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欧州市場サマリー(13日)

発行済 2010-12-14 05:48

           1408GMT 10日終盤

ユーロ/ドル   1.3294 1.3233

ドル/円   83.750 83.910

ユーロ/円 111.39 111.05

              13日終値   前営業日終値

株 FT100 5860.75(+47.80) 5812.95

  クセトラDAX     7029.39(+23.22) 7006.17

金 現物午後値決め  1399.00       1375.25 

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(3月限)  98.870 (+0.020)  0.412(0.419)

独連邦債2年物 1.049(1.089)

独連邦債10年物(3月限) 124.90 (‐0.08) 2.967(2.969)

独連邦債30年物   3.435(3.413)

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 <為替> ユーロが対ドルで上昇。中国が利上げを見送ったことを受けてリスク許容度

が高まったほか、東欧および中南米からの需要増が背景にある。

 ただ、トレーダーによると、ユーロ圏の債務危機に対する当局の対応をめぐる不透明感

が圧迫し、上値は重いもよう。

 <株式> ロンドン株式市場は続伸し、5週間ぶり高値で引けた。一段と底堅い中国

経済指標を背景に金属相場が上昇し、鉱山株がつれ高となった。

 FT100種総合株価指数<.FTSE>は11月9日以来の高値。ただ商いは極端に薄かっ

た。

 11月の中国鉱工業生産が予想を上回るなか、銅価格が最高値を更新。カザキ

ミスは4.1%高。原油高でBGグループは0.8%高。

 石油サービス業界の再編をめぐる動きから、ペトロファック、アメック

も値上がりした。

 欧州株式市場は6営業日続伸し、主要株価指数は終値ベースで2008年9月以来の高

値をつけた。6営業日続伸は7月以降最長となる。経済に関する楽観的な見方が相場を支

援したほか、中国が利上げを見送ったことを受けて、鉱山株の買いが優勢となった。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は3.74ポイント(0.33%)高

の1129.33。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は15.84ポイント(0.56%)高

の2855.37。 

 中国の指標が力強い内容となったことで、銅価格が過去最高値を更新したほか、他の金

属相場も上昇した。鉱山株もこれに追随し、BHPビリトン、フレスニロ

、カザキミス、リオ・ティント、ベダンタは1.9─

4.1%上昇した。

 中国人民銀行(中央銀行)は10日、主要政策金利ではなく、預金準備率の引き上げを

発表。金融引き締めにより中国の成長の伸びが鈍化する可能性があるとの懸念が和らいだ。

 ドル安が鉱山株を支援したほか、原油価格を押し上げ、石油株も買われた。トタル

は1.3%高、レプソルは0.9%高。

 企業の買収動向を受け、とりわけ石油サービス関連企業をめぐる投資家のセンチメント

が上向いた。

 英油田サービスのウェルストリーム・ホールディングスは5.8%高。米ゼネ

ラル・エレクトリック(GE)は同社に対する買収提示額を6%引き上げ、約8億

ポンド(12億6000万ドル)で買収すると発表した。

 同業の仏テクニップも3.3%高。

 <ユーロ圏債券> 欧州中央銀行(ECB)の国債買い入れ額が予想を下回ったことを

受け、国債価格が下落した。米国債への売りが続いていることも圧迫要因となった。

 ECBはこの日、証券市場プログラム(SMP)の下、12月10日までの1週間に

26億6700万ユーロの国債を買い入れたと発表。前週の水準を約30%上まわったも

のの、スペインとポルトガルの国債に対する売り圧力を低減させるには至らなかった。

 ソシエテ・ジェネラルの債券ストラテジスト、スキ・マン氏は「ECBが周辺国国債の

買い入れを行っているとの観測が流れている時は、かなりの額を買い入れているとの見方

が出ていた」と述べ、約27億ユーロの買い入れは予想を下回ったと指摘した。

 

 ECBの買い入れ額の発表を受け、スペイン国債とポルトガル国債の利回りは若干上昇

したものの、両国債の独連邦債との利回り格差はほぼ横ばいで推移した。

 独連邦債10年物利回りは、米10年債利回りの上昇に連動

し3%台に乗せる場面もあった。その後、前営業日から3.2ベーシスポイント(bp)

高い2.988%で推移した。 

 ノムラの金利ストラテジスト、フレッド・グッドウィン氏は、ECBの直近の国債買い

入れ額に関するデータからは、ECBが将来的に積極的に国債買い入れを実施することは

読み取れないと指摘。「大幅な買い入れを行わずに市場を安定させることが可能なら、そ

れに越したことはない」と述べた。

 この日の動きについて、アナリストからは、米国債価格の下落に連動したとの指摘も聞

かれた。米経済が予想よりも早く回復するとの期待や米国の財政赤字が一段と拡大すると

の観測から、米国債価格はさらに下落。RIAキャピタルマーケッツの金利ストラテジス

ト、ニック・スタメンコビッチ氏は「市場参加者は基本的に、米経済に対しこれまでより

もポジティブな見方を持ち始めた」と指摘した。

 同氏は、独連邦債は米国債に対する売りに連動する動きを見せたとしながらも、ドイツ

を除く欧州では経済見通しが米国ほど明るくないため、独連邦債債利回りが3─3.10

%近辺で推移することは合理的であるとの見方を示した。

 米国債利回りが上昇していることで、10年物の独連邦債と米国債の利回り格差は41

bpと、11月中旬以来の水準に拡大した。

 独連邦債先物3月限は46ティック安の124.52。一時は5月初旬以来の

安値となる124.38まで下げた。

 独連邦債2年物利回りは0.6bp低下の1.073%。2年債と10年

債の利回り格差は192bpとなった。月初からは約15bpの縮小となる。

 今週国債入札を控えるスペインの10年債利回りは5.494%と

4.2bp上昇した。

                           [東京 14日 ロイター]

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