1325GMT 25日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
26日終値 前営業日終値
株 FT100 6069.36(+51.06) 6018.30
クセトラDAX 7356.51(+61.02) 7295.49
金 現物午後値決め 1497.50 1504.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限) 98.480 (+0.015) 0.807(0.820)
独連邦債2年物 1.744(1.774)
独連邦債10年物(6月限) 122.56 (+0.25) 3.239(3.270)
独連邦債30年物 3.770(3.796)
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<為替> ユーロが対ドルで1年4カ月ぶり高値をつけている。週内に行われる米連邦
公開市場委員会(FOMC)で金融緩和策を維持するスタンスが示されれば、ドルは今後
も弱含みで推移する可能性がある。
<株式> ロンドン株式市場は薄商いの中、反発し、FT100種総合株価指数は終値
で約2カ月ぶり高値をつけた。ARM
欧米企業の好決算で地合いが改善した。
FT100種総合株価指数<.FTSE>終値は2月18日以来の高値で引けた。
商いは薄く、売買高は90日平均の66%だった。英国では復活祭のため25日まで
4連休となっていたが、ウィリアム英王子の結婚式に伴い、29日からの週末はさらに
4日間の休日となる。
シティ・インデックスの市場ストラテジスト、ジョシュア・レイモンド氏は「予想を上
回るスイスのUBS
る好影響が継続している」と指摘した。
27日に四半期決算を発表する半導体設計のARMは3.4%急伸。シティグループは
ARMの目標株価を引き上げた。
IT(情報技術)大手オートノミー
インベステック、カナコード・アダムズの3社はいずれも、オートノミーの目標株価を引
き上げた。
過去3営業日に堅調だった鉱山株<.FTNMX1770>は、米連邦公開市場委員会(FOMC)
を控え、やや弱含んだ。米連邦準備理事会(FRB)の緩和政策が一連の商品(コモディ
ティ)価格を押し上げており、早期引き締めの兆候を見極めようと、FRBのコメントに
注目が集まっている。
石油株はしっかり。ロイヤル・ダッチ・シェル
を発表するBPも0.8%値を上げた。
同様に決算発表を控えたグラクソ・スミスクライン
いずれも1%高。
<欧州株式市場> 4営業日続伸し2週間ぶり高値で引けた。スイスのUBS
などが発表した堅調決算に支援された。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は3.40ポイント(0.30%)高
の1145.96。終値としては4月11日以来の高値となった。出来高は90日平均の
81%と低かった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は19.06ポイント(0.65%)高
の2955.36。
両市場は前日まで復活祭で休場となっていた。
第1・四半期決算の純利益が市場予想を上回ったUBS
決算では、中核のウェルスマネジメント部門の顧客資金流入額がネットで111億スイス
フラン(約115億5000万ドル)と、金融危機が始まって以降で最大の流入を記録
した。
27日に決算発表を控えるクレディ・スイス
米主要株価指数も堅調に推移。ダウとS&P総合500種は、米フォード・モーター
比0.7%高となった。
ドル安となるなか原油価格
BP
りした。
個別銘柄では、イタリアの食品会社、パルマラット
同業のフランスのラクタリスがパルマラットに対し49億ドルでの買収案を提示した。
資源関連株などリスク度の高い銘柄への投資を手仕舞う動きや金属相場の軟調を背景に
一部鉱山株が下落した。アングロ・アメリカン
<ユーロ圏債券> 債務再編の可能性を懸念する見方がくすぶるなか、ギリシャ国債
の利回りが上昇した。一方スペインが実施した短期証券(Tビル)入札は、落札利回りが
前回入札から上昇し、周辺国国債への圧力が強まっていることを示した。
ギリシャや欧州連合(EU)当局者が否定しているにもかかわらず、市場では同国が債
務再編を迫られる可能性は高まっているとの見方が広がっている。
この日公表されたEU統計局のデータによると、ギリシャの2010年の財政赤字の対
国内総生産(GDP)比は10.5%と、09年の15.4%から低下したものの、同国
と欧州委員会の予想(9.6%)を上回った。
ギリシャ国債10年物の利回り
15.57%に、クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)スプレッドは42bp拡
大し1345bpとなった。トレーダーは、同国債の流動性は非常に低いと指摘した。
ポルトガル国債10年物の利回りは19bp上昇し10.14%に、アイルランド10
年債利回りも13bp上昇し10.77%となった。欧州の決算機関LCHクリアネット
がポルトガル国債取引の証拠金をネットポジションの25%から35%に、アイルランド
についても35%から45%に、それぞれ引き上げた。
この日スペインが実施した3カ月と6カ月物のTビル入札は順調だったものの、ユー周
辺国への懸念や金利上昇観測を背景に、落札利回りはともに前回入札からほぼ0.5%ポ
イント上昇した。
スペイン国債10年物の利回りは0.2%bp上昇の5.51%。他の周辺国とは対照
的に小幅な上昇にとどまった。
リスク回避志向を背景にこのところ上昇している独連邦債先物6月限
15ティック高の122.46となった。
独連邦債10年物
[東京 27日 ロイター]