1558GMT 21日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
24日終値 前営業日終値
株 FT100 5943.85(+47.60) 5896.25
クセトラDAX 7067.77(+ 5.35) 7062.42
金 現物午後値決め 1343.00 1343.50
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(3月限) 98.855 (+0.025) 0.520(0.517)
独連邦債2年物 1.254(1.295)
独連邦債10年物(3月限) 123.89 (+0.13) 3.147(3.176)
独連邦債30年物 3.582(3.615)
------------------------------------------------------------------------------
<為替> ユーロが対米ドルで2カ月ぶり高値を更新。利上げ観測を背景に、投資家の
買い意欲が高まり、ユーロは主要テクニカル水準を上抜けた。
<株式> ロンドン株式市場は、銀行株が売られたものの、たばこや医薬品などのディ
フェンシブ銘柄に加え商品関連株に買いが入り、続伸して終了した。
FT100種総合株価指数<.FTSE>終値は47.60ポイント(0.81%)高の
5943.85。
この日は英経済、および世界経済の先行きに対する不透明感から、ディフェンシブ銘柄
に買いが入った。コメルツ銀行のエコノミスト、ピーター・ディクソン氏は「ディフェン
シブ銘柄に買いが入ると同時に、景気循環株にも買いが見られたことから、どちらにポジ
ションを傾けるか、多少のヘッジが入っているようだ」と述べた。
たばこ銘柄では、ブリティッシュ・ アメリカン・タバコ
ル・タバコ
医薬品では、グラクソ・スミスクライン
2.3%高で終了した。
銅価格の上昇を受け鉱山関連株も買われた。
一方、銀行は個人向け事業のための資本増強が必要との見解を政府諮問委員会が示した
ことを受け、バランスシート圧迫懸念から銀行株が売られた。
ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)
週末は同行が英政府から受けている資産保護プログラムの早期終了に向けた協議が進んで
いるとの報道を受け、6.5%上昇していた。
欧州株式相場は続伸。金属価格の上昇を手がかりに鉱山株が上昇した。また、インフレ
上昇による成長見通しへの影響が懸念されるなか、医薬品・たばこなどディフェンシブ銘
柄も買い優勢となった。
ただ、マークイットが発表した1月ユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)速報値
で、ドイツ製造業PMIが前月から低下したことがセンチメントを圧迫。クセトラDAX
指数(フランクフルト)<.DAX>は0.08%高と小幅な伸びにとどまり、欧州株式市場の
全般的な上値は重かった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は2.86ポイント(0.25%)高
の1151.18。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は8.50ポイント(0.29%)高の
2979.06。
堅調な銅価格
<.SXPP>は0.9%上昇した。
ディフェンシブ銘柄では、医薬品が買われ、ヘルスケア指数<.SXDP>は1.1%上昇。
また、たばこのブリティッシュ・アメリカン・タバコ
ユーロ圏では12月、欧州連合(EU)基準消費者物価指数(CPI)が前年比2.2%
上昇し、ECBの目標である2%弱を約2年ぶりに上回った。
トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁は、コアインフレ率(エネルギーと食品を除く)
はユーロ圏の将来の物価上昇圧力を予測する適切な指標にはならないとの見方を示した。
23日付の米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)に掲載されたインタビューで
語った。
また、マークイット発表の1月ユーロ圏PMI速報値が予想以上に上昇したことも、
インフレ期待を押し上げた。
個別銘柄ではフィリップス・エレクトロニクス
算が失望感を誘った。
<ユーロ圏債券> 政局混乱をめぐる懸念から、アイルランド国債が他のユーロ圏周辺
国国債をアンダーパフォームした。
ただ周辺国国債の地合いは底堅く、相場が大きく下げる兆候は見られなかった。
アイルランドでは、緑の党が政権離脱を表明し、政権崩壊および総選挙の前倒し実施が
現実味を帯びている。
これを受け、アイルランド国債の対独連邦債に対する利回りスプレッド
ただ政局混乱にもかかわらず、アイルランドが海外から支援を受ける条件となっている
緊縮予算案は通過すると見込まれており、市場関係者からは「スプレッドは拡大傾向にあ
るが、パニック的な状況にはなっていない」との指摘が聞かれた。
ポルトガル国債10年物の利回り
が薄商いに加え、欧州中央銀行(ECB)による周辺国国債買い入れの兆しが乏しいこと
から、全般的に利回りはまちまちとなっている。
一方、スペイン国債10年物の対独連邦国債利回りスプレッド
またイタリア国債10年物の対独連邦国債利回りスプレッドも、昨年12月以来の水準に
タイト化した。
ユーロ圏の救済基金改革に対する期待が高まっていることや、今月に入り周辺国の国債
入札が無難にこなされていることが支援材料となっている。
独連邦債先物3月限
利回り
[東京 25日 ロイター]