1419GMT 2日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
3日終値 前営業日終値
株 FT100 5983.34(‐16.73) 6000.07
クセトラDAX 7193.68(+10.01) 7183.67
金 現物午後値決め 1328.00 1337.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(3月限) 98.830 (+0.015) 0.615(0.641)
独連邦債2年物 1.353(1.483)
独連邦債10年物(3月限) 123.18 (+0.31) 3.212(3.249)
独連邦債30年物 3.679(3.713)
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<為替> ユーロが急落した。トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁が理事会後の記者
会見でユーロ圏のインフレ期待はしっかりと抑制されていると発言したことで、ECBに
よる利利上げ観測が後退したことが背景。
電子取引システムEBSでユーロ/ドル
前日に付けた3カ月ぶり高値の1.3862ドルから急落した。ユーロはその後
1.3666ドルと、前日から約1%安の水準で推移している。
<株式> ロンドン株式市場は反落。さえない決算を発表した石油メジャーのロイヤル・
ダッチ・シェル
ミスクライン
げた。
FT100種総合株価指数<.FTSE>終値は16.73ポイント(0.28%)安の
5983.34。
またアナリストによると、エジプト情勢の緊迫化も相場の重しとなった。
シェルのA株は3%下落。
BP
弁事業計画をめぐる不透明感が圧迫したという。
8日に決算発表を控えるBGグループ
半面、グラクソ・スミスクラインは3.6%急伸し、FT100の下値を支えた。同社
が2011年に、自社株買いを再開する方針を示したことが好感された。
好決算を発表したBTグループ
発電機レンタルのアグレコ
リンチは、バリュエーションを理由に、同社の投資判断を「ニュートラル」から「バイ」
に引き上げた。
欧州株式市場はほぼ横ばいで終了した。英ロイヤル・ダッチ・シェル
の銀行サンタンデール
指標で米景気回復が軌道に乗っていることが示されたことで、影響は相殺された。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>終値は0.18ポイント(0.02%)
高の1162.57。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は17.21ポイント(0.57%)安
の2995.49。
第4・四半期決算が予想を下回ったロイヤル・ダッチ・シェルは2.2%安で終了。サ
ンタンデールは1.7%下落。スペインの不動産価格下落も嫌気された。
米供給管理協会(ISM)がこの日に発表した1月の非製造業総合指数(NMI)が2
005年8月以来の高水準となったことでインフレ懸念が台頭。欧州の株価下落につなが
ったものの、こうした懸念はすぐに解消された。米新規失業保険週間申請件数が前週から
大幅に減少したことで、4日の米雇用統計を控え、米経済の先行き見通しは引き続き堅調
となっている。
トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁が理事会後の記者会見でインフレは中期的な物価
安定を脅かさないと発言したことも、株価の支援要因となった。
シェルの低調な決算に加え、米原油先物が下落したことでSTOXX欧州600石油・
ガス指数<.SXEP>は2.8%下落した。
一方、自社株買い戻し計画を発表した医薬品のグラクソ・スミスクライン
3.6%高。通信のBTグループ
た。
<ユーロ圏債券> 金利先物が上昇、短期の独連邦債利回りの低下が目立った。欧州中
央銀行(ECB)理事会後のトリシェ総裁会見について、市場では予想ほどタカ派的でな
かったと受け止められた。
トリシェ総裁は、ユーロ圏のインフレ率が一段と高進する公算が大きく、年内の大半を
通じECBの目標を上回って推移する可能性があるとしつつも、中期的物価安定を脅かし
ていない、との見解を示した。
独連邦債2年物
1.339%。その後1.347%で清算した。
将来の利上げ期待が後退するなか、欧州銀行間取引金利(EURIBOR)先物
<0#FEI:>は2011/2012年の各限月が上昇した。
2・10年の独連邦債利回り格差
187bp。
独連邦債先物3月限
スペインはこの日、入札を通じ2013年満期の債券を19億ユーロ(26億3000万
ドル)、2016年満期の債券を16億ユーロ発行した。調達額は合わせて35億ユーロ
で、目標としていた30―40億ユーロの中間だった。
10年物のスペイン国債と独連邦債の利回り格差
p拡大し172bp。
イタリア国債と独連邦債の利回り格差
141bp。
[東京 4日 ロイター]