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再送:欧州市場サマリー(18日)

発行済 2011-03-01 19:44

             1541GMT 17日終盤

ユーロ/ドル    1.3628 1.3601

ドル/円    83.380 83.320

ユーロ/円 113.63 113.33

            18日終値   前営業日終値

株 FT100  6082.99(‐ 4.39) 6087.38

  クセトラDAX   7426.81(+21.30) 7405.51

金 現物午後値決め 1383.50    1379.00

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(3月限)  98.885 (+0.005)  0.541(0.557)

独連邦債2年物 1.388(1.322)

独連邦債10年物(3月限) 123.28 (‐0.47) 3.238(3.177)

独連邦債30年物   3.716(3.672)

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 <為替> ユーロが全般的に上昇。欧州中央銀行(ECB)の利上げ観測が背景。

 ただ、テクニカル要因やソブリン債をめぐる懸念により、ユーロの上値は抑えられると

みられている。

 ビーニ・スマギECB専務理事が、ECBはインフレ対処に向け必要なら利上げの用意

があると発言したことを伝えるブルームバーグの報道がユーロを押し上げたと、トレーダ

ーが指摘した。

 豪ドルは、中国人民銀行(中央銀行)が今年2度目の預金準備率引き上げを発

表したことを嫌気し、一時1.0088ドルの安値に下落した。

 

 <株式> ロンドン株式市場は反落。中国人民銀行(中央銀行)の預金準備率引き上げ

に圧迫され、鉱山株が下落した。一方、ディフェンシブ銘柄への選好が強まった。

 FT100種総合株価指数<.FTSE>は4.39ポイント(0.07%)安の

6082.99。週足では0.3%上昇した。週間ベースでの上昇は3週連続となった。

 中国人民銀行は18日、インフレに対処するため、預金準備率を50ベーシスポイント

(bp)引き上げると発表、24日付で実施する方針を示した。引き上げは今年2度目。

これにより、大手行の準備率は過去最高の19.5%となった。

 鉱山株<.FTNMX1770>は1.7%下落。リオ・ティントは2.3%、BHPビリ

トンは2.2%、それぞれ値を下げた。

 銀行株<.FTNMX8350>も売り圧力にさらされ1.1%安。ただ、バークレイズ

どの底堅い決算で週足では2.3%高となった。 

 ディフェンシブ銘柄への買いが膨らんだ。インペリアル・タバコ、ブリティッ

シュ・アメリカン・タバコ、ユニリーバは1―3.5%高。

 欧州株式市場はほぼ横ばいで引けた。中国が再び預金準備率を引き上げたことを嫌気し、

鉱山株が売られた。

 また欧州中央銀行(ECB)のビーニ・スマギ専務理事が、通信社ブルームバーグとの

インタビューで、インフレ圧力とインフレ期待に対処するため、ECBは必要ならば利上

げを行う用意があるとの考えをあらためて表明したことも相場の足を引っ張った。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>終値は0.17ポイント(0.01%)

安の1187.03。

 FTSEユーロファースト300種指数は5日連続で2年5カ月ぶりの高値圏にあり、

調整が近いとの見方も出ている。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は3.46ポイント(0.11%)高の

3068.00。

 スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)のチーフストラテジスト(欧州担当)、ロ

バート・クイン氏は「市場は早期の利上げを見込んでいる」と指摘。「予想より早い段階

での利上げに関するうわさは、すべて市場の重しとなるだろう」と述べた。 

 鉱山株が売られ、アングロ・アメリカンは2%下落。STOXX欧州600資

源株指数<.SXPP>は1.3%安で終了した。

 BHPビリトン、リオ・ティントもともに2%超値下がりした。

 半面、セメントメーカーはしっかり。スイスのホルシム、仏ラファルジュ

はともに3%超急伸した。

 アングロ・アメリカンはこの日、建築資材などを扱う傘下のターマック売却を断念し、

ラファルジュと合弁会社を設立することで合意したことを明らかにした。またラファルジ

ュが債務削減計画を明らかにするとともに、2011年の需要について、明るい見通しを

示したことも追い風となった。

 

 <ユーロ圏債券> 5年物のポルトガル国債利回りが低下。トレーダーによると、欧州

中央銀行(ECB)が期間が短めのポルトガル国債を購入したもよう。

 債務危機収束に向けた欧州の包括的パッケージが来月終盤まで合意を見ないとの見方か

ら、ポルトガルが支援要請を余儀なくされる可能性があるとの懸念が強まり、ポルトガル

国債の利回りは上昇し、5年物利回りは一時ユーロ導入以降の最高水準に達

した。

 ECBはこれを受け同国債の買い入れを実施し、同5年物利回りは7.13%付近まで

低下した、とトレーダーは指摘した。 

 10年物の独連邦債とポルトガル国債の利回り格差は約3

ベーシスポイント(bp)縮小し、426bpとなった。一時は438bpまで拡大して

いた。

 他の周辺国債もポルトガル国債の動きに追随した。 

 ビーニ・スマギECB専務理事がブルームバーグとのインタビューで、インフレ圧力と

インフレ期待に対処するため、ECBは必要ならば利上げを行う用意があるとの考えを示

したことは、独連邦債利回りを押し上げた。

 独連邦債先物は一時約75ティック下落した後、66ティック安の

123.09で清算。 

 独連邦債2年物利回りは、ビーニ・スマギ専務理事のコメントを受け、約

10bp上昇の1.419%。

 同10年物利回りは最大9bp上昇し3.266%となった。

                           [東京 19日 ロイター]

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