*この記事は7日に配信しました。
1626GMT 5日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
6日終値 前営業日終値
株 FT100 5976.77(+ 56.79) 5919.98
クセトラDAX 7492.25(+115.29) 7376.96
金 現物午後値決め 1486.50 1511.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限) 98.480 (‐0.015) 0.794(0.776)
独連邦債2年物 1.711(1.768)
独連邦債10年物(6月限) 123.87 (+0.80) 3.141(3.219)
独連邦債30年物 3.659(3.738)
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<為替> ドルは円
たことで米国債利回りが上昇、ドル/円は0.4%高の80.49円をつけた。
この日発表された4月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が予想を上回って増加し
た。これを受け米経済の先行き懸念が和らぎ、リスク選好度が上昇、米ドルは豪ドル
<株式> ロンドン株式市場は反発。米雇用統計が予想以上に強い内容となったことで
景気回復をめぐる懸念が和らぎ、鉱山株を中心に買いが入った。
FT100種総合株価指数<.FTSE>終値は56.79ポイント(0.96%)高の
5976.77。節目となる6000を試す展開となった。
この日は米雇用統計で非農業部門雇用者数が11カ月ぶりの大幅増となったことを受け
て市場で楽観的な見方が強まり、原油価格が反発した。
IGインデックスの首席市場ストラテジスト、デービッド・ジョーンズ氏は「景気の回
復具合に関する投資家の見方を示すバロメーターとして原油相場を用いるとすれば、きょ
うは意見の転換が見られた」と述べた。
鉱山株<.FTNMX1770>が上昇し、アングロ・アメリカン
銀行株<.FTNMX8350>にも買いが入り、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RB
S)
か、アイルランドに絡むローン関連損失が下半期に徐々に減少するとの見通しを示した。
BP
欧州株式市場は反発。米雇用統計が予想以上に好ましい内容となり、投資家の間で景気
が確実に改善しているとの見方が強まった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は13.55ポイント(1.20%)
高の1144.91。週間ベースでは1%下落した。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は26.36ポイント(0.90%)高
の2952.90。
この日発表された4月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が11カ月ぶりの大幅増と
なった。とりわけ、民間部門の雇用者数は26万8000人増と、2006年2月以来の
大幅な伸びを示した。
ユーロSTOXX50のボラティリティ指数<.V2TX>は11.4%低下し、投資家のリ
スク選好が高まっていることを示唆した。
トレーダーによると、米雇用統計の発表に先立ちショートポジションをとっていた向き
がショートカバーに動いたことも、株価上昇の一因となった。
個別銘柄では、鉄鋼大手ティッセンクルップ
チール部門のスピンオフ(分離)などを含む100億ユーロ(140億ドル)規模の再編
計画を発表したことが好感された。
ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)
発表した第1・四半期決算は赤字となったものの、中核事業の利益が改善し、アイルラン
ドに絡むローン関連損失が今年下半期には減少し始めるとの見通しを示した。
<ユーロ圏債券> ユーロ圏金融・債券市場では、商品(コモディティ)価格の値下
がりやインフレ期待の低下を背景に、期間が長めの独連邦債価格が上昇した。
欧州中央銀行(ECB)理事会およびトリシェ総裁発言に対する市場の反応は行き過ぎ
との見方が広がるなか、前日拡大していたイールドカーブはこの日フラット化。2・10
年債の利回り格差は約5ベーシスポイント(bp)縮小した。
トリシェ総裁は前日、通常1カ月後の利上げを示唆する「強い警戒」という言葉を用い
ず、6月の利上げ公算は小さいことをほのめかした。一方、複数のECB当局者の間で、
今年の引き締めに向けた姿勢が変化した兆候はみられていない。
RBCキャピタル・マーケッツの金利ストラテジスト、ピーター・シャフリック氏は、
「10年物の独連邦債利回りが3.15%まで低下している状況では、相場上昇の勢いは
薄れつつあり、目先、買い上がる状態が継続するとは考えにくい」と語った。
独連邦債先物
独連邦債10年物
欧州銀行間取引金利(EURIBOR)先物<0#FEI:>は、2011年の各限月がほぼ変
わらずとなる一方、インフレ期待の低下から2012年と13年の各限月は最大6.5b
p上昇した。
[東京 7日 ロイター]