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欧州市場サマリー(4日)

発行済 2011-04-05 03:36

             1259GMT 1日終盤

ユーロ/ドル    1.4238 1.4228

ドル/円    84.010 84.040

ユーロ/円 119.63 119.62

             4日終値   前営業日終値

株 FT100 6016.98(+7.06) 6009.92

  クセトラDAX     7175.33(‐4.48) 7179.81

金 現物午後値決め 1435.50 1418.00  

           

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(6月限)  98.490 (+0.015)  0.638(0.701)

独連邦債2年物 1.826(1.831)

独連邦債10年物(6月限) 121.20 (+0.20) 3.364(3.374)

独連邦債30年物   3.837(3.851)

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 <為替> ユーロが円・ドルに対しそれぞれ11カ月、5カ月ぶり高値水準から押し戻

されている。市場はすでにユーロ圏の利上げを織り込んでいる。

 ユーロ/ドルは上昇後、2010年11月につけた高値水準である

約1.4281ドルの抵抗線に阻まれ失速し、直近では0.1%高の1.4238ドル。

 ユーロ/円は一時、2010年5月以来初めて120円の水準を上抜けたが、

その後押し戻され、前週末1日の取引終盤からは0.1%安となる119.55ドルで推

移している。

 <株式> ロンドン株式市場は商品関連株に買いが入り小幅続伸した。ただ商いは薄く、

市場では上昇相場がこの先も続くか懐疑的な見方が出ている。

 堅調な米雇用統計を受け前週1日は6週間ぶり高値をつけていた。

 ただ取引は薄く、売買高は90日平均の80%にとどまった。商いは3月を通して低調

だったことから、このところの上昇相場がぜい弱である可能性があるとの指摘も出ている。

 HSBCウェルス・オポテュニティ・ファンドのマネジャー、チャールズ・モリス氏は

「株価上昇に伴い売買高が減少している場合の価格形成は、信頼できるものではない」と

述べた。 

 業績期待から鉱山関連株に買いが入った。金価格上昇を受けフレスニロ

2.9%高で引けた。

 また、発電機レンタルのアグレコは5.3%高。震災を受けた日本にガス発電

機とディーゼル発電機を供給する態勢を整えていることから買われた。

 一方、欧米で利上げ観測が高まるなか銀行株は売られた。ポルトガルとアイルランドの

債務問題も銀行株の売り圧力となった。

 欧州株式市場は小幅高。指数は3週間ぶり高値で引けた。企業の合併・買収(M&A)

動向が材料となった。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は0.46ポイント(0.04%)高

の1141.86。今年3月9日以来の高値。ただ出来高は90日平均の8割程度にとど

まった。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は7.08ポイント(0.24%)安の

2955.84。

 日本の福島原発事故や中東情勢、欧州中央銀行(ECB)の利上げ観測、前週末の底堅

い米雇用統計などをにらみながらの展開となった。

 あるトレーダーは、企業のM&A動向が市場心理を明るくしている、とした上で、「今

後もM&Aの流れは強まるとみられ、そうした見通しが一因となって、相場は依然高めの

水準で推移している」と述べた。

 ベルギーの化学・プラスチックメーカーのソルベイは、フランスのライバル

社であるローディアに対し、34億ユーロ(48億ドル)で買収を提示した。こ

れにより、ソルベイは新興国市場での事業拡大を目指す。同社は過去1年にわたり買収先

を求めていた。

 ローディアは48%急騰。ソルベイは2.3%高。STOXX欧州600化学株指数

<.SX4P>は1.2%高。

 こうしたなか、仏メディア企業ビベンディは、英携帯電話大手ボーダフォン・

グループが保有する仏第2位の通信会社SFRの株式44%を、

現金77億5000万ユーロで取得することで合意したと明らかにした。

 ボーダフォンは0.1%安、ビベンディは0.6%高。

 モルガン・スタンレーが実施した調査によると、欧州の銀行が今年400億ユー

ロ以上(570億ドル)を調達すると多くの投資家は予想している。さらに、6月実施予

定の欧州の銀行ストレステスト(健全性審査)を通過しない銀行は10行以下とみられて

いる。

 欧州銀行に対する投資家の見方はおおむねポジティブで、調査対象の47%が欧州銀行

株指数が年末までに5─15%上昇すると予想。また、7%が15%超の上昇を予想した。

 STOXX欧州銀行株指数<.SX7P>は0.7%安。保険株指数<.SXIP>は1.1%安。

 

 <ユーロ圏債券> 独連邦債がほぼ変わらず。ただ、欧州中央銀行(ECB)が今週の

理事会後で、インフレに対するタカ派的なトーンを維持すれば、利回りは再び上昇基調に

転じるとみられている。

 また、ECBが予想よりも弱気な姿勢を取っていると判断された場合にも、利回りの一

段の上昇が見込まれている。

 ECBは7日の理事会で25ベーシスポイント(bp)利上げすると見方が大勢。さら

に市場では、今後1年で金利は約100bp上昇するとの見方も織り込まれている。

 ソシエテ・ジェネラルのエコノミスト、ジェイムズ・ニクソン氏は「1年という時間軸

でECBが100bp利上げすれば、独連邦債10年物(利回り)は30bp上昇し

3.7%近辺となるだろう。仮にECBが予想ほど積極的に動かなければ、インフレが適

切に抑制されていないとの懸念が高まり、利回りは恐らく4%に迫るか4%を超えること

になると考える」と述べた。

 同氏はまた、独連邦債2年物利回りは同じシナリオの下、今後1年で80─100bp

上昇するとの見通しを示した。 

 独連邦債先物6月限は11ティック高の121.10。

 独連邦債2年債利回りは1bp弱低下し1.818%、同10年債利回り

は1bp低下し3.370%。

 トレーダーによると、ECB理事会を控え、商いは薄かった。

 ポルトガル国債10年物利回りは上昇し、8.87%を超えた。フィッ

チは1日、ポルトガルの長期外貨建て・自国通貨建て発行体格付けを、従来の「Aマイナ

ス」から3段階引き下げ「BBBマイナス」とし、今後数カ月で一段の格下げの可能性が

あることを示唆した。

 ポルトガルは1日に実施した短期国債の特別入札で16億ユーロを調達したものの、市

場では、ポルトガルが国際支援の要請を余儀なくされるとの見方が大勢となっている。

                           [東京 5日 ロイター]

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