1239GMT 29日終盤
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Dlr/yen
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2日終値 前営業日終値
株 FT100 休場 6069.90
クセトラDAX 7527.64(+13.18) 7514.46
金 現物午後値決め 休場 1535.50
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限) 98.430 (‐0.010) 0.845(0.843)
独連邦債2年物 1.820(1.796)
独連邦債10年物(6月限) 122.84 (‐0.08) 3.247(3.241)
独連邦債30年物 3.724(3.729)
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<為替> ユーロが対ドルで1年5カ月ぶり高値近辺で推移。4月のユーロ圏製造業購
買担当者景気指数(PMI)改定値が速報値から上方修正され、欧州中央銀行(ECB)
のインフレ抑制に向けた追加利上げ観測が強まった。
アルカイダの指導者、ウサマ・ビンラディン容疑者死亡のニュースを受けてドルは一時
的に上昇したものの、トレーダーによると、ドルの下落トレンドを反転させるには至って
いない。
<株式> ロンドン株式市場は、バンクホリデーのため休場。
欧州株式市場は小幅続伸。M&A(合併・買収)関連に加え、イスラム系武装組織
アルカイダのウサマ・ビンラディン容疑者死亡のニュースが相場を支援した。英ロンドン
市場が祝日で休場だったため、商いは薄かった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>終値は0.19ポイント(0.02%)
高の1157.00。8営業日続伸となったが、この日は安値引けとなった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は2.36ポイント(0.08%)安の
3008.89。
独建機メーカーのデマーグ・クレーンズ
好感された。
オランダの食品添加物製造ダニスコ
買収額を66億4000万ドルに引き上げた化学大手デュポン
れるよう促したことが好感された。
予想を上回る好決算を追い風に、ドイツのコメルツ銀行
クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>を押し上げた。DAX指数は0.2%高
で終了し、終値で3年超ぶりの高値をつけた。
半面、スイスのバイオ医薬品メーカー、アクテリオン
が旭化成ファーマ<3407.T>との係争をめぐり、米カリフォルニア州地裁陪審が最大5億4
700万ドルの支払いを命じる評決を下したことについて、控訴も含めて検討する意向を
示したことが嫌気された。
<ユーロ圏債券> 独連邦債が小幅下落。アルカイダ指導者ウサマ・ビンラディン容疑
者の殺害を米国が確認したことを受けて地政学的リスクが低下したと受け止められ、リス
ク選好度が高まった。
ただ、ビンラディン容疑者の死亡は短期的な材料とみられており、3日にはユーロ圏債
務問題に再び関心が戻る可能性が高い。
ノルデアのチーフ債券アナリスト、ニールス・フロム氏は「ビンラディン氏のニュース
でリスク選好度がやや戻り、(独連邦債の)利回りを若干押し上げた」と指摘。その上で
独連邦債にとってはユーロ圏周辺国の状況が依然として主要な材料であり、周辺国国債を
めぐる懸念が再燃すれば、独連邦債が引き続き安全資産として資金の逃避先になるとの
見方を示した。
独連邦債先物
独連邦債2年物利回り
10年物利回り
独2・10年債利回り格差は約144bpと、昨年11月以来の小幅な水準となってい
る。欧州中央銀行(ECB)の追加利上げ観測を背景に、独短期債は引き続き売り圧力に
さらされる見通しだ。
ポルトガルとギリシャの短期債は売り買いが交錯。ギリシャ政府は欧州連合(EU)お
よび国際通貨基金(IMF)から受けている支援について、一段の返済期限延長を望むと
の考えを示した。
スペイン5年債
に5年債入札を実施する。
[東京 3日 ロイター]