1422GMT 14日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
15日終値 前営業日終値
株 FT100 5882.18(‐ 9.03) 5891.21
クセトラDAX 7016.37(‐11.03) 7027.40
金 現物午後値決め 1388.75 1394.50
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(3月限) 98.885 (+0.000) 0.401(0.404)
独連邦債2年物 1.074(1.088)
独連邦債10年物(3月限) 124.14 (+0.02) 3.038(3.034)
独連邦債30年物 3.539(3.525)
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<為替> ユーロが幅広い通貨に対して下落し、対スイスフランで安値を更新した。
ムーディーズがこの日、スペインの格付け「Aa1」を引き下げの可能性で見直す方針
を明らかにしたことが相場を圧迫した。
ただ、クリスマスを控え商いが薄いことから、下げは限定的となる可能性がある。
一方、ドルは底堅い米経済指標に支援され上昇した。
<株式> ロンドン株式市場は、欧州債務懸念の再燃を受けリスク選好度が低下したこ
とで銀行株が売られ、5日ぶりに反落した。
同指数は前日、2年半ぶりの高値で終了。GFTグローバルの市場ストラテジスト、デ
ビッド・モリソン氏は「FT指数は年末に向けさらに上昇するかのように見えたが、先物
・オプションなどの特別清算指数(SQ)算出を明日に控え、行く手が阻まれた」と述べ
た。
銀行株がこの日の相場の重しとなった。バークレイズ
品関連株は金属価格の下落を受け売られ、フレスニロ
ルド・リソーシズ
売りは石油関連株にも広がり、BGグループ
ェル
れたロイヤル・ダッチ・シェルが同社に関心を示しているとのうわさに続き、この日は、
BPが買収を回避するための資金を中東の投資家から調達しようとしているとのうわさが
流れた。
欧州株式市場は8営業日ぶりに反落。ムーディーズがスペインを格下げ方向で見直すと
発表したことを受け、銀行株を中心に売りが膨らんだ。
ただ、この日発表の米鉱工業生産指数やNY州製造業業況指数など一連の米指標が堅調
だったことを背景に、相場は下げ渋った。
また、一部アナリストはテクニカル要因が背景と指摘した。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は5.21ポイント(0.46%)安
の1127.25。一時、1124.18まで下落した。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は19.68ポイント(0.69%)安
の2841.99。
ムーディーズの発表を受け、銀行株の売りが優勢となった。サンタンデール
バークレイズ
米連邦準備理事会(FRB)が14日発表した連邦公開市場委員会(FOMC)声明で、
景気回復ペースは依然として失業率を低下させるのに不十分との認識を示したことも、
朝方、市場のセンチメントを圧迫していた。
半面、スイス製薬大手ノバルティス
コン
4.9%上昇した。
<ユーロ圏債券> ムーディーズがスペインを格下げ方向で見直すと発表したことを受
け下落していたスペイン国債が上昇に転じて取り引きを終えた。入札を控え安値拾いの買
いが入った。
ムーディーズは同日、スペインの資金需要の高まりや銀行部門への懸念などを理由に同
国の格付け「Aa1」を引き下げ方向で見直すと発表。これを受け、10年物スペイン国
債
ポイント(bp)低下の5.48%で取引を終えた。
バークレイズ・キャピタルの欧州債券ストラテジスト、ヒュー・ウォーシントン氏は、
スペイン政府が16日に実施する10年債と15年債の入札を前に、スペイン国債が下げ
過ぎているとの見方が市場に広まったと指摘した。
また、クレディ・アグリコルの金利ストラテジスト、ピーター・チャットウエル氏は、
ムーディーズの格付け見直しは想定内だったと指摘。「1つの格付け会社が動くと、さら
に動きがあるのではないかとの懸念から、市場に緊張感が走ることがある」と述べた。
スペインと並んで大幅な財政赤字を抱えるポルトガルは、この日、3カ月物短期証券
(Tビル)入札を実施し5億ユーロを調達した。ただ、落札利回りは前回の入札から大幅
に上昇した。
独連邦債先物3月限
の、その後持ち直し、19ティック高の124.21で推移した。
独連邦債2年物
[東京 16日 ロイター]