1355GMT 7日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
8日終値 前営業日終値
株 FT100 6091.33(+40.30) 6051.03
クセトラDAX 7323.24(+39.62) 7283.62
金 現物午後値決め 1363.50 1347.50
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(3月限) 98.840 (‐0.025) 0.674(0.584)
独連邦債2年物 1.452(1.365)
独連邦債10年物(3月限) 122.66 (‐0.20) 3.267(3.250)
独連邦債30年物 3.759(3.729)
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<為替> ユーロが上昇。アジア中銀の需要がユーロを支援したほか、中国利上げを受
け豪ドルに対するユーロ買いもみられた。
ただ、ユーロの上昇は長続きしないとみられている。
ユーロ/ドル
のロングポジションに対し利食い売りが出た。
<株式> ロンドン株式市場は続伸し2008年5月以来の高値で引けた。銀行・鉱山
株が上昇したほか、BGグループ
銀行株が好調だった。ロイズ・バンキング・グループ
銀行税について、段階的な導入という当初計画を改め、今年から全面的に実施する方針を
示したことが報じられたものの、さほど重要視されなかった。
エネルギー株が指数を押し上げた。BGグループは、第4・四半期決算が予想を上回り
2.1%高となった。
鉱山株は序盤の下げから上げに転じた。アフリカン・バリック・ゴールド
3.4%上昇。ショートカバーによる金相場上昇が背景となった。中国人民銀行(中央銀
行)が昨年10月以降3度目となる政策金利の引き上げを決定したものの、相場への影響
は限定的だった。
エクストラータ
%増と大きく伸びたことを明らかにし、2011年に関して前向きな見方を示した。
同社は最終配当を20セントとした。
欧州株式市場は小反落。主要株価指数は前日につけた2年5カ月ぶりの高値から若干下
落して終了した。中国が利上げを発表したことで世界的な経済成長に対する懸念が高まっ
ている。
中国人民銀行(中央銀行)は8日、主要政策金利である1年物預金金利と1年物貸出金
利をそれぞれ25ベーシスポイント(bp)、9日付で引き上げると発表。世界的な景気
回復に対する懸念が台頭した。
スタンダード・ライフ・インベストメンツの投資ディレクター、リチャード・バティー
氏は「市場はある程度、新興国の長期間にわたる成長に依存してきた。新興国の成長に疑
問符が付く場合、株式市場にとっては向かい風となる」と述べた。
化学関連株が売られた。香料大手のジボダン
配当金が予想を下回ったこと、また原材料価格の上昇で収益率が圧迫されるとの見通しを
示したことが嫌気された。
鉱山関連株も売られ、カザキミス
一方、金融大手UBS
門への顧客資産の流入が増え、投資銀行部門の事業が好転するとの見通しを示したことが
好感された。
独高級車メーカーのBMW
台数が増加したと発表。販売台数の順調な伸びが2011年の目標達成に貢献するとの予
想を示した。
9日に決算発表を控えるPSAブジョー・シトロエン
鉄鋼メーカー、アルセロールミタル
復するとの見通しを示したことが好感された。
<ユーロ圏債券> 欧州中央銀行(ECB)の資金供給を受け、期間が短めの独連邦債
利回りが上昇し、2・10年債の利回り格差は縮小した。
ECBは1週間物および1カ月物オペを通じ金融機関に対し総額2180億ユーロの資
金を供給したが、償還額のほうが大きかったため、全体では660億ユーロの吸収となっ
た。
コメルツバンクのストラテジスト、クリストフ・リーゲル氏は、短めの債券の動きが不
安定となり、直近でみられた2・10年物利回り拡大の動きは後退したと述べた。
独連邦2年債利回り
%。同10年債利回りは3.251%で横ばい。2・10年債の利回り格差は182bp
に縮小した。
資金供給オペの結果について、あるディーラーは、失望を誘う内容ではあったものの、
流動性に問題はないと指摘。ユーロ翌日物無担保金利加重平均(EONIA)
ECBの政策金利1%を依然下回っているとした。
独連邦債先物
10年物のポルトガル国債と独連邦債の利回り格差は399bp近辺に拡大。ポルトガ
ルは35億ユーロの2016年債をミッドスワップに360bp上乗せした水準で売却し
た。アナリストは、流通市場での動きが今後の周辺国債の市場心理を占う上でカギになる
とみている。
[東京 9日 ロイター]