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欧州市場サマリー(6日)

発行済 2011-04-07 04:12

             1247GMT 5日終盤

ユーロ/ドル    1.4289 1.4220

ドル/円    85.250 84.890

ユーロ/円 121.86 120.75

             6日終値   前営業日終値

株 FT100 6041.13(+34.07) 6007.06

  クセトラDAX     7215.11(+39.80) 7175.31

金 現物午後値決め 1461.50 1433.50  

           

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(6月限)  98.475 (‐0.005)  0.655(0.646)

独連邦債2年物 1.851(1.841)

独連邦債10年物(6月限) 120.52 (‐0.41) 3.437(3.390)

独連邦債30年物   3.944(3.872)

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 <為替> 欧州中央銀行(ECB)理事会を翌日に控え、ユーロが対ドルで上昇し、

1年強ぶり高値をつけた。

 一方、円は下落し、対ユーロで11カ月ぶり安値、対ドルで6カ月ぶり安値で推移。

「他中銀が金融引き締めを模索するなか、日銀は緩和政策を継続する公算が大きく、世界

的なキャリー取引の復活を円が主導する」(ブラウン・ブラザーズ・ハリマンのレーナ・

コミレバ氏)との思惑がある。 

 <株式> ロンドン株式市場は反発。ポルトガル国債入札を手がかりに銀行株の買いが

優勢となり、株価は7週間ぶり高値で引けた。また、小売株ではマークス&スペンサー

が予想を上回る売上高を背景に上昇した。

 FT100種総合株価指数<.FTSE>は34.07ポイント(0.57%)高の

6041.13。終値としては2月18日以来の高値。

 ロイズ・バンキング・グループが3.9%高と、銀行株の上昇を主導した。ト

レーダーは、同行の事業分割をめぐる独立銀行委員会(ICB)からの要請を回避できる

との期待が広がっていることを指摘した。

 ポルトガルはこの日実施した6・12カ月物Tビル入札で、約10億ユーロを調達。暫

定政権にとっては一時的な猶予が生まれた。しかし、両Tビルの平均落札利回りは3月に

実施した前回入札から大幅に上昇した。

 マークス&スペンサーは6%高。競合のネクストも3.2%上昇した。

 

 欧州株式市場は上昇。ポルトガルが国債入札をこなしたことなどを受け、このところ軟

調だった銀行株に買いが入った。

 ポルトガルは6日に実施した国債入札で10億ユーロを調達、予定額すべてが消化され

たことで、安心感が広がった。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は3.30ポイント(0.29%)高

の1147.24で終了。3月上旬以降初めて、50日移動平均を上回る水準で引けた。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は20.52ポイント(0.70%)高

の2971.48。

 ECB理事会を前に銀行株が上昇した。ECBは7日の理事会で政策金利を25ベーシ

スポイント(bp)引き上げると予想されている。

 マンダリン・ジェスチョンのマーク・ルノー社長は「非常に低い金利がしばらく続いて

おり、現時点での引き上げは正常な環境に戻ることを意味するため、好材料になる」と語

った。

 スペインの銀行BBVAは3.2%高、英HSBCは2%高。ソシ

エテ・ジェネラルも2.8%上昇した。

 

 <ユーロ圏債券> アイルランド国債主導で周辺国国債が上昇した。欧州中央銀行

(ECB)の理事会を翌日に控え、ショートカバーの動きが出た。

 アイルランド国債10年物利回りは一時0.50%ポイント低下の9.399%をつけ

た。ストレステスト(健全性審査)の結果発表を受けて、銀行セクターに対する懸念が後

退しており、アイルランド国債は今週に入り、利回りが低下している。

 あるトレーダーは「昨年以降あたりから、市場にはかなりのショートポジションが積み

上がっていた。地合いのシフトなのか、売り一服なのか判断するのは時期尚早だ」と指摘。

「過去数カ月は文字通り、買い手はゼロだったので、一部が買いを入れただけで、すぐに

買いが集まった」と述べた。

 また市場関係者からは、利上げが予想されているECBの政策決定会合を控え、投資家

の間でショートポジションを抱えておくことに警戒感が広がった、との指摘も聞かれた。

 アイルランド国債が他の周辺国国債を支援した。ポルトガル国債10年物利回り

は、当初9.096%に上昇していたが、その後持ち直し24ベーシスポ

イント(bp)低下の8.76%。ポルトガル国債利回りは、野党による緊縮財政案否決

に伴う政局の混乱で過去11営業日は上昇していた。2年物利回りは23bp低下の

9.15%。

 ただ、支援要請をせざるを得ないとの見方が高まる中、アナリストはポルトガル国債の

利回り低下は長続きしない公算が大きい、と指摘している。

 ポルトガルはこの日、合計10億0500万ユーロ(14億3000万ドル)の12カ

月物および6カ月物Tビルを発行した。

 予定額すべてを無事に消化したが、平均落札利回りは前回から大幅上昇し、12カ月物

の平均利回りは5.902%(前回4.331%)、6カ月物は5.117%

(同2.984%)となった。

 ユーロ誕生以降の最高水準で利回りが推移するなか、入札では一部の投資家から安値拾

いの買いも入ったが、この水準での資金調達は持続不可能であり、短期的な措置にすぎな

い、とみられている。 

 半面、独連邦債は軟調。独連邦債先物は31ティック低下の120.62。

 独連邦債10年物利回りは3.3bp上昇の3.430%、2年物利回

は0.8bp上昇の1.849%。

                           [東京 7日 ロイター]

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