1557GMT 2日終盤
Euro/dlr
Dlr/yen
Euro/yen
3日終値 前営業日終値
株 FT100 6082.88(+12.98) 6069.90
クセトラDAX 7500.70(‐26.94) 7527.64
金 現物午後値決め 1540.25 1535.50
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限) 98.425 (‐0.005) 0.826(0.845)
独連邦債2年物 1.869(1.820)
独連邦債10年物(6月限) 122.70 (‐0.12) 3.265(3.247)
独連邦債30年物 3.745(3.724)
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<為替> ドルは対ユーロで約1年5カ月ぶりの安値圏で推移する一方、対スイスフラ
ンでは過去最安値をつけた。米国の低金利が長期化するとの見方が圧迫材料となっている。
ユーロ/ドル
ドルは電子取引システムEBSで、スイスフラン
0.8595スイスフランをつけた。
<株式> ロンドン株式市場は、上昇。米国でのM&A(企業の合併・買収)動向が追
い風となり、医薬品株の買いが優勢となった。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は12.98ポイント(0.21%)高の
6082.88。
ただ、需要懸念が再燃し金属価格が下落するなか、鉱山株が売られ、相場の上値は重か
った。
リオ・ティント
関心を示しているとのうわさが圧迫した。両社からコメントは得られていない。
ジェネリック(後発)医薬品世界最大手、イスラエルのテバ・ファーマシューティカル・
インダストリーズ
収すると発表したことが、医薬品株の買いを誘った。
アストラゼネカ
欧州株式市場は、9営業日ぶりに反落。鉱山・石油株の下げが目立った。ただ、アナ
リストはこの日の下げはテクニカル要因によるもので、相場の上昇トレンドに変化はない
とみている。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は6.19ポイント(0.53%)安
の1150.81。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は8.50ポイント(0.28%)安の
3000.39。
需要をめぐる懸念が再燃し、商品価格が下落するなか、鉱山株のエクストラータ
ドイツ銀行
証プログラムに適用されたとして、米政府が同行と子会社を提訴したことが嫌気された。
ナティクシス・アセット・マネジメントのフランク・ニコラス氏は、この日の下落は短
期的な動向とし、長期的には、企業利収益の伸びにつながる環境は整っているとの見通し
を示した。
<ユーロ圏債券> ギリシャ国債利回りが低下。ただ、債務再編をめぐる懸念は根強く、
売り一服は長くは続かないと見込まれている。一方、ポルトガル国債利回りは、支援条件
をめぐる不透明感から上昇した。
ギリシャ10年債利回りは小幅低下し、対独連邦債利回りスプレッドは30ベーシスポ
イント(bp)縮小の1224bpとなった。
RIAキャピタル・マーケッツのストラテジスト、ニック・スタメンコビッチ氏は「ギ
リシャ国債の利回りに若干の調整が入ったが、相場の基調は引き続きかなりネガティブだ。
ギリシャの債務再編は、遠い先ではなく、むしろ近く行われるのではないかとの懸念が
引き続き市場に存在しているが、われわれは債務再編が実施される可能性は低いとみてい
る」と指摘。
「2013年以降の(ユーロ圏の金融安全網である)欧州安定メカニズム(ESM)常
設を控え、ギリシャの債務再編は同国、および他の欧州連合(EU)諸国にとっても利益
にはならない。そのため最近のギリシャ国債急落は行き過ぎとみており、調整が正当化さ
れる」と述べた。
ポルトガル10年債利回り
り、5bp上昇の10.208%となった。一部では、対ポルトガル支援条件が同国に少
しでも寛大な内容となれば、ユーロ圏主要国の周辺国救済に対する反発が一段と強まると
の指摘も上がっている。
独連邦債の価格は下落。5日開催の欧州中央銀行(ECB)理事会は、向こう数カ月に
追加利上げを行うとの市場の見方を高める内容になる、との見方が背景にある。
先物は18ティック低下の122.64で清算。
10年債利回りは3bp上昇の3.275%、2年債は6bp上昇の1.874%とな
った。これを受け2・10年債利回りスプレッドは141bpに縮小し、2010年10
月初旬以来の水準となった。
[東京 4日 ロイター]