1346GMT 25日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
26日終値 前営業日終値
株 FT100 5969.21(+51.50) 5917.71
クセトラDAX 7127.35(+68.34) 7059.01
金 現物午後値決め 1328.00 1324.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(3月限) 98.840 (+0.000) 0.591(0.626)
独連邦債2年物 1.337(1.255)
独連邦債10年物(3月限) 123.61 (‐0.36) 3.183(3.128)
独連邦債30年物 3.641(3.576)
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<為替> ユーロが対米ドルで2カ月ぶり高値をつけたが、その後は米連邦公開市場委
員会(FOMC)結果発表を控えたポジション調整などを背景に、ほぼ変わらずの水準に
押し戻されている。
ユーロは、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ懸念を強める欧州中央銀行
(ECB)よりも緩和的な政策を維持するとの見方に支えられたが、FRBが最近の米経
済の改善について言及する可能性があることから、市場は極端なドル売りには消極的だと
いう。
電子取引システムEBSで、ユーロ/ドル
1.3723ドルの高値をつけたが、その後は前営業日終値からほぼ変わらずの
1.3675ドルに押し戻されている。
<株式> ロンドン株式市場は反発して終了した。オバマ米大統領が前日に行った一般
教書演説の内容が前向きだったこと、また12月の米新築住宅販売が予想を上回ったこと
で、世界的な経済成長に対する期待が高まった。
CMCマーケッツの市場アナリスト、マイケル・ヒューソン氏は「前日のインドの利上
げ、また第4・四半期の英経済の予想外のマイナス成長を受け、成長見通し懸念が台頭し
一部リスク回避の動きが見られたものの、現在はこうした動きは鳴りを潜めたもようだ」
と述べた。
この日は鉱山・エネルギー関連株が買われた。アントファガスタ
BGグループ
ただBP
ートによる投資判断引き下げが取りざたされている。
欧州株式市場も反発して終了した。オバマ米大統領が前日に行った一般教書演説で
法人税引き下げを提案したことで市場心理が好転。需要回復期待から金属価格が上昇し、
鉱山株に買いが入ったことも相場を押し上げた。
この日発表される米連邦公開市場委員会(FOMC)声明で米経済見通しの回復が示さ
れると予想されていることも、市場心理改善につながった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は8.57ポイント(0.75%)高
の1152.71。終値としては1月18日以来の高値となる。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は10.00ポイント(0.34%)高
の2967.78。
資源関連株に買いが入り、アングロ・アメリカン
自動車株も買われ、独ポルシェ
クスワーゲン
フォルクスワーゲンは3.3%高。
エネルギー関連株ではレプソル
で提携するブラジル国営石油会社ペトロブラス
と発表したことが材料視された。
<ユーロ圏債券> 独連邦債が下落。独連邦債30年物の入札がさえない結果に終わっ
たことが重しとなった。また、英中銀議事録の発表を受け下落した英国債に追随した。
独連邦債2年物
英中銀議事録を受け英ポンド短期金利先物の売りが優勢になったことや、欧州銀行間取引
金利(EURIBOR)が1年半ぶりの水準に上昇したことが背景。
2年物の独連邦債と英国債の利回り格差は2ベーシスポイント(bp)縮小し6bp付
近となった。
イングランド銀行(英中銀)がこの日発表した1月12―13日の金融政策委員会議事
録では、予想外にウィール委員がセンタンス委員に同調して25bpの利上げを支持した
ことが明らかになった。金融政策委員会は7対2で金利の据え置きを決定した。これを受
け、一部で利上げに関する見方を見直す動きが出た。
独連邦債30年物の入札を受け、独連邦債利回りは全般的に上昇。10・30年物の利
回り格差は小幅拡大し47bpとなった。
ドイツ政府は30年物入札で16億2000万ユーロを調達。ただ、応札額は
19億7200万ユーロと、目標としていた20億ユーロを下回った。
独連邦債先物3月限
高利回りのユーロ圏債券のなかでは、イタリアとスペイン国債が独連邦債を多少アンダ
ーパフォームした。
10年物のイタリア国債と独連邦債の利回り格差は3bp拡大し212bpとなった。
週内に固定利付債(BTP)入札を控えている。
10年物のポルトガル国債と独連邦債の利回り格差はほぼ変わらず。
[東京 27日 ロイター]