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欧州市場サマリー(25日)

発行済 2010-11-26 04:56

               1452GMT     24日終盤

ユーロ/ドル    1.3342     1.3329

ドル/円      83.53 83.55

ユーロ/円 111.48 111.34

              25日終値    前営業日終値

株 FT100 5698.93(+41.83) 5657.10

  クセトラDAX     6879.66(+55.86) 6823.80

金 現物午後値決め  1373.25       1372.50     

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(12月限)  98.940 (+0.000)  0.536(0.538)

独連邦債2年物 0.954(0.998)

独連邦債10年物(12月限) 127.27 (‐0.45) 2.710(2.676)

独連邦債30年物   3.230(3.203)

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 <為替> ユーロ圏債務問題が重くのしかかり、ユーロが引き続き圧迫されている。

 ただ、主に欧州の輸出企業からの需要に下支えされ、対ドルで前日に付けた2カ月ぶ

りの安値は上回って推移している。

この日は米国市場が感謝祭で休場だったため商いは薄かったが、ドルがスイスフラン

に対して2カ月ぶりに等価(パリティー)を上回り、またドル指数<.DXY>は2カ月

ぶりの高水準に上昇した。

 

 <株式> ロンドン株式市場は続伸。銀行株や鉱山株に買いが入り相場を押し上げたほ

か、買収観測を背景にキャピタル・ショッピング・セン

ターズ(CSC)が買われるなど、不動産関連株が堅調だった。

 FT100種総合株価指数<.FTSE>は午後に一時5700を上抜けたものの、引けにか

けて上げ幅を縮小した。

 CSCが12.9%高と急伸。米ショッピングモール大手サイモン・プロパティ

がCSCに買収案を提示する可能性を示唆した。不動産セクターではほかに、ハ

マーソンが4.8%、ブリティッシュ・ランドが2.9%それぞれ上昇

した。

 銀行株の上昇が目立った。欧州ソブリン債へのエクスポージャーをめぐる懸念が一段と

和らいだ。ロイズ・バンキング・グループが0.5%、ロイヤル・バンク・オブ・

スコットランドが0.7%それぞれ値を上げた。

 底堅い金属相場を背景に鉱山株も前日に続き値を上げた。アングロ・アメリカン

が2.7%高。リオ・ティント、エクストラータもそれぞれ2%超上昇し

た。

 

 欧州株式市場では、続伸。金属価格の上昇を受けて鉱山株が値を上げた。また買収観測

を背景にキャピタル・ショッピング・センターズ(CSC)が買われ、不動産関

連株が連れ高となった。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は5.13ポイント(0.47%)高

の1092.80。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は7.03ポイント(0.25%)高の

2765.05。

 

 STOXX欧州600種資源株指数<.STOXX50E>は2.1%高。ドル安や前日の堅調な

経済指標を受けて金属価格が上昇したことが背景。

 ただ、ユーロ圏の債務問題が依然として相場の重しとなっており、周辺国の銀行株の一

部が圧迫された。投資家の間では、アイルランドの債務問題がポルトガルやスペインに波

及するとの懸念が出ている。

 アライド・アイリッシュ・バンクスは5.9%、スペインのポプラル

は0.6%、ポルトガルのミレニアムBCPは0.8%それぞれ下落した。

 

 ウニクレディト・グループの株式ストラテジスト、タモ・グリートフェルド氏は「ユー

ロ圏の緊張は依然として株式市場に重要な要因だ。これにより各国市場の間に大きなパフ

ォーマンスの差が生じている」と指摘した。その上で、ドイツ市場はファンダメンタルズ

に支えられて好調を維持するものの、スペイン市場は債券利回りが上昇していることから

圧力が高まっているとの見方を示した。

 CSCは12.9%高。米ショッピングモール大手サイモン・プロパティ

が買収案を提示する可能性を示唆した。不動産セクターではハマ

ーソン、ランド・セキュリティーズ・グループ、ブリティッシュ・ラン

が2.4─4.8%高となった。

 <ユーロ圏債券> アイルランドの債務危機の波及懸念が払しょくされず、周辺国国債

の利回りが上昇した。また独連邦債先物は救済コストへの懸念から続落した。

 高利回り国債の売りが続いていることで、アイルランドとスペインの国債が引き続き圧

迫された。ただ、米国市場が感謝祭で休場となっていることから商いは薄く、相場が大き

く振れる展開となった。

 

 独連邦債先物は、ユーロ圏から救済を求める国が増えた場合のコストをめぐる懸念から

下落。RBSのエコノミスト、シルビオ・ペルッツォ氏は「市場は先を見据えていて、ド

イツがこの先リスクを負担することになるとみている。救済費用はドイツに重くのしかか

ってくる可能性がある」と述べた。

 独連邦債先物12月限は前日に続いて下落し、43ティック安の127.29

と、6月以来の低水準で取引を終了した。

 独連邦債10年物利回りは横ばいの2.66%。2年物

回りは1ベーシスポイント(bp)低下し0.964%となった。

 

 アイルランド政府は前日、財政再建4カ年計画を発表。ただこの計画の根拠となる政府

の成長予測が現実的かどうか懐疑的な見方もでていることから、アイルランド国債利回り

が上昇。10年債利回りは12bp上昇の9.42%となった。

 アイルランド国債と独連邦債の利回り格差が拡大していることから、欧州の決済機関の

LCHクリアネットはアイルランド国債の取引に必要な証拠金をネットポジションの45

%に引き上げている。

 

 10年物のスペイン国債と独連邦債との利回り格差は260bpとなり、

今週つけた高水準に並んだ。

 ロイター調査でアイルランドに次いで欧州連合(EU)などから支援を受ける必要に迫

られると予想されたポルトガルの国債利回りも上昇。10年物の利回りは

7%を超え、すでにギリシャとアイルランドが債券市場からの資金調達を断念した水準を

上回っている。

                           [東京 26日 ロイター]

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