1433GMT 19日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
20日終値 前営業日終値
株 FT100 5867.91(‐108.79) 5976.70
クセトラDAX 7024.27(‐58.49) 7082.76
金 現物午後値決め 1345.00 1372.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(3月限) 98.840 (‐0.025) 0.511(0.448)
独連邦債2年物 1.268(1.159)
独連邦債10年物(3月限) 123.51 (‐0.83) 3.158(3.106)
独連邦債30年物 3.623(3.558)
------------------------------------------------------------------------------
<為替> ドルが対ユーロで上昇。米週間新規失業保険申請件数が前週から予想以上に
減少し、ドルの需要を後押しした。
ただ、欧州当局者の債務危機沈静化に向けた対応への信頼感が高まっており、ドルの上
値は抑えられるとみられる。
<株式> 20日のロンドン株式市場は続落し、FT100種総合株価指数は終値とし
ては5週間超ぶり安値をつけた。中国の追加金融引き締めをめぐる懸念から、鉱山株の売
りが優勢となった。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は108.79ポイント(1.82%)安の
5867.91。終値ベースでは昨年12月13日以来の安値となる。
力強い中国指標を受け、同国の金利上昇観測が高まり、金属相場が下落。鉱山株もこれ
に追随した。英鉱山株指数<.FTNMX1770>は4%低下した。
BHPビリトン
最高となったことで下げは限定的だった。
米モルガン・スタンレー
わらずで終了。モルガンの第4・四半期は利益(株主帰属ベース)が6億ドル(1株当た
り0.41ドル)となり、前年同期から約60%の増益となった。
欧州株式相場では、FTSEユーロファースト300種指数が続落。堅調な中国指標を
受け、同国の追加金融引き締めをめぐる懸念が強まり、鉱山株を中心に売りが膨らんだ。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は12.85ポイント(1.11%)
安の1139.63。終値ベースでは10日以来の安値。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は3.66ポイント(0.13%)高の
2927.42。
中国の第4・四半期国内総生産(GDP)伸び率が予想を上回って加速したことで、一
段の金融引き締めが必要になるとの観測が高まった。
中国のニュースに加え、ドル高が金属価格を圧迫。これを背景に鉱山株が売られ、アング
ロ・アメリカン
3.2─4.7%安となった。
自動車株も安い。中国への輸出が鈍るとの懸念から独自動車メーカーが値下がりした。
BMW
イタリアのフィアット
気した。
同社から今年分離したトラックメーカーのフィアット・インダストリアルズ
5%安。
<ユーロ圏債券> 周辺国債が独連邦債をアウトパフォームした。欧州救済基金による
財政難に陥った加盟国の国債買い取りをめぐり期待感が強まった。
週間新規失業保険申請件数や中古住宅販売といった米経済指標から景気回復が強まって
いることが示され、独連邦債を圧迫。先物3月限
123.76を下抜け、一時123.48と2010年4月以来の安値に下落した。清算
値は123.67。アナリストの間では、清算値が123.76を下回ったことで、一段
安となる可能性が高いとの見方が出ている。
独連邦債と米国債の利回り格差はおおむね前日比横ばい。10年物の利回り格差は24
ベーシスポイント(bp)付近となった。
独連邦債利回りはイールドカーブ全体に渡って上昇。2年物と5年物利回りはともに8
bp上昇し、それぞれ1.24%、2.305%となった。
ポルトガル国債が独連邦債に対し大きくアウトパフォームした。10年物ポルトガル国
債と独連邦債の利回り格差は約1カ月ぶりの水準に縮小した。
ユーロ圏筋は20日、ロイターに対し、ユーロ圏諸国が欧州金融安定ファシリティー
(EFSF)を通じて、財政難に陥った加盟国の国債を買い取ることを検討していること
を明らかにした。
この日は、大半のユーロ圏周辺国債のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)ス
プレッドが縮小した。ただ、マークイットのデータによると、3―10年物のポルトガル
とアイルランド国債は、短期債の保証料が長期債を上回っており、市場の慎重姿勢が続い
ていることを示している。
[東京 21日 ロイター]