💎 すべての市場で隠れている割安株をお示しします始めましょう

欧州市場サマリー(27日)

発行済 2011-03-01 19:13

             1355GMT 26日終盤

ユーロ/ドル    1.3747 1.3697

ドル/円    82.870 82.270

ユーロ/円 113.92 112.68

             27日終値   前営業日終値

株 FT100 5965.08(‐ 4.13) 5969.21

  クセトラDAX    7155.58(+28.23) 7127.35

金 現物午後値決め 1334.50   1328.00

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(3月限)  98.830 (‐0.015)  0.616(0.591)

独連邦債2年物 1.363(1.337)

独連邦債10年物(3月限) 123.45 (‐0.16) 3.202(3.182)

独連邦債30年物   3.669(3.640)

------------------------------------------------------------------------------

 <為替> 円が対ドル・ユーロで下落。スタンダード&プアーズ(S&P)の日本国

債格下げに反応した。

 S&Pは、日本の外貨建て・自国通貨建ての長期ソブリン格付けをAAからAA─に引

き下げた。アウトルックは安定的。外貨建て・自国通貨建て短期ソブリン格付けはA─1

+に据え置いた。

 

 <株式> ロンドン株式市場は小反落。証券会社の示した明るいコメントを手がかりに

保険株に買いが入ったものの、携帯電話大手のボーダフォンの下げに相殺された。

 米通信大手AT&Tの決算を嫌気し、ボーダフォンが0.9%下落し、相場全体

を圧迫した。

 半面、保険株のオールド・ミューチュアル、アヴィヴァ、リーガル&ジ

ェネラルは3─4.6%上昇した。

 HSBCはノートで、保険大手によるキャッシュフロー拡大への取り組みが、高配当を

求める投資家から評価を得たと指摘した。

 欧州株式市場も銀行株主導で小幅上昇。貯蓄銀行改革への取り組みを強めるスペインで

は、決算を来週に控えたサンタンデール銀行などが上昇した。

 堅調な米企業決算を受けて、欧州企業の決算に対しても期待感が高まっている。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は1.87ポイント(0.16%)高

の1154.58。一時は1150.12まで売られたが、その後切り返した。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は21.97ポイント(0.74%)高

の2989.75。

 序盤の取引では、格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が日本の外貨

建て・自国通貨建ての長期ソブリン格付けをAAからAA─に引き下げたことを受けて、

地合いが悪化していた。

 これに対し、BNPパリバの調査部門責任者、フィリップ・ジゼルズ氏は「ユーロ圏で

再び緊張が高まる可能性がある。日本は、多くの国がかなりの負債を抱えているという点

をわれわれにあらためて認識させた。相場の上昇局面は終わりに近づいており、そう遠く

ないうちに調整に入る可能性がある」と述べた。

 銀行株では、サンタンデール、BBVA、インテーザ・サンパオロ

ソシエテ・ジェネラルがそれぞれ3.1─4.9%高。

 また欧州の保険株が高い。同セクターに対するHSBCの強気のコメントなどが追い風

となり、スイスライフ、オールド・ミューチュアル、ING

アヴィヴァはそれぞれ4.1─5.2%値上がりした。

 半面、小売株は売られ、スウェーデンのH&M(ヘネス・アンド・モーリッツ)

T>は7.3%急落。同社の税引き前利益が予想外に減少するとともに、粗利益率が予想以

上に低下したことが重しとなった。

 <ユーロ圏債券> 独連邦債2年物利回りが1年3カ月ぶり水準に上昇した。欧州中央

銀行(ECB)当局者のインフレをめぐるタカ派発言で、利上げ観測が強まった。

 ECBのビーニ・スマギ専務理事は、輸入物価の急上昇はインフレの脅威を伴なってお

り、もはや無視することはできないと発言。この発言を受けて、独連邦債2年物の利回り

が大きく上昇した。

 ゴンサレスパラモECB専務理事も、ECBはインフレ動向を注視すべきとの見解を示

した。

 独連邦債2年物は一時1.387%に上昇。2・10年物の利回り格差

は183ベーシスポイント(bp)に縮小し、2010年12月初め以来の

水準となった。

 短期金融市場では、欧州銀行間取引金利(EURIBOR)が一段と上昇し1年半ぶり

水準をつけた。余剰流動性の低下や、投資家の間で利上げ観測が高まっていることが背景

となっている。

 EURIBOR先物<0#FEI:>相場は2011―12年の各限月が全般的に下落した。

 

 ドイツ連邦統計庁が27日発表した1月の消費者物価指数(CPI)速報値は、

2008年10月以来の大幅な伸びとなった。

 仏10年債と物価連動債の利回り差(ブレーク・イーブン・インフレ率)でみた市場の

インフレ期待は、1年超ぶり高水準に迫っている。

 独連邦債先物3月限は27ティック安の123.34。

 利上げ観測の高まりで、10年物スペイン国債と独連邦債の利回り格差

が5bp拡大し、217bpとなった。イタリア・ポルトガル・ベルギー

国債の独連邦債との利回り格差も拡大した。

 ロイズ・バンキングのマーケット・エコノミスト、ケニース・ブロー氏は、周辺国は、

経済成長ペースがより遅く債務水準が高いため、利上げが実施された場合、その影響の吸

収に苦慮することになると指摘した。

    

                      [東京 28日 ロイター]

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます