1418GMT 3日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
4日終値 前営業日終値
株 FT100 6013.87(+113.93) 5899.94(‐71.07)(12月31日)
クセトラDAX 6975.35(‐ 14.39) 6989.74(+75.55)
金 現物値決め 1388.50 1418.31/1419.08(3日終値)
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(3月限) 98.965 (‐0.010) 0.298(0.293)
独連邦債2年物 0.828(0.815)
独連邦債10年物(3月限) 126.10 (+0.37) 2.897(2.920)
独連邦債30年物 3.382(3.392)
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<為替> ユーロが幅広い通貨に対して上昇し、対ドルでは3週間ぶりの高値を付けた。
ユーロ圏の経済指標が好調だったことでリスク選好度が改善した。ただ、ユーロ圏諸国の
国債発行に対する懸念が払しょくされていないことから、ユーロの上昇は一時的なものと
なる可能性もある。
<株式> 2011年最初の取引となった4日のロンドン株式市場は大幅高となり、
FT100種総合株価指数は6000ポイントを回復した。堅調な経済指標を受けてリス
ク選好度が高まったことから、石油株や銀行株に買いが入った。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は113.93ポイント(1.93%)高の
6013.87。終値としては2008年6月以来の高水準となった。
BP
シェル
るとの観測が手掛かりとなった。
ユーロ圏の債務危機をめぐる懸念が一段と後退したことから銀行株が買われた。バーク
レイズ
は4.1%値を上げた。
RBSは、エクサンBNPパリバが投資判断を「アウトパフォーム」に引き上げにこと
にも支援された。RBSはアイルランド関連のエクスポージャーを理由に売り込まれたこ
とから、買いを入れる好機としている。
欧州株式相場は上昇し、FTSEユーロファースト300種指数は約1週間ぶり高値で
引けた。中国や欧米の堅調な製造業データを受けて需要見通しが改善し商品(コモディテ
ィー)価格が上昇、石油株に買いが入った。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は9.72ポイント(0.86%)高の
1142.02。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は4.74ポイント(0.17%)高の
2844.17。
原油価格
<.SXEP>は2.5%上昇した。
CMCマーケッツの市場アナリスト、ジェームズ・ヒューズ氏は、商品株が上昇し年初か
ら良いスタートとなったとする一方、欧州債務問題を理由に市場の勢いが今後若干減速し
始める可能性があると指摘した。
BP
買収を一時検討していたとの英デーリー・メール紙の報道が背景にある。
BGグループ
リスク選好が回復した。VDAX─NEWボラティリティ指数<.V1XI>は一時3%低下し、
投資家のリスク選好が強まっていることを示唆した。
リスク動向に左右されやすい銀行株が買い優勢。バークレイズ
ネラル
一方、8億0700万ユーロの増資計画を発表したギリシャのピレウス銀行
11.8%安と大幅安。
個別銘柄ではスウォッチ・グループ
への悪影響が懸念された。
<ユーロ圏債券> スペインとイタリア国債が独連邦債よりも堅調な動きとなった。
経済見通しの改善に伴い、投資家の間でリスク選好が強まった。
商品(コモディティ)や株式が引き続き底堅いなか、利回りが低めの国債への買いは限
定的となった。
米欧の製造業統計などを手がかりに景気回復期待が強まっているという。
独連邦債先物3月限
で清算した。
ユーロ圏の国債入札は、5日にドイツが50億ユーロの10年債
い、6日にはフランスも入札を行う。
クレディ・アグリコルの金利ストラテジスト、オルランド・グリーン氏は「市場は引き
続き薄商いとなっており、ソブリン債問題をめぐる懸念は根強いものの、大きな取引は見
込んでいない」と述べた。
イタリア国債
スペイン国債
ションの巻き戻しなどの動きがみられたという。
独連邦10年債
縮小し206bp。
[東京 5日 ロイター]