1257GMT 11日終盤
Euro/dlr
Dlr/yen
Euro/yen
12日終値 前営業日終値
株 FT100 5944.96(‐31.04) 5976.00
クセトラDAX 7443.95(‐51.10) 7495.05
金 現物午後値決め 1489.50 1508.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限) 98.480 (‐0.005) 0.877(0.756)
独連邦債2年物 1.804(1.693)
独連邦債10年物(6月限) 123.94 (+0.01) 3.142(3.108)
独連邦債30年物 3.673(3.635)
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<為替> ドル指数が3週間ぶり高水準をつけている。商品価格の下落を背景に、高リ
スク資産を手放す動きが高まっている。
ユーロ/ドル
値をつけた。ユーロ圏周辺国の債務問題をめぐる懸念が重しとなっている。
<株式> ロンドン株式市場は、世界経済の先行き不安から商品関連株が売られ、続落
して終了した。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は31.04ポイント(0.52%)安の
5944.96で取引を終えた。
ただ、この日発表された米国の新規失業保険週間申請件数が減少したことなどを受け、
FT総合指数は4月の安値である5860近辺で底堅く推移した。
中国がこの日、商業銀行の預金準備率を50ベーシスポイント(bp)引き上げると発
表したことを受け、商品価格が下落。鉱山関連株<.FTNMX1770>と石油関連株<.FTNMX0530>
に売りが出た。
一方、ディフェンシブ銘柄は買われ、アストラゼネカ
欧州株式市場はおおむね下落。鉱山・エネルギー株が下げを主導した。
投資家のリスク回避志向の高まりを背景に、ユーロSTOXX50のボラティリティ指
数<.V2TX>は3.8%上昇した。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は8.34ポイント(0.72%)安
の1145.07。一時は1137.26まで売られる場面もあった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は25.38ポイント(0.86%)安
の2917.05。
鉱山株の下げがきつく、STOXX欧州600資源株指数<.SXPP>は2%安。米中経済
の減速や需要減退をめぐる懸念を背景に、銅価格
中国はこの日、経済減速の兆候が見られるにもかかわらず、インフレ抑制に向けて、商
業銀行の預金準備率を50ベーシスポイント(bp)引き上げた。また4月の米小売売上
高は、9カ月ぶりの小幅な伸びにとどまった。
原油価格の下落を背景に、エネルギー株も売られた。STOXX欧州石油ガス指数
<.SXEP>は1.7%下落。BGグループ
さえない米中の経済指標を背景とする景気減速懸念を受けて、リスク資産を手放す動き
が広がっていることに加え、インフレや金融引き締めへの懸念も相場の重しとなっている。
またユーロ圏債務危機をめぐる懸念も依然としてくすぶっている。
STOXX欧州通信株指数<.SXKP>は商いを伴って0.9%下落した。
半面、原油安によるコスト低下への期待が追い風となり、航空株は上昇。エール・フラ
ンスKLM
た。
<ユーロ圏債券> 独連邦債価格が上昇。商品(コモディティ)や株式の値下がりに
伴い、安全とみられる資産を買う動きが広がった。
一方、ギリシャの2年債利回りはユーロ導入以来の最高水準を更新。来週の欧州連合
(EU)会合で同国に対する新たな支援策は発表されないとの観測が強まっている。
ポルトガル国債は上昇。フィンランドの次期首相に就任するカタイネン財務相(国民連
合党首)は、ポルトガル支援への参加で第2党の社会民主党と合意したことを明らかにし、
フィンランドはポルトガル支援に参加する用意があると言明した。
2年物のポルトガル国債
アイルランド、ポルトガル、スペイン国債と独連邦債の利回り格差は縮小した。
エボリューション・セキュリティーズの債券アナリスト、エリザベス・アフセス氏は
「対ポルトガル支援策をめぐりフィンランドが承認する姿勢をみせたことで、ポルトガル
の市場はタイト化した」と述べた。
中国および欧州の成長鈍化をめぐる観測がほぼ終日、商品価格を圧迫。投資家の間で、
株式などリスク資産を売って安全とみられる資産を買う動きが広がった。
独連邦債先物
中としては3月初め以来の高値をつけた。10年物利回り
3.114%。2年債利回り
ショイブレ独財務相はギリシャについて、いかなる新たな支援も明確な条件が伴う必要
があると述べた。2年物のギリシャ国債
導入以来の最高水準をつけた。
[東京 13日 ロイター]