1434GMT 22日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
23日終値 前営業日終値
株 FT100 5923.53(‐ 73.23) 5996.76
クセトラDAX 7194.60(‐123.75) 7318.35
金 現物午後値決め 1409.25 1401.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(3月限) 98.830 (+0.005) 0.514(0.517)
独連邦債2年物 1.454(1.431)
独連邦債10年物(3月限) 124.21 (+0.08) 3.131(3.147)
独連邦債30年物 3.605(3.615)
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<為替> 売られていたユーロとポンドが上昇。ユーロ圏、英国が米国に先行して利
上げに踏み切るとの見方が追い風となっており、目先も上昇基調が続くとみられている。
序盤の取引で、ユーロ/ドル
ポンドは対ドル
ルまで買われた。
一方、ユーロは対ポンド
ングランド銀行(英中央銀行)が欧州中央銀行(ECB)よりも早い時期に利上げすると
の見方を織り込んでいる。
<株式> ロンドン株式市場は続落。リビア情勢が緊迫し、中東・北アフリカへ混乱が
波及する懸念が高まっている。
エネルギー株<.FTNMX0530>や鉱山株<.FTNMX1770>の下げが目立った。原油価格が数年ぶ
りの高値に上昇していることから、市場参加者の間では中東・北アフリカの混乱により景
気回復が頓挫する可能性があるとの見方が出ている。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は終値ベースで3週間超ぶりの安値となった。
同指数は5915.52まで下落し、テクニカル上の支持線となる5920を一時割り
込んだ。
米パソコン大手ヒューレット・パッカード
を下方修正したことからハイテク株も大きく売られた。ARM
STOXX欧州600ハイテク株指数<.SX8P>は1.8%安となった。
欧州株式市場はFTSEユーロファースト300種指数が3営業日続落し、3週間超ぶ
りの安値で引けた。リビアの反政府デモが長引くとの懸念を背景に、原油価格の上昇が世
界経済回復の腰を折りかねないとの見方が重しとなった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>終値は12.56ポイント(1.08
%)安の1152.04。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は28.41ポイント(0.95%)安
の2954.92。
リビア情勢緊迫化への懸念から、北海ブレント先物
110ドルを上抜けた。
オーストリア石油・ガス大手OMV
が急減しており、完全閉鎖の可能性も排除できないと明らかにした。
リビアで事業を展開する他の石油企業も売られ、伊ENI
ソル
トレーダーによると、原油高を嫌気し自動車・航空株も売られた。独ポルシェ
ハンザ
また株売りと呼応して、投資家の不安心理を示すVDAX─NEWボラティリティ指
数<.V1XI>は6週間ぶり高水準を付けた。
半面、好決算が追い風となり、 タバコ大手のスウィーデッシュ・マッチ
ティクシス
また、24日に決算発表を控えたクレディ・アグリコル
<ユーロ圏債券> 続落。リビアでの混乱継続を背景に安全資産買いが進むなか、期
間が長めの独連邦債が上値を伸ばす展開となった。一方、金利上昇観測が圧迫要因となり、
期間が短めの独連邦債はさえなかった。
この日行われた独連邦2年債入札は、欧州中央銀行(ECB)当局者による最近のタカ
派発言で利回りが上昇していたことを受け、投資家からの引き合いが良好となった。
ただ、好調な入札にもかかわらず、同2年債の動きはさえず、2・10年債の利回り格
差
カ月ぶり低水準となった。
ブロックスハム・ストックブローカーズの首席エコノミスト、アラン・マケード氏は、
ECBが早期利上げ観測にどう対応するかがカギになると指摘。「それを見極めるには3
月初めのECB理事会まで待つことなり、それまでイールドカーブはフラット化の動きが
続くだろう」と述べた。
独連邦債先物
独連邦債10年物
独連邦債2年物
[東京 24日 ロイター]