1345GMT 27日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
28日終値 前営業日終値
株 FT100 5677.89(+31.87) 5646.02
クセトラDAX 6595.28(+27.28) 6568.00
金 現物午後値決め 1333.50 1324.50
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(12月限) 98.840 (+0.000) 0.626(0.577)
独連邦債2年物 1.031(1.018)
独連邦債10年物(12月限) 128.85 (+0.05) 2.563(2.566)
独連邦債30年物 3.058(3.078)
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<為替> ドルが下落。米国債の利回りが低下し投資妙味が薄れるなか、ドルへの需要
が低下している。
来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に大規模なドルショートの巻き戻しが見
られていたが、この動きが鈍ったことも背景となっている。
<株式> ロンドン株式市場は反発。決算が予想を上回ったロイヤル・ダッチ・シェル
FT100種総合株価指数<.FTSE>は一時5700を越える水準まで上昇したが、米株
市場がマイナスに転じたことから午後に入り上げ幅を縮小した。
ロイヤル・ダッチ・シェルは0.5%高。原油とガスの値上がりを背景に第3・四半期
決算は18%の増益となった。
ドル下落を受けて金属価格が上昇したことから、鉱山株もしっかり。BHPビリトン
個別銘柄ではボーダフォン・グループ
フランステレコム
一方、アストラゼネカ
たほか、前年同期には新型インフルエンザ用ワクチンの大型注文があったことから、第3・
四半期の売上高が4%減少した。
欧州株式市場は反発。一連の堅調決算を受けて株式への前向きな見方が強まった。ただ、
ベルギーの化学メーカー、ソルベイ
下落した。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は4.35ポイント(0.40%)高
の1085.87。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は16.11ポイント(0.57%)高
の2845.53。
石油・ガス関連株の上げが目立った。BP
1.8%高。米原油先物
る増益となったことを好感し、ロイヤル・ダッチ・シェル
た。
フランス・テレコム
2010年・11年の通期目標を維持した。同社株の上昇が他の通信銘柄を押し上げ、
ドイツ・テレコム
3.0%高となった。
来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に大規模なドルショートの巻き戻しがみ
られていたが、再びドルへの売り圧力が強まったことを受け、金属相場が全般的に上昇し、
鉱山株に買いが入った。アングロ・アメリカン
トファガスタ
一方、ソルベイ
が予想を下回った。
前日3週間ぶり高水準に上昇していたVDAX─NEWボラティリティ指数<.V1XI>
<.V1XI>は3.1%低下した。
<ユーロ圏債券> ポルトガルおよびアイルランド国債と独連邦債との利回り格差が財
政懸念を背景に拡大した。しかしその後、欧州中央銀行(ECB)が周辺国債買い入れを
再開するとの思惑が両国債を下支える展開となった。
一方、これまで売られていた独連邦債は、周辺国市場の緊張の高まりを受けしっかりし
た。
ポルトガルの財政赤字削減策をめぐる政府と主要野党・社会民主党(PSD)の協議が
27日決裂したことから、同国の2011年予算案が議会を通過できるかどうか市場は懸
念を強めている。
10年物のポルトガル国債
イント(bp)。一時20bp超拡大し362bpとなった。
10年物のアイルランド国債利回りIE10YT=TWEB>は7.2%と、ユーロ導入以来の水準
に上昇し、独連邦債との利回り格差は462bpと1カ月ぶりの水準に拡大した。その後
437bpに戻している。
ノルディアの金利ストラテジスト、ニルス・フロム氏は「ソブリン債をめぐる懸念が根
強いことを示している。市場はニュースに即座に反応し、投資家は短期的な見方だけで周
辺国に対するポジションを判断している」と述べた。
ただ、トレーダーによると、ECBがポルトガルとアイルランドの短期債を買い入れる
との市場のうわさを受け、両国債は共に下落分を取り戻した。
RIAキャピタル・マーケッツ(エディンバラ)のストラテジスト、ニック・スタメン
コビッチ氏は「ECBは(周辺国国債市場の)不安定性を軽減しようとしている」とし、
4、5月にみられたような売られる一方の状況は望んでいないと述べた。
独連邦債先物12月限
年物利回り
1.3bp上昇し1.034%。
[東京 29日 ロイター]