1442GMT 7日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
8日終値 前営業日終値
株 FT100 5794.53(‐13.92) 5808.45
クセトラDAX 6975.87(‐26.04) 7001.91
金 現物午後値決め 1385.50 1420.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(3月限) 98.865 (‐0.020) 0.424(0.447)
独連邦債2年物 0.995(0.877)
独連邦債10年物(3月限) 124.62 (‐0.39) 3.022(2.952)
独連邦債30年物 3.479(3.463)
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<為替> 米国債利回りの上昇を受け、ドルが主要通貨に対して強含んでいる。国債
利回りは米政権が個人所得減税の延長で合意したことを受け上昇した。
ドル/円
ユーロ/ドル
主要6通貨に対するNY商品取引所(NYBOT)ドル指数<.DXY>は0.2%上昇の
80.043となり、79.981の100日移動平均を上回った。
<株式> ロンドン株式市場は鉱山関連株が売られ、反落して終了した。ただ銀行株と
エネルギー関連株の一角に買いが入ったことなどで、相場の下げは限定的だった。
シティ・インデックスの株式部門責任者ジャイルズ・ワッツ氏は「この日は重要なな経
済指標の発表もなく、動意が薄かった」と述べた。
鉱山関連株は金属価格の下落を受け売られ、フレスニロ
ゴールド・リソーシズ
一方、ユーロ圏債務危機に関して新たな懸念材料が出なかったことで銀行株には買いが
入り、一部国有化されたロイズ・バンキング・グループ
ド・チャータード(スタンチャート)銀行
BP
欧州株式市場は続伸し、FTSEユーロファースト300は終値としては2年2カ月ぶ
りの高値をつけた。ユーロ圏債務危機をめぐる懸念は緩やかに後退し、金融株が値上がり
するとの期待から、銀行・保険株が買われた。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は3.85ポイント(0.35%)高
の1119.51。値動きの荒い展開となり、同指数は一時0.9%上昇し1125.9
5をつける場面もあった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は16.21ポイント(0.58%)高
の2818.95。
キャピタル・スプレッズの営業部門主任、アンガス・キャンベル氏は「市場は、米債利
回りの上昇にやや動揺した。オバマ米大統領が減税措置の延長に合意したことで、米国の
多額の財政赤字が再び焦点となった」と指摘した。
米債利回りは一時、半年ぶりの水準に上昇した。
保険株<.SXIP>は2.1%上昇した。
プルーデンシャル
追加したことが好感された。
チューリッヒ・フィナンシャル
1.6─3.1%高。
STOXX欧州600銀行株指数<.SX7P>も1.4%上昇した。アライド・アイリッシ
ュ・バンクス
た。
買収観測を手がかりに、医薬品スミス&ネフュー
<ユーロ圏債券> 独連邦債10年物利回りが7カ月ぶり水準に上昇した。米国債が売
り優勢となったことに圧迫された。ただトレーダーからは、ユーロ圏の高債務国をめぐる
緊張を踏まえると独連邦債は売られ過ぎとの声も聞かれた。
この日の独連邦債2年物入札は、安全資産としての債券需要が後退したことに圧迫され
さえない内容。応札倍率は1.1倍と、前回11月の2年債入札の1.4倍を大きく下回
った。入札後の既発2年物の利回りは上昇し、2週間ぶりに1%を上回った。
ユーロ圏周辺国国債利回りも上昇。欧州連合(EU)財務相の会合でユーロ圏のソブリ
ン債危機解決に向けた新たな措置が示されなかったことを受け独連邦債が下落したにもか
かわらず、さえない展開となった。
独連邦債先物3月限
物
3.067%まで上昇した。
同5年物
ユーロ圏周辺国国債では、ポルトガル国債が売られた。10年物
は9bp上昇の6.202%となり、独連邦債10年物との利回り格差は320bpと、
5bp拡大した。
10年物のアイルランド国債
回りの方が大きく上昇したため、6bp縮小し530bpとなった。これを受け10年物
のアイルランド国債は一部持ち直した。
トレーダーからは、欧州中央銀行(ECB)による国債買い入れが引き続きユーロ圏周
辺国国債の主要な支援材料となっているとの声が聞かれた。
[東京 9日 ロイター]