (‐0.025) 0.526(0.516)
独連邦債2年物 0.854(0.808)
独連邦債10年物(12月限) 130.38 (‐1.06) 2.384(2.311)
独連邦債30年物 3.028(2.959)
------------------------------------------------------------------------------
<為替> ドルが対ユーロで8カ月超ぶりの安値をつけた。また豪ドルは対米ドルで上
昇し一時等価水準を上回った。米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長の発言を受
け、追加金融緩和観測が強まったことが背景にある。
同議長は、高水準の失業率と低いインフレ率は追加緩和の必要性を示しているとの見解
を示した。
<株式> ロンドン株式市場は続落して終了した。米ゼネラル・エレクトリック(GE)
外に低下したことを受け、商品関連株を中心に売りが出た。
同指数の最大の引き下げ要因となったのがエネルギー関連株。原油価格
受け、BP
山関連株も売られ、エクストラータ
た。
GEの決算が予想を下回ったこと加え、ロイター/ミシガン大学の実施する米消費者調
査で10月の消費者信頼感指数の速報値が7月以来の低水準に落ち込んだことも市場の圧
迫要因となった。
この日はバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が講演し、追加緩和措置の導入の
必要性を示唆した。ただ同議長の発言内容は予想の範囲内だったため、市場への影響は軽
微だった。
欧州株式市場は反発。バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が追加緩和の必要性
に言及したことや、予想を上回る9月の米小売売上高が支援材料となった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は0.92ポイント(0.08%)高
の1085.59。週間ベースでは1.4%上昇した。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は5.54ポイント(0.20%)高の
2841.65。
ディフェンシブ銘柄が選好され、通信・医薬品株が上昇。BTグループ
%、ロシュ
食品小売のカルフール
いとして、2010年の利益見通しを下方修正した。
バーナンキFRB議長はこの日の講演で、高水準の失業率と低インフレ率は、米金融政
策を一段と緩和する必要があることを示唆しているようにみえるとの認識を示した。
<ユーロ圏債券> 期間が長めの独連邦債が下落。バーナンキ米連邦準備理事会(FR
B)議長の発言を受け、FRBがインフレ率押し上げに前向きとの見方が強まり、米債が
売られたことに追随した。
インフレがいずれ金利を上昇させ、債券価格を下落させるとの懸念から、独連邦債10
・30年債を中心に売りが膨らんだ。同2・30年物の利回り格差は6ベーシスポイント
(bp)拡大し221bpと、2週間半ぶりの高水準となった。
9月米小売売上高が予想以上に増加したことも圧迫材料となった。
バーナンキ議長はこの日、高水準の失業率と低水準のインフレ率は、米金融政策の一段
の緩和の必要性を示しているとの認識を示した。これを受け、FRBが11月、追加資産
買い入れに踏み切るとの観測が強まった。
独連邦債10年物
昇。10年物利回りは2.39%、30年物利回りは3.04%となった。
2年物
独連邦債は米債をややアウトパフォームし、10年物の独連邦債・米債の利回り格差は
前日の欧州市場清算値から2bp拡大し17bpとなった。
独連邦債先物
追加量的緩和観測を背景にリスク選好度が高まり、ポルトガル国債を中心に、周辺国債
は堅調となった。
[東京 16日 ロイター]