1422GMT 26日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
29日終値 前営業日終値
株 FT100 5550.95(‐117.75) 5668.70
クセトラDAX 6697.97(‐151.01) 6848.98
金 現物午後値決め 1357.00 1355.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(12月限) 98.950 (+0.010) 0.448(0.442)
独連邦債2年物 0.917(0.934)
独連邦債10年物(12月限) 127.11 (‐0.24) 2.749(2.742)
独連邦債30年物 3.254(3.257)
------------------------------------------------------------------------------
<為替> ユーロが対ドルで2カ月ぶり安値をつけた。アイルランドが欧州連合(E
U)・国際通貨基金(IMF)と合意した850億ユーロの支援策は、債務危機拡大への
懸念を払しょくしきれていない。
<株式> ロンドン株式市場は大幅続落。ドル高に圧迫され金属相場が軟調となるなか
商品(コモディティー)株が下落した。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は一時5722.70まで上昇したが下落に転じた。
同指数が5600を割り込むのは10月1日以来となる。
原油価格
プ
た。BP
への出資分を売却することで合意した。
石油・ガスサービスのペトロファック
めぐりアナリストが戦略上の懸念を示した。
ケアン・エナジー
れ下落した。
リオ・ティント
欧州株式市場は続落し、指数は約8週間ぶりの安値をつけた。アイルランドに対する支
援額が850億ユーロに決まるなか、同国の債務問題が他の周辺国に飛び火するとの懸念
が根強かった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は17.41ポイント(1.60%)
安の1069.24。今年10月5日以来の安値。3週間前につけた2年ぶり高値からは
4.6%下落した。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は67.00ポイント(2.45%)安
の2669.96。
金融株がさえず。BNPパリバ
ソシエテ・ジェネラル
チャールズ・スタンレーのストラテジスト、ジェレミー・バットストーン・カー氏は「
市場は欧州当局への信頼を完全に失っており、次に倒れるドミノはどこかを懸命に探して
いる」と語った。
こうしたなか、アイルランドの銀行株には買い戻しが入り、アライド・アイリッシュ・
バンクス
原油価格が底堅く推移したにもかかわらず、エネルギー株が売られた。トタル
1.7─3.2%安。
景気回復への懸念から自動車株も軟調。ダイムラー
ルノー
鉄鋼株では30日に決算発表を控えるティッセンクルップ
<ユーロ圏債券> アイルランド国債利回りが上昇。850億ユーロ規模の同国支援が
週末合意に至ったものの、市場への影響は限られた。イタリア国債入札がさえない内容と
なったことで、ユーロ圏の債務問題に対する懸念の高まりが浮き彫りとなった。
ポルトガルを筆頭に他のユーロ圏周辺国の救済観測が強まるなか、多額の救済費用とド
イツの負担増大に対する懸念が独連邦債を圧迫。独連邦債先物12月限
ィック安の127.07で清算した。
イタリアはこの日の国債入札で目標レンジ上限の68億ユーロを調達した。ただ、落札
利回りは1カ月前と比べて上昇した。
アイルランド国債利回りは当初は低下していたものの、その後反転し、9.6%に上昇。
10年物のイタリア国債
れ20ベーシスポイント(bp)超上昇した。これを受け、イタリア国債とスペイン国債
の独連邦債との利回り格差はそれぞれユーロ導入以来の水準に拡大した。
欧州クレジット市場ではポルトガルの債務保証コストが上昇。同国のクレジット・デフ
ォルト・スワップ(CDS)は過去最高水準をつけた。ポルトガル国債と独連邦債の利回
り格差は450bpと引き続き高い水準となっている。
ウニクレディトのアナリスト、コーネリアス・パープス氏は「他の国も早い時期での救
済要請を余儀なくされるとの懸念がある」と指摘。「年末にかけて、ポルトガルやスペイ
ン国債の買い入れに前向きな年金基金や保険会社、銀行はほとんどない」と予想した。
独連邦債10年物
にアンダーパフォームし、利回り格差は7bpに縮小した。
独連邦債への質への逃避買いは同2年物
下し0.917%。
[東京 30日 ロイター]