1442GMT 23日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
24日終値 前営業日終値
株 FT100 5919.98(‐3.55) 5923.53
クセトラDAX 7130.50(‐64.10) 7194.60
金 現物午後値決め 1411.50 1409.25
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(3月限) 98.840 (+0.010) 0.521(0.514)
独連邦債2年物 1.552(1.454)
独連邦債10年物(3月限) 124.32 (+0.04) 3.137(3.131)
独連邦債30年物 3.602(3.605)
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<為替> ドルが全面安。リビアの反政府デモがサウジアラビアなど他の主要産油国に
波及することへの懸念から原油価格が高騰しており、ドルは今後さらに下げを拡大すると
みられる。
一方、安全資産とされるスイスフランは逃避買いに支援され、対ドルで過去最高値を更
新した。
ユーロも対スイスフランで下落。一時1月13日以来の安値となる1.2706スイス
フランをつけた。
<株式> ロンドン株式市場は、中東・北アフリカ情勢の緊迫化を背景に小幅続落して
引けた。
一方、原油高に加え、英BP
エネルギー株が買われた。
FT100種総合株価指数<.FTSE>終値は3.55ポイント(0.06%)安の
5919.98。
タロー・オイル
BPのインド部門トップは、リライアンス・インダストリーズ
得した23のガス・原油鉱区における推定ガス埋蔵量が15兆立方フィートに上ると述べ、
それを上回る可能性もあるとの見方を示したことが追い風となった。
BPのニュースを好感し、ケアン・エネジー
ンタ・リソーシズ
数株売却を試みている。
半面、リスクに敏感な銀行株が売られた。さえない決算を嫌気し、ロイヤル・バンク・
オブ・スコットランド(RBS)
通年決算を発表したインペリアル・タバコ
輸送関連部品製造のGKN
グループは同社の投資判断を「バイ」から「ホールド」に引き下げた。
好決算を発表したアウトソーシング会社のキャピタ
欧州株式市場は、FTSEユーロファースト300種指数が4日続落。週間では約8カ
月ぶりの大幅な下げとなる見通し。リビア情勢を受け原油価格が引き続き高値圏で推移す
るなか、インフレや経済成長をめぐる懸念が広がっている。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は6.43ポイント(0.56%)安
の1145.61。終値としては1月31日以来の安値。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は5.79ポイント(0.20%)安の
2949.13。
産油国リビアでの政情不安を背景とした供給懸念から、北海ブレント先物
2008年8月以来の高値に急上昇。これを受け、インフレ率が高進するなか、原材料価
格高が企業の利益率を一段と押し下げるとの懸念が強まった。
米週間石油統計で、原油在庫が予想を下回る増加にとどまったことも、原油価格を押し
上げる要因となった。
原油高を嫌気し、独ルフトハンザ航空
ンソリデーテッド・エアラインズ・グループ
半面、中東の原油供給不安を原油高が相殺し、エネルギー株は下げの一部を取り戻した。
トタル
%上昇した。
独アリアンツ
た。
<ユーロ圏債券> 独連邦債が一段高。中東情勢緊迫が続く中、安全資産として独連邦
債がこの日も買い進まれた。
ただ、北海ブレント先物4月限
119.79ドルから114.37ドルに押し戻されたことを受け、独連邦債も上げ幅を
削った。
独連邦債先物
独連邦債10年物利回り
3.133%。同2年物利回り
投資家が最近の長短利回り格差縮小を一部巻き戻したことから、独連邦債2年物がアウ
トパフォームした。ただ、2・10年物の利回り格差は依然として170bp前後と、
11月以来のタイトな水準にある。
ユーロ圏の危機対策をめぐる懸念が解消される兆しがみえないことから、周辺国国債の
利回りは軒並み上昇した。
政権交代が予想される議会選挙を控えたアイルランド国債の下げが最もきつく、10年
債の対独連邦債利回りスプレッド
旬以来の水準となった。
またポルトガル国債の対独連邦債利回りスプレッド
11月下旬以来の水準にワイド化した。
ドイツ政府報道官は23日、連立与党議員が承認した「欧州安定メカニズム(ESM)」
による国債買い入れを排除するよう求める決議案について、政府で支持されていること
を明らかにした。
[東京 25日 ロイター]