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欧州市場サマリー(19日)

発行済 2010-10-20 04:16

               1417GMT     18日終盤

ユーロ/ドル    1.3821      1.3945

ドル/円      81.630      81.230

ユーロ/円 112.88      113.31

              19日終値    前営業日終値

株 FT100 5703.89(‐38.63) 5742.52

  クセトラDAX     6490.69(‐25.94) 6516.63

金 現物午後値決め  1339.00      1367.25

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(12月限)  98.870 (‐0.015)  0.595(0.584)

独連邦債2年物 0.895(0.889)

独連邦債10年物(12月限) 130.32 (‐0.24) 2.405(2.385)

独連邦債30年物   3.022(3.014)

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 <為替> ドルが上昇。予想外の中国の利上げを受けて安全資産への逃避買いが膨ら

んだ。一方で、ユーロのほか資源国通貨である豪ドルには売りが出た。

 

 <株式> ロンドン株式市場は反落して終了した。中国人民銀行(中央銀行)の利上げ

決定を受け、需要見通しへの懸念から鉱山株が売られ、米バンク・オブ・アメリカなどの

好決算を受けた銀行株の上昇が相殺された。

 FT100種総合株価指数<.FTSE>は一時5700水準を割り込み、5690.58の

日中安値をつけた。

 中国人民銀行はこの日、期間1年の金融機関の預金金利と貸出金利をそれぞれ25ベー

シスポイント(bp)、20日付で引き上げると発表した。利上げは2007年以来初め

て。これを受け、今後需要が悪化するとの懸念が広がり金属価格が下落、鉱山株が売られ

た。

 フレスニロは5.3%安。エクストラータは4.4%安。

 原油先物が下落しエネルギー株を圧迫。BGグループは0.7%、ロイヤ

ル・ダッチ・シェルは1%、それぞれ値を下げた。

 銀行株はしっかり。米バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)とゴールドマン・

サックスの決算が予想を上回ったことが支援要因となった。スタンダード・チャー

タード(スタンチャート)銀行は2%高。ロイヤル・バンク・オブ・スコットラ

ンド(RBS)は1.4%高、HSBCは0.1%高。

 ディフェンシブ銘柄も選好された。酒類大手ディアジオは2.5%上昇。公益

事業セクターでは、水処理サービスのセバーン・トレント、電力大手ナショナル

・グリッドがともに1.3%値を上げた。

 

 欧州株式市場は反落して終了した。中国が予想外の利上げを発表したことを受け、世界

的な経済成長の減速懸念が高まり、鉱山株に売りが出た。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は5.44ポイント(0.50%)安

の1082.96で取引を終えた。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>終値は13.39ポイント(0.47%)

安の2837.33。

 中国人民銀行(中央銀行)はこの日、期間1年の金融機関の預金金利と貸出金利をそれ

ぞれ25ベーシスポイント(bp)引き上げると発表した。中国の利上げは約3年ぶりと

なる。 

 BNPパリバ・フォルティス・グローバル・マーケッツ(ブリュッセル)の調査部門を

率いるフィリッペ・ジゼルズ氏は、中国の利上げ発表で投資家は神経質になったと指摘。

「市場から流動性を引き揚げる中国当局と、量的緩和と思われる手法を通して流動性を増

加させようとしている米連邦準備理事会(FRB)との間の綱引きになっている。これが

市場の方向性が変わる潮目になるか、予測するのは難しい」と述べた。

 

 銅価格が下落するなか、中国経済の成長に支援されてきた鉱山株に売りが出

た。STOXX欧州600資源株<.SXPP>は2.5%安。エクストラータについて

は、まちまちの内容となった四半期生産報告も圧迫要因となった。

 米アップルとIBMの決算が精彩を欠く内容となったことを受けてテ

クノロジー関連銘柄の下げがきつく、ARMホールディングス、インフィニオン

、ロジカが1.8─2.6%値を下げた。

 一方、銀行株はしっかり。米ゴールドマン・サックスとバンク・オブ・アメリカ

(バンカメ)の底堅い決算が支援要因となり、STOXX欧州600銀行株指数

<.SX7P>は0.5%上昇した。

 個別銘柄ではスウェーデンのベアリングメーカー、SKFが10.2%高と

急伸。業績目標を引き上げたことが好感された。

 

 <ユーロ圏債券> 独連邦債が下落。10月の独ZEW景気期待指数が前月から低下し

たものの、予想ほど悪化しなかったことからドイツ経済への懸念が和らぎ、安全資産とさ

れる独連邦債への需要が後退した。

 9月の米住宅着工件数が予想外に増加し5カ月ぶり水準となったことも圧迫要因となり、

独連邦債先物は一時、ほぼ1カ月ぶり安値をつけた。その後は米連邦準備理事

会(FRB)当局者の追加緩和措置の必要性を支持する発言を受けて、下げ幅が縮小した。

 独連邦債先物清算値は33ティック安の130.23。一時、130.25―33の支

持線を割り込み、129.92まで下落した。

 独連邦債10年物利回りは約3ベーシスポイント(bp)上昇し

2.414%。同2年物利回りは前日比ほぼ変わらずの0.899%。

2・10年物の利回り格差は前日から2bp拡大し151bpとなった。

 欧州中央銀行(ECB)とFRB当局者の発言から両中銀の政策見通しの相違が浮き彫

りになるなか、独連邦債が米国債をアンダーパフォームした。10年物米国債と独連邦債

の利回り格差は1週間ぶり水準に縮小した。

 FRBが11月の連邦公開市場委員会(FOMC)で追加緩和策第2弾を打ち出すとみ

られる一方、ECB内では、ウェーバー独連銀総裁が出口戦略で後手に回るべきでないと

主張し、追加緩和をめぐり慎重なトリシェ総裁との温度差が目立っている。

 このところ縮小していたユーロ圏周辺国債と独連邦債の利回り格差がこの日は拡大した。

ギリシャ政府の緊縮財政措置の進ちょくに関する欧州当局の今後の評価をめぐって神経

質な見方が広がったことを背景に、10年物ギリシャ国債と独連邦債の利回り格差

は14bp拡大し678bpとなった。

 一部利食い売りが出たことも要因となり、10年物アイルランド国債と独連邦債の利回

り格差も20bp拡大、392bpとなった。

 

                        [東京 20日 ロイター]

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