1505GMT 17日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
18日終値 前営業日終値
株 FT100 6056.43(+70.73) 5985.70
クセトラDAX 7143.45(+65.39) 7078.06
金 現物値決め 1369.50 1360.50
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(3月限) 98.845 (‐0.010) 0.482(0.451)
独連邦債2年物 1.182(1.145)
独連邦債10年物(3月限) 124.22 (‐0.54) 3.106(3.040)
独連邦債30年物 3.539(3.501)
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<為替> ユーロが対ドルで上昇。政府系ファンドからの買いや堅調なドイツの経済指
標に支援されている。
ユーロ圏周辺国の財政問題をめぐる懸念が金利上昇観測によって緩和されるなか、ユー
ロの一段高が予想されている。
この日発表された1月のドイツZEW景気期待指数が昨年7月以来の高水準となったこ
とを受け、ユーロは対ドルで1%超上昇した。
<株式> ロンドン株式市場は4日ぶりに反発。企業の好決算が相次ぐなか、銀行株や
商品(コモディティ)株などに買い戻しが入った。
ユーロ圏の救済基金をめぐる思惑から銀行株が値上がりした。銀行株指数<.FTNMX8350>
は0.74%高。
鉱山のリオ・ティント
需要が主導して過去最高を記録。第4・四半期は前年比6%増、通年では9%増となった。
石炭生産に関しては洪水の影響を受けているとした。
ファッションブランドのバーバリー
たほか、通期利益見通しが市場予想の上限になったことを好感した。
ビールのSABミラー
回った。
欧州株式市場は、FTSEユーロファースト300種指数が約2年4カ月ぶりの高値
で引けた。欧州の財務相が支援基金拡充に向けやや前進したことに加え、1月の独景気期
待指数が昨年7月以来の高水準となったことを受けて、ドイツの投資家心理が改善したこ
とも相場を支援した。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は10.93ポイント(0.94%)
高の1167.87と、終値で2008年9月以来の高値をつけた。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は34.99ポイント(1.20%)高
の2945.62。
銀行株が高い。サンタンデール
バンク・オブ・アイルランド
上昇した。
金属価格の上昇が追い風となり、鉱山株も買われた。アントファガスタ
ラシアン・ナチュラル・リソーシズ
オ・ティント
半面、英グラクソ・スミスクライン(GSK)
同社は前日、2010年第4・四半期決算で22億ポンド(34億ドル)の係争関連費用
を計上することを明らかにした。
<ユーロ圏債券> 高利回りの周辺国債価格が下落。前日のユーロ圏非公式財務相会合
(ユーログループ)で、ユーロ圏救済基金の規模拡充案が棄却されたとするオランダのヤ
ーヘル財務相の発言に圧迫された。
ヤヘール財務相は記者団に対し、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)を現在の
4400億ユーロから拡充し、それにより全体の7500億ユーロを拡充する案をめぐり
協議したが、ユーログループはこの案を棄却したと述べた。
ベルギーは、31日に予定していた入札を中止し、シンジケート団引き受け方式で10
年債を発行。調達額は30億ユーロにとどまった。
クレディ・アグリコルの金利ストラテジスト、ピーター・チャットウェル氏は、30億
ユーロは新規10年債の発行規模の平均を大きく下回ったとしつつも、「失望を誘うEF
SFに関するニュースなど、タイミングが悪かったことが考慮されるべきだ。債券市場は
幅広く売られた」と述べた。
ギリシャ国債の下げが目立ち、10年物のギリシャ国債と独連邦債の利回り格差は最大
27ベーシスポイント(bp)拡大し845bpになった。
一部投資家やストラテジストは、ユーロ圏の債務危機解決をめぐる期待から、市場が先
走りしていた感があると指摘した。
一方、スペイン国債は独連邦債をアウトパフォームした。前日のシ団引き受け方式によ
る10年債発行に続き、この日実施された短期債入札も好調な結果に終わった。利回りは
前回入札に比べ低下した。
ギリシャが同日実施した短期債入札では、外国勢が全体の80%を落札し、周辺国の資
金調達状況が改善している兆しが示された。
これを受け、独連邦債先物は昨年12月半ば以来の水準に押し下げられた。
また、アイルランドカウエン首相の信任投票は、同国の国債への重しとなった。
独連邦債先物3月限
独連邦債10年物
[東京 19日 ロイター]