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欧州市場サマリー(18日)

発行済 2011-04-19 03:52

             1330GMT   15日終盤

ユーロ/ドル    1.4307 1.4429

ドル/円    82.580 83.110

ユーロ/円 118.15 119.93

 

             18日終値   前営業日終値

株 FT100    5870.08(‐125.93) 5996.01

  クセトラDAX      7026.85(‐151.44) 7178.29

 

金 現物午後値決め    1493.00      1476.75           

 

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(6月限)  98.465 (+0.020)  0.728(0.793)

独連邦債2年物 1.742(1.861)

独連邦債10年物(6月限) 122.46 (+1.26) 3.241(3.384)

独連邦債30年物   3.758(3.872)

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 <為替> ギリシャ債務再編やポルトガル救済に絡む不透明性を背景に、ユーロが全面

安となっている。

 ただ、格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が、米国の信用格付け見

通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げたことを受け、対ドルでの下げ幅は縮小

している。

 

 <株式> ロンドン株式市場は急反落。スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)に

よる米格付け見通し引き下げが嫌気された。ただ一部の投資家は、これが一段の著しいリ

スク回避姿勢の高まりにつがなる可能性については、懐疑的な見方を示している。

 FT100種総合株価指数<.FTSE>終値は125.93ポイント(2.10%)安の

5870.08で、3月23日以来の安値となった。

 FT100種のボラティリティー・インデックス<.VFTSE>は26%近く上昇し、1日の

上昇率としては2009年11月以来の大きさとなった。 

 S&Pによる米格付け見通し引き下げは、ギリシャの債務再編の可能性をめぐる懸念に

すでに圧迫されていた市場にとって一段の重しとなった。

 また17日投開票のフィンランド議会選挙で躍進した反欧州連合(EU)を掲げる愛国

主義政党「真のフィンランド人」の党首が、ポルトガル支援策が変更されるとの見方を示

したことも地合いを一段と悪化させた。

 銀行株は軟調で、バークレイズは3.6%下落。

 保険のレゾリューションは4.8%急落。UBSは同社の投資判断を「バイ」

から「 ニュートラル」に引き下げた。

 また中国の預金準備率引き上げを受け、鉱山株はインフレ懸念に圧迫された。

 

 欧州株式市場は続落。スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)による米格付け見通

しの引き下げを受け、FTSEユーロファースト300種指数は終値としては3月23日

以来約3週間ぶりの安値をつけた。

 とりわけ、米株式にエクスポージャーの大きい保険株の売りが優勢となった。ただ、ス

トラテジストの間からは、米格付け見通し引き下げに伴う影響は恐らく短期的になるとの

声が聞かれた。 

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は19.30ポイント(1.71%)

安の1112.42。1日の下げとしては1カ月超ぶりの大きさとなった。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は71.09ポイント(2.44%)安

の2847.96。

 S&Pはこの日、米国の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げた。

議会が財政赤字削減策で合意できない恐れがあることが理由としている。

 STOXX欧州600保険株指数<.SXIP>は3.4%安。アリアンツ、アヴィ

ヴァ、アクサ、ジェネラーリは4─5.7%下落した。

 欧州のソブリン債も注目された。ギリシャが早ければ夏ごろに債務再編を余儀なくされ

る可能性があるとの観測が強まるなか、ユーロやユーロ圏周辺国債券はそろって下落した。

 ポルトガル支援をめぐる不透明性も高まっている。17日投開票されたフィンランド議

会選挙で反欧州連合(EU)・反ユーロの政党「真のフィンランド人」が躍進。同党はポ

ルトガルの支援計画は変更されるとの見方を示している。

 スイスの医療器具メーカー、シンセスは逆行高。米ジョンソン・エンド・ジ

ョンソン(J&J)による買収に向け協議していることを明らかにし、5.6%

上昇した。

 

 <ユーロ圏債券> 格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が米国の格

付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げたことを受け、独連邦債価格が3

週間ぶり高値に上昇した。

 ギリシャが近く債務再編に踏み切るとの憶測がくすぶり続けるなか、独連邦債価格は今

後も上昇を続けると予想されている。 

 S&Pによる米国格付け見通し引き下げを受け、英国債価格も上昇した。独連邦債

と米10年債との利回り格差は17ベーシスポイント(bp)

と1週間ぶりの水準に拡大。ただ、一部市場関係者からは 米格付けの引き下げは近い将

来には実施されないとの見通しから、利回り格差拡大は一時的な動きにとどまるとの見方

も出ている。

 独連邦債先物6月限清算値は1.25ポイント上昇の122.45となり、

3月24日以来の高水準をつけた。

 周辺国国債では、ギリシャが今夏には債務再編に踏み切るとの独政府筋の発言が伝わっ

たことで、財政状態が悪化している国の国債が売られた。

 スペイン国債10年物利回りは14bp上昇の5.57%、イタリア国

債10年物利回りは5bp上昇の4.88%となった。

 ギリシャ国債10年物利回りは57bp上昇の14.65%。独連邦債

との利回り格差は71bp拡大の1141bpとなった。

 ポルトガル国債10年物との利回り格差は、ユーロ誕生以来初めて

600bpを超えた。17日投開票のフィンランド議会選挙で反ユーロを掲げる「真の

フィンランド人」党が躍進したことを受け、欧州連合(EU)によるポルトガル支援計画

に対する不透明感が高まっている。

    

                          [東京 19日 ロイター]

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