1334GMT 15日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
18日終値 前営業日終値
株 FT100 5742.52(+39.15) 5703.37
クセトラDAX 6516.63(+24.33) 6492.30
金 現物午後値決め 1367.25 1367.50
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(12月限) 98.880 (‐0.035) 0.584(0.526)
独連邦債2年物 0.889(0.854)
独連邦債10年物(12月限) 130.51 (‐0.21) 2.385(2.384)
独連邦債30年物 3.014(3.028)
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<為替> ドルが主要通貨バスケットに対し、10カ月ぶり安値から戻している。最
近のドルの下落が行き過ぎとの見方が高まっている。
ただ、米連邦準備理事会(FRB)による追加量的緩和の規模をめぐる不透明性から、
ドルの上値は重い展開となっている。
<株式> ロンドン株式市場は3営業日ぶりに反発。9月の米鉱工業生産が予想外に
減少し、連邦準備理事会(FRB)の追加緩和観測が強まったことや、米シティグルー
プ
フランスの製油所のストの影響で原油先物相場
ロイヤル・ダッチ・シェル
0.7―2.3%高となった。
シティがこの日発表した第3・四半期決算は、不良債権引当金が減少し利益が予想を上
回った。
金融株では、スタンダード・チャータード(スタンチャート)
2.9%上昇した。
鉱山株は軟調だった。BHPビリトン
統合を断念。BHPは0.6%安、リオ・ティントは1.5%安で取引を終えた。
欧州株式市場は続伸し、主要株価指数は約6カ月ぶりの高値で終了した。米シティグル
ープ
価格が上昇したことで石油関連株も買われた。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は、終値としては4月26日以来の高
値となる2.81ポイント(0.26%)高の1088.40で取引を終えた。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は9.07ポイント(0.32%)高の
2850.72。
この日の相場をけん引したのが銀行株。バークレイズ
シエテ・ジェネラル
シティ・インデックスの市場ストラテジスト、ジョシュア・レイモンド氏は「シティの
決算が、株価上昇を支えた」と述べた。
原油価格
P
ただ鉱山株が下落し、主要株価指数の上昇を抑えた。鉄鉱石事業の統合を断念したBH
Pビリトン
個別銘柄では、英半導体設計会社ARMホールディングス
の日の取引終了後に発表される米アップル
のになるとの期待から買われた。
一方、オランダの総合電機大手フィリップス・エレクトロニクス
期決算が予想を下回ったことなどを受け4.2%安で取引を終えた。
<ユーロ圏債券> 欧州銀行間取引金利(EURIBOR)の3カ月物
が欧州中央銀行(ECB)の主要政策金利と並ぶ1%に上昇したことで、独連邦2年債利
回りが上昇した。2年債は10年債をアンダーパフォームしたため、イールドカーブはフ
ラット化した。
短期金融市場金利の上昇は、11月に追加緩和策を発表するとみられている米連邦準備
理事会(FRB)と、金融支援策解消に向かっているECBとのスタンスの違いを明確に
示すもの。ロイズTSB(ロンドン)のエコノミスト、ケネス・ブロー氏は「ECBはF
RBとは反対の方向を向いている」と指摘。「(EURIBOR3カ月物が)1%である
のなら、独連邦2年債(の利回り)は明らかに低すぎる」と述べた。
独連邦債2年物利回り
一時0.898%まで上昇した。
2年物と10年物の利回り格差は6bp縮小。FRBの追加緩和観測が10年物を支援
したことも利回り格差の縮小を促した。独連邦債10年物利回り
の2.384%となった。
10年物の独連邦債と米国債
パフォームし、4bp縮小の12bpとなった。
独連邦債先物
ユーロ周辺国債は引き続き堅調。ポルトガルの予算案が政治的困難に直面するとの懸念
が和らいだほか高利回り債に対する投資家の信頼感が強まった。
10年物のポルトガル国債
連邦債との利回り格差は322bpと8月下旬以来の水準に縮小した。
アイルランド国債と独連邦債の利回り格差も約11bp縮小の373bp。
ECBはこの日、15日までの1週間に買い入れた債券の清算額はゼロだったと発表し
た。買い入れ額がゼロになるのは5月のプログラム開始以来初めてとなる。
[東京 19日 ロイター]