1502GMT 15日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
16日終値 前営業日終値
株 FT100 6085.27(+48.19) 6037.08
クセトラDAX 7414.30(+14.26) 7400.04
金 現物午後値決め 1371.25 1372.75
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(3月限) 98.880 (+0.015) 0.572(0.586)
独連邦債2年物 1.366(1.411)
独連邦債10年物(3月限) 123.20 (+0.52) 3.240(3.283)
独連邦債30年物 3.721(3.775)
------------------------------------------------------------------------------
<為替> ドルが幅広い通貨に対して上昇している。この日発表された1月の米住宅着
工件数は4カ月ぶりの高水準となったほか、1月の卸売物価指数(PPI)の総合指数は
前月比0.8%上昇と市場予想に一致し、米国債価格を圧迫した。
これを受け米ドルは対円
いる。
<株式> ロンドン株式市場は反発して終了した。前日の英バークレイズ
この日発表された仏ソシエテ・ジェネラル
銀行決算に対する期待が高まり、銀行株が上昇を主導した。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は48.19ポイント(0.80%)高の
6085.27で引けた。
この日はイングランド銀行(英中央銀行、BOE)が四半期インフレ報告を公表し、緩
やかな利上げの可能性を示唆。これを受けたキング英中銀総裁の発言についてGFTグロ
ーバルのデビッド・モリソン氏は「キング総裁のコメントは、一部の予想ほどタカ派的で
はなかった。これが、FT100種指数の6000台維持の支援要因となっている」と述
べた。
銀行株では、HSBC
(RBS)
保険株も買われ、レゾリューション
一方、鉱山・エネルギー関連株は下落。英豪資源大手BHPビリトン
タロー・オイル
欧州株式市場は、FTSEユーロファースト300種指数が3営業日連続で2年5カ月
ぶり高値を更新して引けた。仏ソシエテ・ジェネラル
の好決算が追い風となった。
ソシエテ・ジェネラルは4.9%急伸。ハイネケンは3.1%上昇した。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>終値は6.08ポイント(0.52%)
高の1186.13。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は31.46ポイント(1.04%)高
の3061.92。
市場予測を下回る決算を発表した独ダイムラー
る2010年配当を発表し、今年に関して明るい業績見通しを示したが、投資家の懸念を
払拭(ふっしょく)するには至らなかった。
またこの日公表されたイングランド銀行(英中銀)のインフレ報告は、株式市場には概
ね支援材料と受け止められているもよう。
一方、決算とともに、M&A(合併・買収)に関するニュースも材料視された。
仏サノフィ・アベンティス
ジェンザイム
段階にある治療薬の成果に応じた支払いを行う。
スペインの石油大手CEPSA
仏トタル
なった。
半面、スイスの化学大手クラリアント
が出ている。
<ユーロ圏債券> 独連邦債が上昇。英インフレ報告が予想外にハト派的な内容となり、
ユーロ圏の早期利上げ観測が後退するなか、英国債の上げにつられる格好となった。
キング英中銀総裁は、市場で一部先走って利上げを見込む向きがいると指摘した。
モニュメント・セキュリティーズのストラテジスト、マーク・オストワルト氏は「英中
銀がもし利上げに対して一段と前向きな姿勢を示していたら、欧州中央銀行(ECB)が
通常よりもさらにタカ派的となる可能性が生まれていたかもしれない」と語った。
独連邦債先物
独連邦債2年物
過去数週間、ユーロ圏インフレをめぐる懸念から上昇が続いていた。
インフレ報告を受け、英国債の動きが独連邦債を上回り、10年物の両国債の利回り格
差
この日行われた33億7000万ユーロの独連邦10年債入札は、投資家からの需要に
改善がみられ、相場を支援したという。
独連邦債10年物
ポルトガル政府は、4月と6月に償還を迎える国債のうち、2億1500万ユーロ
(2億9030万ドル)を買い戻した。 買い戻された国債は両月に償還を迎える国債
95億ユーロの一部。買い戻しは政府の債務返済能力をめぐる懸念を緩和するために実施
された。
[東京 17日 ロイター]